2018年5月1日火曜日

米ロッキード・マーティン社がF-22ラプターとF-35ライトニングIIをベースにした“ハイブリッド機”を日本政府に非公式に提案!・・・


米ロッキード・マーティン社が!〜、
F-22ラプターとF-35ライトニングIIをベースにした❝ ハイブリッド機 ❞ を日本政府に非公式に提案!・・・

ロイターが複数の関係者から得た情報として報じている。
これを受け、米防衛メディアや技術系メディアが早速、ロッキード案の『F-3』の性能や実現の可能性を論じている。


◼︎ F-22の輸入断念を受けた ❝ ハイブリッド ❞ 案:
 国産支援戦闘機F-1の後継として2000年に就役したF-2は、三菱重工とロッキード・マーティンが共同開発した機体。ロッキード製 F-16を大型化した支援型の多目的戦闘機で、世代的には第4.5世代に分類される。世界最高性能のステルス戦闘機とされるF-22や支那の最新鋭J-20はその先を行く第5世代だ。そのため早くもF-2の旧式化を懸念する声が上がっており、2030年ごろから順次退役する見込みだ。それ以上に1981年に運用開始した主力戦闘機のF-15Jが著しく旧式化している現状から、日本政府は『F-3』の開発を急いでいる。

 政府は当初、F-22の輸入を希望していた!〜、
米議会が最新技術の漏洩を恐れてF-22の輸出を禁じたことから断念(米軍向けの生産も高コストを理由に2012年の納品を最後に中止されている)!・・・
政府は『F-3』の自国開発に乗り出し、2016年に三菱重工製の試作機ATD-X(X-2)が初飛行した。ただ、戦後、戦闘機の開発を制限していた日本単独の技術には限界があるという見方が強い。米技術誌ポピュラーメカニクス(電子版)は、『第5世代機の量産に結びつけるにはほど遠かった』

防衛省は今、「国内開発、共同開発、既存機の性能向上の3通りを検討している!〜、
その中で、政府は共同開発案を米英のメーカー・政府に募っている!・・・
 今回、最初の具体的な提案がロッキード・マーティンからあったというわけだ。
 同社と防衛省の間で非公式な接触があり、近く日本の情報提供依頼書(RFI)に対する正式な回答として、F-22とF-35の❝ハイブリッド機❞が提案されるという。


◼︎F-22の外観にF-35を詰め込んだ機体?:
 F-22/F-35は具体的にどのような機体になるのか?!〜、
 現段階では詳細不明ながら、ポピュラーメカニクスは次のように予想している。
✦ 外観がF-22ラプターで中味がF-35!・・・
✦ ラプターのステルス性能とツインエンジンのレイアウト・超高機動性能と、(F-35の)より大きな内部ペイロード、自衛隊式の高性能コンピューター、近代的なアビオニクスとネットワーク性能が融合される。

米外交専門誌ナショナル・インタレスト(電子版)は!〜、
『おそらく、ロッキードは、F-35のセンサーとアビオニクス技術を飛躍的に向上させたうえで、改良型のラプターに詰め込むだろう』と考察している!・・・
その空気力学的性能は、航空自衛隊が導入する既存のF-35を大きく上回ると見られる。また、同誌は、エンジンは生産中止となったF-22用のF119ではなく、F-35用のF135ターボファン・エンジンになると見ている。

日本側には、できるだけ国産部品と国内生産の割合を高めたいという願望があり!〜
そのため、ポピュラーメカニクスは、国産のエンジンや機首レーダーの搭載の可能性にも言及している。
これにより、オリジナルのF-22やF-35を上回る機体となれば、日本のみならず、世界が注目する機体になるのは間違いない。特に日本同様にF-22の輸入を断念したオーストラリア、サウジアラビア、イスラエルなどが日米共同開発のF-22/F-35に興味を持つだろうとしている。

◼︎ 実現不可能という見方も:
ロイターは、
『超機密扱いとなっている(F-22の)機体設計とソフトウェアの一部を開放するか否か。その決定しだいで日本が中国に対する優位を保つことを助けるとともに、ドナルド・トランプにとっては、自国の武器輸出政策を見直すという約束を試すものとなるだろう』とのべているが、問題は、F-22の輸出を禁じた米議会・政府が、この計画に伴うF-22の ❝ 一部解禁 ❞ を認めるかどうかだ。

予算と開発期間のハードルも高いと見られている!〜、
ポピュラーメカニクスは、『開発に10年、コストは600億ドル以上』と予想!・・・
既存機を融合させるとはいえ、最終的にはデザインや飛行テストには完全な新型機と同様の予算と手間がかかると見ている!・・・
というのも、米軍の次世代戦闘機の要求は、航続距離、ペイロード、ステルス性能、電子攻撃能力のいずれにおいても日本のそれを上回るものであるため、日本向けに検討されているF-22/F-35を米軍自身が採用する可能性はないと同誌は見るからだ。日本のために別途開発するとなれば、それだけコストも時間もかかるという理屈だ。

◼︎ 開発費は日本の全負担になる:
ポピュラーメカニクスは指摘している。
『それだけではなく、テストも生産も自前でやらなければならなくなる』としている。そのため、F22/F-35のハイブリッド機は『ファンタジーに終わる』と、ロッキード案に懐疑的だ。日本政府は、米ボーイング、英BAEシステムズにも、RFIを出している。また、両国政府にも『F-3』に求める性能の詳細を伝える書面を送っている(ロイター)。純国産の芽も完全に摘まれたわけではないが、F-22/F-35がやはり『ファンタジー』であるならば、他社からより有力な案が出ることに期待する事に落ち着くだろう!とのべている。

可能なら日本独自開発で
     次世代戦闘機の開発を願っていますが!〜、
矢張り戦後、GHQによって航空機の開発を10年間禁止された事が致命的となり、此れが現在まで尾を引いています。
最大の障害はエンジン開発です。

◼︎ 先進技術実証機 X-2 初飛行 【ステルス】:




此れを進化させるのが、一番早道のようですが、実証機は2016年4月22日初飛行を成功させたが、生産されたは1機だけでは心細い。

搭載エンジンは実証エンジンXF5-1である。本エンジンは技本がIHIを主契約企業に選定し、「実証エンジンの研究」によって開発されたものである。

XF5-1はアフターバーナーを備えたターボファン方式のジェットエンジンである。

何れにしても、支那が既に配備している最新鋭J-20はロシアのエンジンを搭載している。
独自開発は諦めロシアに頼り切っている。

結局はロシアの技術と米国の技術の優劣さが見どころです。日本が米ロとの次世代ステルス戦闘機開発の競争に割り込むのには、予算を少なすぎます。

三菱は近来は問題だらけで、MRJですら納入出来ずキャンセルが続発しているのは深刻な問題です。
生産現場にスパイが紛れ込んでおり、サボタージをしているのでは思えるほどです。

引用記事:
次期「F3」、F22とF35のハイブリッドに? 米社打診 可能性は?