日米、同床異夢 米国、中国との衝突を懸念 2プラス2
急速な軍備拡大を進める中国とどう向き合うか――。3日の日米外務・防衛担当閣僚会合(2プラス2)で、最大のテーマは「中国」だった。米側は経済的なつながりや東アジア地域の緊張緩和も重視して融和を模索。一方、尖閣諸島の問題を抱える日本側は、日米で厳しく対抗する姿勢を打ち出そうとするなど、日米両国の思惑に隔たりも見えた。▼1面参照
米国のケリー国務長官とヘーゲル国防長官がそろって来日するのは異例のことだ。日本を重視する姿勢の表れといえる。
さらに異例だったのは、2人がまず訪れたのが、皇居近くの千鳥ケ淵戦没者墓苑だったことだ。国立の同墓苑は特定の宗教にとらわれず、A級戦犯らが合祀(ごうし)されている靖国神社とは異なる。同墓苑によると米政府の閣僚が訪れるのは初めてという。
同墓苑には第2次大戦中に海外で亡くなり、引き取り手のない約36万人の旧日本軍兵士や民間人の遺骨が眠る。2人は献花台に花束を供え、黙祷(もくとう)した。
閣僚らの靖国神社参拝をめぐって日本と中国、韓国とが摩擦を繰り返す中、今月17日からの秋の例大祭では安倍政権の閣僚の参拝も取りざたされている。この時期に米国の2閣僚が千鳥ケ淵に足を運んだのは、先の大戦を巡って関係が膠着(こうちゃく)状態にある日中韓に対し、大戦の当事国でもあった立場から和解の重要性を示したとも見て取れる。
2プラス2でも融和を求める米国の姿勢は顕著だった。共同会見の冒頭発言では、小野寺五典防衛相が中国との緊張関係に言及したのに対し、ケリー、ヘーゲル両氏はともに、中国への直接の言及はなかった。ケリー氏は中国との関係について記者から聞かれると、「国際的な基準や価値に従うのであれば、中国の台頭を歓迎する」と述べた。
さらに両国が調整に時間を費やしたのが、共同発表文書での尖閣諸島の問題をめぐる中国に対する表現ぶりだった。
尖閣問題で「日米対中国」の構図を鮮明にしたい日本と、自らも当事者となる恐れがある軍事衝突を懸念する米国側との間でずれが生じた。最終的には、中国を名指しすることは避けた上で、平和と安全に対する脅威として、「海洋における力による安定を損ねる行動」と指摘するにとどめた。尖閣諸島に直接言及しなかったことについて、米政府高官はこう話す。「我々の立場はすでに日中両国に示しており、今回の文書で触れる必要性を感じなかった」(大島隆)
■日本 かわされた「打撃力」
「力強い日米同盟の中長期的な方向性を内外に示す好機だ」。2プラス2の冒頭、岸田文雄外相は、日米防衛協力のための指針(ガイドライン)の再改定の意義をこう強調した。
ガイドラインは日本や周辺有事での自衛隊と米軍の役割分担などを定める。最初は冷戦下の1978年に、旧ソ連の日本侵攻に備えて策定された。97年は朝鮮半島有事を想定し改定した。過去2回はいずれも米側が要請したものだった。
だが今回の再改定は、日本側が強く要望した。背景には、北朝鮮の核・ミサイル問題に加え、尖閣諸島問題をめぐる中国との緊張関係がある。東アジアの安全保障に米側を深く関与させ、自らの軍事的な役割も拡大したいという日本側の意向が強くにじむ。集団的自衛権の行使容認に向けた安倍政権の取り組みには、米国から今回、「歓迎する」とのお墨付きも得た。
ただ、安倍政権が意欲を示しながら、共同発表文書で全く触れられなかったのが、自衛隊が敵のミサイル基地をたたく「敵基地攻撃能力」の保有検討だった。従来のガイドラインでは、専守防衛に徹する自衛隊は「盾」の役割だが、米軍が担ってきた「矛」にあたる「打撃力」も持とうとするものだ。ところが、2プラス2では、日本側が敵基地攻撃の取り組みを紹介したのに対し、米側からコメントはなかったという。
こうした米側の対応について、米戦略国際問題研究所(CSIS)のマイケル・グリーン日本部長は「オバマ政権には巻き込まれたくないとの思いがある。日本が敵基地攻撃能力を持っても限定的で、反撃に対処するのは結局米国になる」と話す。敵基地攻撃能力を含め日本が攻撃力を持てば、中国だけでなく米国の同盟国である韓国との関係悪化にもつながりかねない、との懸念が背景にある。(園田耕司、山田明宏)
■中韓 「軍拡」強く警戒
軍事的な役割を拡大しようとする日本に対し、中韓両国ともに警戒感が強い。中国は「日本の真の狙いは北朝鮮ではなく中国」とみる。国営メディアは、安倍晋三首相の軍国主義に関する発言や「積極的平和主義」構想を引き合いに「軍備拡張、右傾化を進めている」と批判を展開する。
また、中国には「米国との新しい大国関係をアジア太平洋地域から始めたい」(王毅外相)との狙いから日米同盟強化を牽制(けんせい)したい思惑もあり、今後、日本に対する攻勢をさらに強める可能性がある。
「過去の歴史に起因する周辺国の疑心と憂慮を解消する方向でなされなければならない」。韓国外交省は先月16日に国会の委員会に提出した懸案報告で、日本の防衛政策や憲法改正の動きに言及し、地域の平和と安定に寄与する方向で「透明」に進めるべきだとの立場を日本に伝えていることを明らかにした。
植民地支配を経験した韓国には日本の軍事力への警戒心が今も根強い。韓国政府関係者は「周辺国に理解を得るための十分な説明や透明性が必要だ。やり方を間違えれば韓日関係はさらに悪化し、韓米日の連携にも影響を及ぼすことになりかねない」と話す。(北京=倉重奈苗、ソウル=貝瀬秋彦)
朝日新聞デジタル(2013年10月4日)
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筆者考:
米国閣僚、国務/防衛長官の2人が揃って「日米外務・防衛担当閣僚会合」に参席する為に来日して、千鳥ケ淵墓苑を訪れた。
2人は献花台に花束を供え、黙祷(もくとう)した墓苑には第2次大戦中に海外で亡くなり、引き取り手のない約36万人の旧日本軍兵士や民間人の遺骨が眠る。2人は献花台に花束を供え、黙祷(もくとう)した。
閣僚2人が来日だけ異例であり、更に大東亜戦争中に亡くなった引き取り手の無い方々の遺骨が眠る千鳥ケ淵墓苑を訪れた事は初めての事である。
此の背景は何なのか?、・・・・【マイケル・グリーン日本部長は「オバマ政権には巻き込まれたくないとの思いがある。日本が敵基地攻撃能力を持っても限定的で、反撃に対処するのは結局米国になる」と話す。敵基地攻撃能力を含め日本が攻撃力を持てば、中国だけでなく米国の同盟国である韓国との関係悪化にもつながりかねない、との懸念が背景にある】、結局は優柔不断で軟弱で米国史上で最低、最悪の大統領!との刻印を刻みつけらりつつあるバラク・オバマ大統領の影を引き摺っている閣僚2人(ケリー国務長官、ヘーゲル防衛長官)と言えるでしょう。
既に日本と支那と南朝鮮の関係は悪化する処まで。つまり限界点までに達しており、今更関係悪化を日本側は懸念する必要は全くない!。
何故に日本が敵地攻撃能力を持てば、米国が支那だけでなく、南朝鮮との関係悪化を憂慮するのか?・・・日本国が敵地攻撃をする時には事態は既に戦争状態であり、関係悪化も糞のないでしょう。
米国閣僚の千鳥ケ淵墓苑の訪問、献花を取り上げて米国の懸念(支那や南朝鮮に関係悪化を殊更に強調して安部政権を牽制している国賊、売国の唾棄すべき朝日新聞!。
流石は特亜の御用新聞の朝日新聞で、利用できる者なら何でも利用して日本国体の破壊に向けて驀進中。
靖国神社は駄目で千鳥ケ淵墓苑なら良いのか!、・・・
靖国神社は霊祀り、鳥ケ淵墓苑は遺骨の引き取り手(米軍の空襲で家族が死亡した可能性もある)がない方々を埋葬している。遺骨の引き取り手があったなら靖国に祀られた筈です。
霊と遺骨の違いだけで、霊は駄目で遺骨なら問題はない!・・・米国の閣僚は何を考えているのか?、安っぽい手管で人の良い日本人を懐柔しようとしているのか?。それとも安倍首相の靖国参拝を牽制しているのか?。何れにしても唐突な感じが否めません。
《軍事的な役割を拡大しようとする日本に対し、中韓両国ともに警戒感が強い。中国は「日本の真の狙いは北朝鮮ではなく中国」とみる。国営メディアは、安倍晋三首相の軍国主義に関する発言や「積極的平和主義」構想を引き合いに「軍備拡張、右傾化を進めている」と批判を展開する》・・・朝日新聞の記事には記者の阿呆ぶりが記事の至る処に現れている。
“日本の真の狙いは支那!”・・・この下りのお粗末さには却って脱帽して仕舞い、支那の広報官の役割を見事!としか言えぬ程に果たしている。日本の真の狙いの云々言うなら、《支那の真の狙いは尖閣島及び沖縄侵略!》を記すべきでしょう。常に一方通行の腐れ朝日新聞の記事です。
《「過去の歴史に起因する周辺国の疑心と憂慮を解消する方向でなされなければならない」。韓国外交省は先月16日に国会の委員会に提出した懸案報告で、日本の防衛政策や憲法改正の動きに言及し、地域の平和と安定に寄与する方向で「透明」に進めるべきだとの立場を日本に伝えていることを明らかにした》・・・“過去の歴史、過去の歴史!”と薄ら馬鹿の一つ覚えで喚く南朝鮮人!に嫌悪感が日増しに強くなる。
妄想が、願望!が歴史になる特亜諸国が歴史を語るとは片腹痛い。
《植民地支配を経験した韓国には日本の軍事力への警戒心が今も根強い。韓国政府関係者は「周辺国に理解を得るための十分な説明や透明性が必要だ。やり方を間違えれば韓日関係はさらに悪化し、韓米日の連携にも影響を及ぼすことになりかねない」と話す。(北京=倉重奈苗、ソウル=貝瀬秋彦)》・・・“周辺国に理解を得るための十分な説明や透明性が必要だ!”ここに至っては開いた口が閉まりません。
十分な説明?、透明性?・・・寝言は寝てから言え!と言いたくなります。国内の重要案件をいちいち敵国である周辺国にさらけ出す愚かな国が世界中で何処にあるかのか?と記事を書いた朝日記者に倉重奈苗、貝瀬秋彦に問いたい物です。
其れにしても、米国閣僚の千鳥ケ淵の訪問、献花を利用して、結局は特亜への配慮を依り以上しろ!と安部政権を牽制する朝日新聞は国賊、売国新聞の蔑称が正にぴったり!です。
《「過去の歴史に起因する周辺国の疑心と憂慮を解消する方向でなされなければならない」。韓国外交省は先月16日に国会の委員会に提出した懸案報告で、日本の防衛政策や憲法改正の動きに言及し、地域の平和と安定に寄与する方向で「透明」に進めるべきだとの立場を日本に伝えていることを明らかにした》・・・“過去の歴史、過去の歴史!”と薄ら馬鹿の一つ覚えで喚く南朝鮮人!に嫌悪感が日増しに強くなる。
妄想が、願望!が歴史になる特亜諸国が歴史を語るとは片腹痛い。
《植民地支配を経験した韓国には日本の軍事力への警戒心が今も根強い。韓国政府関係者は「周辺国に理解を得るための十分な説明や透明性が必要だ。やり方を間違えれば韓日関係はさらに悪化し、韓米日の連携にも影響を及ぼすことになりかねない」と話す。(北京=倉重奈苗、ソウル=貝瀬秋彦)》・・・“周辺国に理解を得るための十分な説明や透明性が必要だ!”ここに至っては開いた口が閉まりません。
十分な説明?、透明性?・・・寝言は寝てから言え!と言いたくなります。国内の重要案件をいちいち敵国である周辺国にさらけ出す愚かな国が世界中で何処にあるかのか?と記事を書いた朝日記者に倉重奈苗、貝瀬秋彦に問いたい物です。
其れにしても、米国閣僚の千鳥ケ淵の訪問、献花を利用して、結局は特亜への配慮を依り以上しろ!と安部政権を牽制する朝日新聞は国賊、売国新聞の蔑称が正にぴったり!です。
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