【エコノタイワン:3月号】
サーバーの関係で3月6日発行の本誌がうまく届かなかったようで すので再発行します。
台湾の行政院大陸委員会の王郁[王奇]主任委員(閣僚) と中国国務院台湾事務弁公室の張志軍主任(閣僚級)との王張会談は、中台関係の一つの節目だろう。
国民党政府が中国から台湾に逃げ込んで以来、 中国と台湾の政府間の初の公式会談だ。行政院も国務院も内閣。「政治の話はしない」としていたが、 閣僚クラスの会談自体がすでに「政治」だ。 その意味で中台関係は経済分野から政治分野へと新たな一歩を踏み 出したといえるが、その先に待つのは統一なのか台湾独立なのか。
◆「『主委!』と3度も呼んだ」、台湾を政府と認めた?
「張主任は私を『王主委(主任委員)』と三回も呼んだ」 と王張会談後、王主委は明かした。肩書きなどどうでもいいじゃないかと思うが、 台湾にとっては大事なこと。中国は台湾を国として認めていない。「中華民国は滅亡した」とまで公言している。 国がなければ政府も内閣も総統もない。 習近平国家主席は昨年、 馬英九総統の再選で祝電を送っているが、宛名は「馬英九先生」 だった。
その中国が台湾要人を「官銜」(官職名) で呼んだのは台湾政府を認めたことではないかーと台湾は喜んだ。「これで中国とは対等の立場だ!」。 民間の世論調査会社、台湾指標の調査では台湾政府を認めたと見る人は36・8%、「いや、認めていない」 は37・6%と割れた。市民は王主委ほど浮かれてはいない。
それはそうだ。 中国が台湾政府の存在を認めれば中国が一貫して主張する「 一つの中国」でなく、「一国二府」になってしまう。 王張会談を伝える中国メディアは「台湾陸委会負責人(責任
者)」と伝えた。口頭の話は記録に残らない。 王主委と呼んだのは中国お得意の口先だけのもてなし。 馬英九総統のことを「台湾地区の最高責任者」 とする報道もあった。中国は台湾を香港、マカオ同様に「地区」としかみていないのである。
◆台湾のTPP、RCEP加盟希望を理解し、太っ腹だが…
台湾が王張会談で重要な課題としていた一つは「国際生存空間」 の拡大。世界に二百近くある独立国のうち台湾と国交を持つのはあまり名前を聞いたことのない2 2二カ国だけ。国連はもちろん、国際機関に国として入れない。とくに世界経済が地域連合・ 連携に向かっている中、貿易立国の台湾がどこの経済連携にも入れなければ、 それこそ国家存亡の危機だ。
そこで馬総統は今夏にはTPP(環太平洋戦略的経済連携協定) とRCEP(東アジア地域包括的経済連携)への参加を表明したいという。それには中国の「 承認」が大前提。台湾を独立主権国家と認めない中国は、 台湾が国家として国際社会に出るのを阻止してきた。 だからWTO(世界貿易機関)加盟も中国加盟後で、それも国家ではなく「台湾・澎湖・ 金門・馬祖の独立関税領域」という地域名での加盟だった。
そこで名称にこだわらずにTPP、 RCEPに加盟したいから中国も承認してほしいと王張会談でお願いしたわけだ。対する中国は「台湾の希望を理解する」 と述べ、加盟の邪魔はしないと太っ腹なところをみせた。これは王張会談の最大の成果か。だが、 中国はその後に一言。「台湾が両岸経済の協力交流を重視することを希望する」。 アーリーハーベストだけで止まっているECFAの残りを早くやれ、 すでに調印したサービス貿易協議を早く発効させろ、 経済統一が先─ということだ。
◆世界が歓迎台湾海峡波静か、中国は統一の原則は曲げない
「『馬習会談』の話題は中国側から言い出した」と王主委はいう。 上海での非公式会談で今秋の北京でAPEC(アジア太平洋経済協力会議)に馬総統が出席し、 そこで習主席と会談するというのが馬習会談。中国側から言い出すというのは、 中国は前向きのように思えるが、実際は違うだろう。
中国は台湾がかなり前からその希望を繰り返し内外に表明している のを承知している。その馬習会談が一人歩きしてしまわないように「適当ではない」 と早目にダメ押ししたということだろう。
では、他の場で会談の可能性は? 中国は無言。台湾側も次善策は用意していなかった。実現可能性は当面ゼロに近い。
台湾海峡の波が静かであることは、かつて中台が対峙して「 台湾海峡は世界の火薬庫」と言われただけに世界は大歓迎。 その意味で王張会談も馬習会談もあるのはいいことだが、 中国は統一が国是。 なんとしても台湾を独立させない。「反独急統」( 独立に反対し、統一を急ぐ)だ。もし台湾独立なら習政権は崩壊の恐れさえある。
中国は王張会談取材の台湾の記者2人の入国を認めなかった。 反中国と判断したのだ。中台対等の印象を与える馬習会談は非公式の席ではっきり「ノー」。「 主委」と呼び、TPP加盟希望をにこやかに受け入れながらも統一の原則は曲げない。 衣の下から鎧がみえる。中国に近寄れば近寄るほど統一工作の術中に入る心配をしておかねばなるまい。
(ジャーナリスト・迫田勝敏)
日本李登輝友の会メールマガジン「日台共栄」
筆者考:
筆者は台湾事情には疎く、的を外れた頓珍漢な見識となって仕舞う台湾記事を往々(数ヶ月一度)にしてアップしますが、・・・これは台湾を学ぶ意味を兼ねての論旨に成りますのでご理解してくだされば幸甚です。
台湾の行政院大陸委員会の王郁[王奇]主任委員
(閣僚)
中国国務院台湾事務弁公室の張志軍主任(閣僚級)
国民党政府が中国から台湾に逃げ込んで以来、 中国と台湾の政府間の初の公式会談
台湾の行政院大陸委員会の王郁[王奇]主任委員(閣僚) と中国国務院台湾事務弁公室の張志軍主任(閣僚級)との王張会談は、中台関係の一つの節目!・・・果たして台湾はどちらの節目(併呑か?、自治区とは名ばかりの「治外法権・地域主権」はなしのマカオ/香港化か?または独立か)に台湾は転ぶのか? ⇔ 正しい節目を選ぶ事を祈ります。
✦【「『主委!』と3度も呼んだ」、台湾を政府と認めた?支那(国務院台湾事務弁公室の張志軍主任・閣僚級)が台湾要人を「官銜」(官職名)で呼んだのは台湾政府を認めたことではないかーと台湾は喜んだ!・・・“これで中国とは対等の立場だ!”】⇔《民間の世論調査会社、台湾指標の調査では台湾政府を認めたと見る人は36・8%、「いや、認めていない」は37・6%と割れた。市民は王主委ほど浮かれてはいない》・・・
台湾国民はやはり政治家よりは感情的には成らずに、冷静に事態を見据えている様です。
✦《世界経済が地域連合・連携に向かっている中、貿易立国の台湾がどこの経済連携にも入れなければ、それこそ国家存亡の危機だ ⇔ 馬総統は今夏にはTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)とRCEP(東アジア地域包括的経済連携)への参加の目算をもっているが、・・・これには支那の「承認」が大前提 ⇔ 台湾を独立主権国家と認めない支那は、台湾が国家として国際社会に出るのを阻止してきた ⇔ WTO(世界貿易機関)加盟も中国加盟後で、それも国家ではなく「台湾・澎湖・金門・馬祖の独立関税領域」という地域名での加盟だった》・・・
この支那の大前提である承認は台湾のTPPやRCEPの参加には厳密には必要はないと!と筆者は思います。世界規模の国際組織ならいざ知らず、ブロック経済機構(地域的な機構は然もTPPは支那や南朝鮮は参加交渉外に置かれている)では支那が大前提を閃かすことは横車以外の何物ではない。
何れにしても、大前提は台湾への内政干渉であり、・・・大東亜戦争後の米国の不手際で台湾の帰属が何処か?が未だに宙に浮いた儘の状態に置かれているのが、支那が大前提を振り翳す最大の原因となっている。
✦ 第二次世界大戦後、連合国との講和条約において、日本は台湾に対する権利・権原を放棄しました。しかし、この権利・権原は他の国に与えられてはいない!・・・
✦ 1978年にあらためて日中平和友好条約が締結されましたが、当然ながら、日本がすでに放棄した台湾に関して、中国へ引き渡すような条文はない!・・・
此れ等を考慮すると、台湾は台湾人の領土であり、支那の大前提(ひとつの支那)など鼻糞にもならず!と言っても決して過言ではないでしょう。
ただ外交は『武力は正義である!』が通用し、武力を行使できる圧倒的な軍事力を備え、さらに世界第二の経済規模を誇る支那には対抗する術が、国際社会(米国、EU)が台湾を支持しなければ、台湾にはありません!。
特に近来は米国、EUの指導者達は守銭奴に成り果てて!、・・・
支那で起きている自治区の少数民族、法輪功学習者への弾圧、人権蹂躙には『3猿(見ざる、聞かざる、言わざる)』を決め込んこみ、・・・支那の巨大な摩天楼・蜃気楼経済に目を眩され、一時の支那との蜜月経済関係を優先させているのでは、台湾の希望などは歯牙にも掛けずに、支那のご機嫌取りに勤しんでいる。
台湾が取るべき、未来に繋がる外交政策は!、・・・
可能な限り柳腰で支那からの粘り強く強風に耐え、交渉を重ね絶対に奸悪な支那の術中に嵌らず、・・・巧妙に靡く!と見せながらも密着はせず、適度の距離を置いて時間を稼ぎ、支那が自壊(経済的な疲弊)するのを待つ。
支那は必ず自壊します!、・・・いつ?とは断言出来ませんが、筆者の水晶玉には、大雑把に15~20年後と映し出されている。
支那が自壊する時は未曾有の「混乱・混迷・狂乱」ともに凄まじい支那人同士の殺戮が勃発するは想定でき、・・・世界中に難民が散らばり台湾にも津波の如く押し寄せるでしょう。 近隣諸国は今から此れを想定して具体的な対策を考慮して備えなければならないでしょう。
難民が押し寄せて来る事は支那の自壊が完結した事であり!、・・・一時の混乱さえ切り抜ければ、台湾は晴れて支那の魔手から解放される。
是非とも此れが具現化して台湾が自他ともに認める「独立・主権・国家」として国際社会を堂々と闊歩する、・・・国連に台湾の旗がたなびく事を夢想している筆者です。
サーバーの関係で3月6日発行の本誌がうまく届かなかったようで
台湾の行政院大陸委員会の王郁[王奇]主任委員(閣僚)
国民党政府が中国から台湾に逃げ込んで以来、
◆「『主委!』と3度も呼んだ」、台湾を政府と認めた?
「張主任は私を『王主委(主任委員)』と三回も呼んだ」
その中国が台湾要人を「官銜」(官職名)
それはそうだ。
者)」と伝えた。口頭の話は記録に残らない。
◆台湾のTPP、RCEP加盟希望を理解し、太っ腹だが…
台湾が王張会談で重要な課題としていた一つは「国際生存空間」
そこで馬総統は今夏にはTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)
そこで名称にこだわらずにTPP、
◆世界が歓迎台湾海峡波静か、中国は統一の原則は曲げない
「『馬習会談』の話題は中国側から言い出した」と王主委はいう。
中国は台湾がかなり前からその希望を繰り返し内外に表明している
では、他の場で会談の可能性は? 中国は無言。台湾側も次善策は用意していなかった。実現可能性は当面ゼロに近い。
台湾海峡の波が静かであることは、かつて中台が対峙して「
中国は王張会談取材の台湾の記者2人の入国を認めなかった。
(ジャーナリスト・迫田勝敏)
日本李登輝友の会メールマガジン「日台共栄」
筆者考:
筆者は台湾事情には疎く、的を外れた頓珍漢な見識となって仕舞う台湾記事を往々(数ヶ月一度)にしてアップしますが、・・・これは台湾を学ぶ意味を兼ねての論旨に成りますのでご理解してくだされば幸甚です。
台湾の行政院大陸委員会の王郁[王奇]主任委員
(閣僚)
中国国務院台湾事務弁公室の張志軍主任(閣僚級)
国民党政府が中国から台湾に逃げ込んで以来、
✦【「『主委!』と3度も呼んだ」、台湾を政府と認めた?支那(国務院台湾事務弁公室の張志軍主任・閣僚級)が台湾要人を「官銜」(官職名)で呼んだのは台湾政府を認めたことではないかーと台湾は喜んだ!・・・“これで中国とは対等の立場だ!”】⇔《民間の世論調査会社、台湾指標の調査では台湾政府を認めたと見る人は36・8%、「いや、認めていない」は37・6%と割れた。市民は王主委ほど浮かれてはいない》・・・
台湾国民はやはり政治家よりは感情的には成らずに、冷静に事態を見据えている様です。
✦《世界経済が地域連合・連携に向かっている中、貿易立国の台湾がどこの経済連携にも入れなければ、それこそ国家存亡の危機だ ⇔ 馬総統は今夏にはTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)とRCEP(東アジア地域包括的経済連携)への参加の目算をもっているが、・・・これには支那の「承認」が大前提 ⇔ 台湾を独立主権国家と認めない支那は、台湾が国家として国際社会に出るのを阻止してきた ⇔ WTO(世界貿易機関)加盟も中国加盟後で、それも国家ではなく「台湾・澎湖・金門・馬祖の独立関税領域」という地域名での加盟だった》・・・
この支那の大前提である承認は台湾のTPPやRCEPの参加には厳密には必要はないと!と筆者は思います。世界規模の国際組織ならいざ知らず、ブロック経済機構(地域的な機構は然もTPPは支那や南朝鮮は参加交渉外に置かれている)では支那が大前提を閃かすことは横車以外の何物ではない。
何れにしても、大前提は台湾への内政干渉であり、・・・大東亜戦争後の米国の不手際で台湾の帰属が何処か?が未だに宙に浮いた儘の状態に置かれているのが、支那が大前提を振り翳す最大の原因となっている。
✦ 第二次世界大戦後、連合国との講和条約において、日本は台湾に対する権利・権原を放棄しました。しかし、この権利・権原は他の国に与えられてはいない!・・・
✦ 1978年にあらためて日中平和友好条約が締結されましたが、当然ながら、日本がすでに放棄した台湾に関して、中国へ引き渡すような条文はない!・・・
此れ等を考慮すると、台湾は台湾人の領土であり、支那の大前提(ひとつの支那)など鼻糞にもならず!と言っても決して過言ではないでしょう。
ただ外交は『武力は正義である!』が通用し、武力を行使できる圧倒的な軍事力を備え、さらに世界第二の経済規模を誇る支那には対抗する術が、国際社会(米国、EU)が台湾を支持しなければ、台湾にはありません!。
特に近来は米国、EUの指導者達は守銭奴に成り果てて!、・・・
支那で起きている自治区の少数民族、法輪功学習者への弾圧、人権蹂躙には『3猿(見ざる、聞かざる、言わざる)』を決め込んこみ、・・・支那の巨大な摩天楼・蜃気楼経済に目を眩され、一時の支那との蜜月経済関係を優先させているのでは、台湾の希望などは歯牙にも掛けずに、支那のご機嫌取りに勤しんでいる。
台湾が取るべき、未来に繋がる外交政策は!、・・・
可能な限り柳腰で支那からの粘り強く強風に耐え、交渉を重ね絶対に奸悪な支那の術中に嵌らず、・・・巧妙に靡く!と見せながらも密着はせず、適度の距離を置いて時間を稼ぎ、支那が自壊(経済的な疲弊)するのを待つ。
支那は必ず自壊します!、・・・いつ?とは断言出来ませんが、筆者の水晶玉には、大雑把に15~20年後と映し出されている。
支那が自壊する時は未曾有の「混乱・混迷・狂乱」ともに凄まじい支那人同士の殺戮が勃発するは想定でき、・・・世界中に難民が散らばり台湾にも津波の如く押し寄せるでしょう。 近隣諸国は今から此れを想定して具体的な対策を考慮して備えなければならないでしょう。
難民が押し寄せて来る事は支那の自壊が完結した事であり!、・・・一時の混乱さえ切り抜ければ、台湾は晴れて支那の魔手から解放される。
是非とも此れが具現化して台湾が自他ともに認める「独立・主権・国家」として国際社会を堂々と闊歩する、・・・国連に台湾の旗がたなびく事を夢想している筆者です。
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