2013年7月22日月曜日

進次郎氏の入閣、石破氏の処遇は? 自民圧勝で9月人事に注目


 

大量の当選バラを背に笑顔がこぼれる安倍首相(左)と石破幹事長=21日夜、自民党本部【拡大】
 第23回参院選は21日投開票され、安倍晋三首相率いる自民党は65議席を獲得した。自民、公明両党で非改選議席と合わせて135議席(過半数122)となり、日本政治を停滞させた「衆参ねじれ」は解消された。今後、永田町の焦点は、安倍首相が9月にも断行するとみられる内閣改造・党役員人事に移った。「参院選の司令塔」を務めた石破茂幹事長や、国民的人気を誇る小泉進次郎青年局長らの処遇が注目されそうだ。 

 「たくさんの国民の方々に『安定的な政治の中で経済政策を進めていけ』という大きな声をもらった。責任を持って政治を進めたい」

 安倍首相は21日夜、党本部でこう語った。自民党は、31ある1人区で29勝2敗となるなど圧勝。今後、経済再生の実行が求められそうだ。

 山口那津男代表の公明党は、選挙区と比例区で計11議席。自公両党で、すべての常任委員長ポストを独占できる「安定多数」も実現した。
一方、野党陣営は悲惨だ。

 海江田万里代表率いる民主党は、改選議席の半減以下となる、計17議席。橋下徹、石原慎太郎両共同代表の日本維新の会は計8議席。渡辺喜美代表のみんなの党も計8議席だった。

 今後、永田町と霞が関が注目するのは、9月末に任期が切れる自民党役員人事に併せて行われるとみられる、内閣改造・党役員人事だ。

 内閣で留任濃厚とみられるのは、麻生太郎副総理兼財務相と甘利明経済再生担当相、菅義偉官房長官だ。安倍首相に3人を加えた「四人組」はアベノミクスを牽引する中核メンバーである。今秋には、来年4月からの消費税増税の判断時期も控えている。
 政治評論家の浅川博忠氏は「この土台は崩しづらい。まず変わらない。岸田文雄外相と小野寺五典防衛相も『外交・安全保障の継続性』という観点から、留任ではないか」と語る。

 交代候補は、新藤義孝総務相や谷垣禎一法相、石原伸晃環境相、森まさこ少子化担当相、稲田朋美行革担当相ら。官邸周辺は「石原氏は、原発周辺の手抜き除染が発覚した当日に登庁しなかった問題がある。他の閣僚は、本人の希望や適性、内閣の危機管理という意味もある」という。

 党役員人事で注目されるのは石破幹事長の処遇だ。「ポスト安倍」の筆頭格とされ、幹事長として昨年末の衆院選と今回の参院選を指揮した。

 浅川氏は「当初、『農水相に封じ込め』という情報も流れたが、現時点では、閣内の『四人組』とともに留任とみられる」と分析する。

 このほか、福島第1原発事故をめぐり「死亡者が出ている状況ではない」と発言した高市早苗政調会長と、野田聖子総務会長については交代が有力視されている。

 入閣候補としては、衆院選と参院選を圧勝に導いた河村建夫選挙対策委員長と、選挙戦で「過疎地」「離島」「被災地」をキーワードに、30道県、91カ所を回った進次郎氏、五輪メダリストで日本オリンピック委員会(JOC)役員でもある橋本聖子参院議員、小渕恵三元首相の地盤を引き継いで当選5回を重ねた小渕優子財務副大臣、参院選東京選挙区でトップ当選を果たした丸川珠代参院議員らの名前が挙がる。

 浅川氏は「橋本氏と小渕氏、丸川氏のうち、2人は(女性枠で)入閣するのではないか。進次郎氏はまだ当選2回。自民党には当選6回前後の入閣適齢議員が多数おり、入閣は難しそうだ。財務省か経産省、外務省などの主要省庁の副大臣の可能性はある」と語る。

 自民党関係者も「永田町は『嫉妬の世界』。入閣の期待は高いが、30代の進次郎氏はもう少し、下積みをした方がいい」という。

 安倍首相は25日から、マレーシア、フィリピン、シンガポールを訪問するなど、早速、選挙モードから外交モードに切り替える。本格的な人事構想を練るのは、お盆明けとなりそうだ。
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筆者考:


【参院選の結果】・・・

★各党の獲得議席 

自民65議席民主党17議席公明党11議席日本維新の会8議席みんなの党8議席共産党8議席社民党1議席沖縄社会大衆党1議席無所属3議席


筆者にとっては!、参院選速報の中で、・・・

【朗報】 岡崎トミ子落選!(民主党宮城選挙区)/石井一(民主党比例区)

【悲報】 山本太郎に当確!(無所属東京選挙区)でした。


勿論、これは筆者の私的な見解、感情であり、・・・何が何でも山本太郎だけは当選しては欲しくなかったのですが、“東京の田舎っぺ!”の民度は低くてどうにもなりません!。なにせ前回参院選ではかのレンホーをダントツ、記録破りの投票数で一位当選させる都民の民度では“東京の田舎っぺ!”と2ちゃんで馬鹿にされても致し方がありませんね!。


残念乍!、筆者が渇望していた自民党単独過半数議席獲得は成らず、・・・唾棄すべき公明党との連立は当分は続く可能性は非常に高く、此れでは自民圧勝の嬉しさも一瞬に吹き飛んで仕舞いました。
 公明党が法案提出の際に己等の感情を移入して法案を骨抜きにする様な事が再三あれば、公明党との連立を解消して、・・・安倍政権は8議席獲得した維新の会との連立組めば法案は可決するので、公明党を斬るか!、斬らないか?が今後の安倍政権の国体運営の正念場となると筆者は思います。


筆者は強欲なのか?、自民党圧勝でも、単独過半数を獲得できなかった事で不満を抱いている。単独過半数で公明党を大上段からバッサリ!と切り捨てる事を多大に期待していたのが叶わず落胆の感情に包まれのが原因です。
 この落胆が怒りに変幻して選挙を仕切った石破茂自民党幹事長に向かい、評価が下がるばかりです。候補者の人選や選挙区の票読みに所々に綻びが散見出来ます。 
 比例で思ったより議席を獲得出来なかったは、ブラック企業の「わたみ」経営者の渡辺美樹を公認したのが原因と、筆者は考察しています。誰の差し金なのか?,公認権は幹事長に帰するので,石破の責任でしょう。

衆院選、参院選とも自民党が圧勝したのは石破幹事長の手腕ではなくて、安倍首相の人柄や国思う心情が有権者の心を捉えたからです。
渡辺を比例で公認した結果は若者から総スカンを食らって票が逃げた事は確かです。予想では自民党の比例議席獲得は20~25以上と言われていましたが結果は18議席に止まりました。

それと改選複数選挙区では党員の願い(複数の候補者を公認)も空しく、公明党との選挙協力を優先した結果は単独は半数のマジック・ナンバー71に届かずと成った事は自民党、石破幹事長には票読みに能力が著しく欠けていた事に成ります。埼玉選挙区に出向いて公明党候補者を応援演説するは気狂い沙汰!と言っても決して過言ではないでしょう。
 自民党は公明党に大きな借りがあるのか?と邪推して仕舞う。


筆者が複数選挙区の結果を考証した結果は!・・・茨城/新潟/埼玉/神奈川/愛知/広島/福岡の選挙区では自民党議員への投票数、支持率を考慮に入れるとあと1人の党公認候補者の擁立が可能だった。勿論全員当選で72議席獲得。
勿論、これは「ハイン・サイト」、後の結果から割りだしたもので、選挙前は予想が困難で安全パイに拘った事は理解出来ますが、・・・筆者は自民党には秀逸な軍師(票読み卓越な能力)がいない!と言わざるを得ません。要するに乾坤一擲!の勝負が出来ない人間ばかり屯している自民党執行部と重鎮達と言えるでしょう。

改選複数選挙区を検証すれば、・・・私が述べている事は理解で出来ます。

例えば、筆者の選挙区である茨城県!・・・改選議席は2で結果は、当選した「自民 上月良祐 ⇔ 560,642票「民主党藤田幸久 ⇔204、021票ですが、若し自民党執行部がもう一人の自民党候補を押し込んで、560,642票を分割しても204,021票の民主党候補を葬りさる事ができました。勿論、これは正確無比な票読み能力が必要ですが、選挙で飯を食っているいる選挙区のプロにまかせれば正確な票読みは可能です。

筆者の幹事長石破茂の評価は限りなく低い!・・・彼の国家観、歴史観、皇室観は歪んでおり、団塊世代の典型で背筋が曲っていますので、もし、次期総裁に石破茂氏が選出されたら自民党は漂流し、航海の目標である「強い日本を取り戻す!」から大きく外れ日本丸は座礁して仕舞うでしょう。勿論これは筆者だけの評価ですので、異論噴出するでしょう、悪しからず。

いずれにしても、如何なる形にせよ!・・・参院選の捩れ解消は日本国にとっては目出度い事ですので今日は素直に祝います。



昨年12月安倍第二次内閣誕生以来!・・・各閣僚は無難に職務をこなして参院選に突入っして、野党を蹴散らして圧勝した!。本来なら内閣改造は失言癖、能力に疑問を呈している野田聖子総務会長以外は必要はない!と筆者は思います。

さて!~、安倍総理の胸の内は?・・・・。


【参考記事】

2013年参院選挙速報
http://www.yomiuri.co.jp/election/



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