2016年9月28日水曜日

米オバマ大統領の対シリア外交は惨憺たる有様!⇒内乱を終結できず!・・・


USAトゥデイ:シリアでのロシアの作戦に関するオバマ氏の予測は実現しなかった
sputnik日本(2016年09月25日) :http://sptnkne.ws/cpMS

ロシアはシリア危機の解決に失敗するという1年前にオバマ米大統領が行った予測は実現しなかった。USAトゥデイが報じた。

2015年10月、米国大統領は、ロシアのシリアにおける軍事作戦は泥沼化すると見て、モスクワに協力することを拒否した。

しかし、この1年間、シーア派民兵との共同でロシア軍はシリアのアサド大統領軍の地位強化を助け、武装勢力に占拠された領土を奪還させた。親政府軍は連戦連勝、長らくダーイシュ(IS)に抑えられていた古都パルミラほか、ホムス、ダライアを奪還した。 紛争解決に乗り出して1年でロシアは根本的にシリアの状況を変えたという。「ロシアと米国の間により緊密な軍事協力をもたらしうるシリア停戦は、プーチン氏が5年間にわたる紛争をいかに作り変えたかを示している」。

寸評:
オバマ大統領の対シリア外交は惨憺たる有様で、初めから失敗の連続で、此の失敗が現在まで続いている。
そもそも米国がシリア介入したのは!〜、
オバマ大統領の私的な感情(アサド憎し!)で、シリア大統領アサドを排除し「親米・傀儡政権』を打ち立てようとの目論みが失敗し、・・・此れが内戦の引き金となりました。反アサド武装勢《FSA=シリア自由軍(内実はテロ集団)》に支援し武器弾薬、活動資金を提供してアサド政権打倒の手駒にしたが、思うようにアサド大統領を倒すことが出来ず内乱は拡大の一途を辿って仕舞った。
この間、シリア内戦の死者数30万人、難民の数は213万 と言われていますが、・・・正確な数を把握するのは不可能です。
シリアの内乱は!〜、
アサド政府軍、ISIS、FSAの三つ巴の戦いであり、加えて其々の勢力に米国、ロシア、イランなどが介入しており、・・・複雑怪奇で通常の内乱とはおよそかけ離れています。
USAトゥデイですら婉曲的にオバマ大統領の予想は実現しなかった!と、(ロシアと協力を拒否)を非難しているのは、皮肉なものです。


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露米のシリアにおける目標は正反対―専門家
Sputnik日本(2016年09月26日):http://sptnkne.ws/cqfB


ロシアと米国はシリア情勢の政治的解決について妥協に達することはできない。目的が異なっているためだ。ロシアの軍事専門家レオニード・イワシェフ退役大佐が述べた

❝コンセンサスは不可能だ。露米の目標は正反対だ!❞、元大佐が日曜メディアに述べた。

「重要な問題は、誰の条件下で政治的解決のプロセスを始めるかだ。西側の条件はアサド退陣とシリアの政治システム、経済、社会の崩壊であり、それはロシアにとって絶対に利益にならない。一方アサド続投、体制持続というロシアの計画は西側には全く合わない」と専門家。 「中国と働きはじめ、イランとより緊密に働き、エジプトその他中東諸国も加えて、政治的解決を可能にするために他の国家プールを作成するべきだ」とイワシェフ氏。

寸評:
シリアでの露米の目標は正反対!〜、

✦ 西側(米国主導)の条件は、・・・アサド大統領の退陣と、シリアの政治体制、経済、社会を破壊して、米国の傀儡政権を樹立する!・・・

✦ ロシアはアサドの続投を望み、米国の紐付き反政府武装勢力のFSA(シリア自由軍)とISISを壊滅させてシリアの内戦を終結!・・・

USAトゥデイは!〜、
この1年間、シーア派民兵とアサド政府軍の共同でロシア軍は、シリアのアサド大統領軍の地位強化を助け、武装勢力に占拠された領土を奪還させた。
 親政府軍は連戦連勝、長らくダーイシュ(ISIS)に抑えられていた古都パルミラほか、ホムス、ダライアを奪還した。 紛争解決に乗り出して1年でロシアは根本的にシリアの状況を変えたと述べているように、ロシアとアサド大統領の目標は着実に向かって進んでいる。


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米国 シリア軍への空爆に対しアサド大統領に謝罪
Sputnik日本(2016年09月24日):http://sptnkne.ws/cpC9



ラヴロフ外相は、デリゾール地区での空爆に対し米国はシリア大統領に謝罪したかとのジャーナリストの質問に答え「ダー(イエス)、謝罪した」と答えた。

前の土曜日「反ダーイシュ(IS)」有志連合の航空隊は、シリア東部デリゾール近郊のダーイシュ(IS)戦闘員らを包囲していたシリア政府軍部隊を4回にわたり攻撃、その結果、軍人62人が死亡、およそ100人が負傷した。米国防総省は「遺憾の意」を表し「テロリストらが攻撃目標になるはずだった」と弁明した。

寸評:
米軍の空爆でシリア政府軍62人が死亡した件でロシアの呼びかけで国連安保理事国緊急会議が開かれ、席上ロシアと米国の国連大使が激しくやりあった。

 ❝米軍の空爆で先日(月曜日)米国とロシア、シリア政府との間に結ばれた停戦合意の先行き大きな疑問が生じた!❞ とロシアの国連大使のヴィタリー・チュルキンは訴えたが、
 米国特使サマンサ・パワーは!〜、
❝ ロシアが呼びか掛けた『国連安保理国/緊急会議」は利己的、偽善的な会議である!❞ と激しく非難した。
 緊急会議で米国は、・・・❝シリア軍への空爆は意図的せぬ人命喪失だった!❞と遺憾の意を表明しただけでシリア政府に謝罪はしなかった!。
9月18日に米国の空爆でシリア政府軍が62人が死亡してから、約10日後にようやく謝罪する米国、此れではオバマ大統領への風当たりが強くなるのは当然ですね!。

 ISISを包囲して壊滅寸前に追い込む可能性があった状況だったが、・・・米軍の空爆でシリア政府軍は大打撃を受けて混乱して一時撤退を余儀なくされて仕舞った。
この結果はISIS が勢いを盛り返し反攻するに至った。


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国連 シリアで人道援助輸送隊銃撃され多くの死者
Sputnik日本(2016年09月20日):http://sptnkne.ws/cm4A



国連によれば、シリア北部のアレッポ県で国連の人道援助輸送隊が銃撃を受けた。
 デリゾールでのシリア軍に対する攻撃に参加したことを認める 国連のステファン・ドゥヤリチ報道官は、16万人以上の人々のための援助物資を運んでいた31台からなるトラック隊のうち、18台が銃撃されたことを明らかにした。

ロシア外務省報道官 米軍人が、シリアに関し国務省と反するデータを暴露

ロシア外務省のマリヤ・ザハロワ報道官によれば、シリア北部アレッポ地区での人道援助物資輸送隊に対する攻撃にロシアが関与した証拠はないと述べた米国軍人の見解は、ケリー国務長官の見方に反すると指摘した。

寸評:
 人道救援隊への銃撃は!〜、
ロシアが仕業と米国は非難しているが、・・・専門家の間では意見が割れています。
『米国が空爆でシリア政府軍兵士62人を意図的に殺害(シリア政府発表)したされる事を躱す目的で国連人道支援輸送隊を銃撃した!』と推測する専門家もいるようですが、真偽の程は、闇の中です。

有志連合の一員である!〜、
NATOのストルテンベルグ事務総長はシリアで人道援助物資の輸送隊が攻撃された件でいずれの側をも非難するつもりはないとの声明を表したが、此れは米国に同調はせずに距離を置いたもので有ることは一目瞭然です。


ロシア外務省報道官 米軍人が、シリアに関し国務省と反するデータを暴露しています。
ロシア外務省のマリヤ・ザハロワ報道官によれば!〜、
シリア北部アレッポ地区での人道援助物資輸送隊に対する攻撃にロシアが関与した証拠はないと述べた米国軍人の見解は、ケリー国務長官の見方に反すると指摘した。



                                              

ブログ管理人考:

シリア内乱はシリアで2011年1月26日に端を発した、シリア政府軍と米国から支援を受けた反体制派による武力衝突です。
 この衝突の間隙を縫ってISISが侵入して足場を固め次第に勢力地域を拡大して内乱が泥沼化して、・・・5年8ヶ月の長期に亘って政府軍と反政府武装勢力(FSA)、ISISの三つ巴の熾烈な戦いとなって仕舞った。

2014年、殆どのFSA(アサド武装集団)!〜、
 米国やトルコ、アラブ連合の軍人に依ってに訓練された武闘集団がISISに加わり、もともと複雑だっと戦いの構造が更に複雑なものととなり激化、泥沼化して仕舞った。

 昨年9月、ロシアの介入によってアサド政府軍は連戦連勝を重ねて、アサド大統領の立場は強固になり、内乱終結の兆しが見えて来た矢先に停戦合意は不可解でした。

 シリアの紛争を終わらせたくない勢力(CIA,戦争屋)がオバマ政権内に潜んでおり、此等が暗躍して停戦合意を破棄しようとして、意図的に空爆しシリア政府軍兵士62人を殺害したとのだ!がブログ管理人の洞察です。





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