Photo: EPA
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米海軍のジョナサン・グリナート作戦部長は声明を表し、中国が南シナ海上にある係争中の領土を占領した場合、米国はフィリピンを支援する用意があることを明らかにした。豪ABCテレビが報じた。
マニラにある防衛幹部学校で演説したグリナート作戦部長は「もちろん私たちはあなたがたを助けます。ただそれが具体的にどのような形になるか、私は知りません。」と話した。作戦部長は、米国がフィリピンとの安保条約の義務を果たすと明言しており、フィリピンと中国の領土紛争が起きた場合でも然りとしている。また「我々には条約があり、それに伴う義務があるということだ。」と話した。
インターファックス
筆者考:
✦《マニラにある防衛幹部学校で演説したグリナート作戦部長 ⇔ “私たちはあなたがたを助けるが、具体的にどのような形になるか、私は知りません!”と語った。作戦部長は、米国がフィリピンとの安保条約の義務を果たすと明言 ⇔ フィリピンと中国の領土紛争が起きた場合でも然り ⇔ 我々には ※『条約』があり、それに伴う義務がある》・・・
“具体的などの様な形になるか知らない!”・・・此れでオバマ大統領が何らの手を打たなくて逃げれれる道を既に創っているグリナート作戦部長!。
“米国が義務を果たす!”と明言(迷言とならぬ事を祈る)・・・
“我々には ※『条約』があり、それに伴う義務がある!”・・・
※ 筆者註:《米比相互防衛条約》⇔アメリカ合衆国とフィリピンの間で結ばれた軍事的な同盟を結ぶ条約。1951年8月調印。
日本も米国との安保条約があるが、・・・オバマ大統領の支那への傾斜が鋭敏過ぎてつんのめって!いるオバマ大統領とケリー国務長官が仕切る劣悪なアジア外交で日米同盟は風前の灯の状態に陥っている。
特にジョン・ケリーが国務長官に任命されてからは米国のアジア(主に日本・支那・南朝鮮)外交は、 “ 飲んだくれ!” の二日酔いの如くで乱れるに任せ!・・・ “右にいったり(強気)、左にいったり(弱気)!” の千鳥足!。
この千鳥足が原因で殊更に東アジアは不安定さが危険!と言える程に増している!。
✦【《米比相互防衛条約》⇔アメリカ合衆国とフィリピンの間で結ばれた軍事的な同盟を結ぶ条約。1951年8月調印】:此の条約が締結されてから現在までの推移は!・・・
(1)アジアで共産主義の封じ込めを図る必要に迫られたアメリカは、1946年まで植民地支配下に置いていたフィリピンと正式に集団防衛条約を結ぶことで、米軍をフィリピン国内に駐留させ続け、西部太平洋における安全保障の一角を担わせることとした。
(2)この体制は、1989年の冷戦終結から1991年末のソ連崩壊によって見直しがされ ⇒ 緊張緩和による米軍兵力の削減!、91年のピナトゥボ山大噴火によって基地が被災したことにより、両政府間で在比米軍の撤去が決定 ⇒ クラーク空軍基地から撤収開始、1992年にスービック海軍基地からも撤収! ⇒ フィリピンはアメリカの軍事的な影響下から離脱した ⇒ ビル・クリントン米大統領が軍事費削減を政策としたため、1995年を最後に米比共同の軍事演習も取りやめとなった。
(3)米軍撤収の直後から、南シナ海で中国と東南アジア各国が領有を主張する南沙諸島(スプラトリー諸島)において、中国軍の活動が活発化 ⇒ フィリピンが領有権を主張する環礁(ミスチーフ礁)を占領して建造物を構築 ⇒ 米軍・米政権内でも中国脅威論を唱え始め、2000年に共同軍事演習を再開した。
(4)2001年にアメリカ同時多発テロ事件が発生すると、同年1月に就任したグロリア・アロヨ比大統領はクラーク・スービック両基地の再使用を承認し、アメリカの対テロ戦争に協力 ⇒ 2000年半ばからマニラなどで爆弾テロが頻発していた。これをイスラム原理主義過激派「アブ・サヤフ」と看做したアロヨは、軍によって掃討を行い米軍もこれに参加して、陸軍特殊部隊などがミンダナオ島などで軍事活動を敢行した ⇒ アブ・サヤフはフィリピン軍の攻撃や内部分裂で組織としては崩壊状態であり、米軍の行動は、フィリピンを再び軍事的影響下に置くことで、中国を牽制する目的だった!と捉えられている。
(5)バラク・オバマ大統領の出現で米国の支那に対する姿勢が!、・・・特に二期目に入ると、G2論(新大国論 ⇔ 米国・支那)が起こり、このG2論へのオバマ大統領の姿勢で東シナ海、南シナ海が支那のあからさまの軍事的な「威圧・挑発・示威」が顕著になり、不穏な動き(紛争)が増幅されている。
(1)~(5)の推移がある。
この推移で現在に至っているが、二期目に入ってからは支那に危険な程に傾斜しているオバマ大統領が果たしてグリナート作戦部長が発した言『中国が南シナ海上にある係争中の領土を占領した場合、米国はフィリピンを支援する用意がある』を実行するか?、・・・近来のオバマ大統領/ケリー国務長官の背筋の通らぬ、『ふらふら言動!』を鑑みると “実行しない!” と筆者は言わざるを得ないのは悲しい事です!。
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