2014年1月29日水曜日

存在感増す谷内国家安全保障局長 オバマ政権の異例厚遇


谷内氏(中央)は、米国務省で歓迎された =17日、ワシントン(共同)【拡大】
 国家安全保障会議(日本版NSC)の事務局である国家安全保障局の谷内正太郎局長(元外務事務次官・1969年外務省入省)の存在感が際立っている。

 訪米した谷内氏は1月17日午前、国防総省(ペンタゴン)でチャック・ヘーゲル国防長官、同日午後にはホワイトハウスでスーザン・ライス大統領補佐官(国家安全保障担当)、国務省でジョン・ケリー国務長官と相次いで会談した。

 ワシントンを訪れた日本の外相が、米政権のメーンプレーヤーである国務長官、国防長官、そして米国NSC事務局長の大統領補佐官の3人と会談した先例は知らない。しかも、同じ日に。オバマ米政権の異例の厚遇であったことが分かる。
さらに、「G2(米中)」論者であるライス女史との会談では、安全保障政策のカウンターパートとして両者間にホットラインを常設することで合意した。

 昨年12月26日の安倍晋三首相の靖国神社参拝によって、オバマ政権の対安倍不信が指摘されていただけに、安倍官邸の憂慮も払拭できたかに見える。それだけ谷内局長への米側の期待感が高いということだろう。

 国家安全保障局は1月7日に正式発足、谷内氏は職員を前に訓示した。その中で本音を語った。

 外務省を退官して6年間、民間に身を置き、自由にモノが言えることを満喫したと断った上で、おおむね次のように述べたという。
初代局長就任を固辞してきたが、亡くなった父のいる天国に自分が訪れたとき、「お前はそれでよかったのか、お国に奉公しないで後で悔やむことはないか」と父に問われたら答えに窮する。それで、引き受けることにした。やるからには全力投球する。君たちもぜひとも頑張ってほしい-このように述べたというのだ。

 そして、谷内氏はいま全力投球している。外務事務次官時代の同氏は、部下の能力を引き出して任せるタイプだった。ところが、報告書類1つにしても、全てに目を通す。

 谷内氏もまた、安倍首相同様、従前の谷内氏ではない。変わったのだ。

 ダボス会議に出席、帰国した安倍首相は24日、通常国会冒頭の施政方針演説を行い、翌日、インドに向け、発った。

 米英独仏4カ国を訪れた谷内氏は、インドで安倍首相に合流する。官房副長官補時代、「格下」として会えなかったシン首相の安全保障担当補佐官(閣僚級)と会談する。谷内氏外遊は12泊の強行軍であった。 (ジャーナリスト・歳川隆雄)
akZak2014.01.28

                                                                              

筆者考:
谷内 正太郎(やち しょうたろう)

生誕 1944年1月6日(70歳)         
出生地  石川県               
出身校  東京大学           
職業  内閣官房国家安全保障局長
石川県生まれ、富山県育ち。貧しい環境で苦労して育つ。大学時代は若泉敬主宰の研究会に参加し、研鑽を積む。学者を目指して大学院に進学するものの、指導教官の急死などで断念し、外交官となる。
外務事務次官としては異例の3年(在任 2005年(平成17年)1月4日 - 2008年(平成20年)1月17日)を務め、・・・安倍内閣の外務大臣(当時)・麻生太郎の提唱した外交方針(価値観外交)の策定・実行に中心的役割を果たした。
退官後は早稲田大学、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス等で教鞭を執り、前記大学合同の授業は谷内塾と呼ばれた。2012年(平成24年)に発足した第2次安倍内閣では内閣官房参与に就任。

存在感を示した国家安全保障局の谷内正太郎局長!・・・
 訪米した谷内氏は1月17日午前、国防総省(ペンタゴン)でチャック・ヘーゲル国防長官、同日午後にはホワイトハウスでスーザン・ライス大統領補佐官(国家安全保障担当)、国務省でジョン・ケリー国務長官と相次いで会談した。
如何なる風の吹き回しか?・・・日本国が視野になく!、・・・あるのは支那だけのバラク・オバマ大統領が、訪米した安全保障局の谷内正太郎局長に示した破格の厚遇は驚きです。
安全保障、軍事、外交に関してはオバマ大統領と意見を事にしている国防省の高官やホワイトハウス内の軍事専門家と不協和音を奏でているオバマも漸く己の外交政策の失敗に気がついたのか?、側近の中でオバマ大統領に忠言した者がおり、この意見に沿ったものだったのか?、・・・何れにしても、谷内正太郎国家安全保障局長がヘーゲル国防長官、ライス大統領補佐官(国家安全保障担当)、ケリー国務長官と立て続けの会談は異例!と言えるでしょう。
この3者の会談で何が語られたか?、・・・風向きに依ってはオバマ政権の支那傾斜(G2論)への角度が変わる可能性が期待できますが、これは飽く迄も筆者の希望的願望が先行するが故の期待でなんらの根拠はありません。
久しぶりに筋が通り、米国と同等に渡り合える人物が出現し、初代国家安全保障局長の地位に、安倍首相の人事で抜擢された事は今後の日本国にとっては喜ばしい限りです。
国家安全保障局は1月7日に正式発足、谷内氏は職員を前に訓示した。その中で本音を語った!・・・
初代局長就任を固辞してきたが、亡くなった父のいる天国に自分が訪れたとき、「お前はそれでよかったのか、お国に奉公しないで後で悔やむことはないか」と父に問われたら答えに窮する。それで、引き受けることにした。やるからには全力投球する。君たちもぜひとも頑張ってほしい!
苦労して育っただけに部下を大事に、能力を信頼してして重要な仕事は任せる!・・・それでいて、丹念に部下の仕事ぶり精査する緻密な資質は国家安全保障局の局長としては最適でしょう。
安倍首相の人事が輝いています!!!・・・

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