水に浮かぶ「超軽量で強力な金属」が開発される! 絶対に沈没しない船も実現か?=米
知的好奇心の扉 Tocana (2015.06.04)
■革命的新素材「金属マトリックス複合材」とは
5月12日、自動車業界や造船業界に大きな革命をもたらす「水に浮くほど軽量な金属」がニューヨーク大学工学部と「Deep Springs Technology」社の研究プロジェクトチームにより開発された。
研究者によると、この超軽量金属を利用することで、穴が開いても沈没しない船を作れる可能性があると考えているという。また耐熱性にも優れていることから、自動車業界における低燃費開発にも大きく貢献するだろうとみられている。
この金属は、軽量でリサイクルしやすい「マグネシウム合金マトリックス複合体」に、硬度、耐熱性、化学安定性に優れる「炭化ケイ素中空粒子」を混ぜ合わて作られた。そして最も特筆すべきはその密度(≒重量)、わずか0.92g/ cm3! 水に浮かぶほどの軽量でありながら、海洋での激しいコンディションにも十分に耐えることができるほどの強度も併せ持つすぐれものなのだ。
3年以内にはテスト用のプロトタイプが実現するとみられている本品。アメリカ海軍の新型水陸両用車「UHAC」などは、超軽量で頑強、そして高い浮力があるこの技術的恩恵をすぐさま受けることができるだろうといわれている。
■SFの世界が実現する!?・・・
米海軍が開発中の新型水陸両用車「UHAC」
自動車や造船業界に限らず航空宇宙産業など、幅広い業界が注目しているといわれるこの技術革新。耐熱性の求められるエンジン部分や周辺の消耗部品などに使われることで、機械製品の大幅な軽量化が可能なはずだ。
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』に出てきた「ホバーボード」やSF映画『スター・ウォーズ』に登場するスピーダーバイクにインスパイアされた「AERO-X」など、実際に開発されているSF映画ガジェットは多数あるが、この金属を利用することで飛躍的に機能がアップする可能性もある。不思議な表現ではあるが、時代は確実に“近未来”に近づいているといえるだろう。(文=ジョー丸山)
筆者考:
5月12日、自動車業界や造船業界に大きな革命をもたらす「水に浮くほど軽量な金属」がニューヨーク大学工学部と「Deep Springs Technology」社の研究プロジェクトチームにより開発された。
水に浮かぶ「超軽量で強力な金属」が開発される!・・・
これぞまさしく夢の、究極の新素材!・・・
夢は、民間/軍事用として多くの新製品が開発され、大きく広がる。
特に自動車産業界は最も大きな恩恵を受けて、車両重量の軽量化に利用されて、燃費さらに排気ガスの排出を少なく出来る!・・・
流石米国であり、・・・民間企業が開発費用を大学に提供して研究を重ねては画期的な発明と新製品開発に大きく貢献する。米国の伝統とも言える此の姿勢は、米国の凋落は時間の言われながらも、未だに経済では他の追随を許さずに世界の牽引車として位置を保っている。
『金属マトリックス複合材』の研究開発は先進工業諸国が先を争って研究開発しており、日本でも広島大学は最も力を入れています。
環境問題や省エネルギー化を背景に、部品の軽量化、コンパクト化が様々な分野で進められ、金属材料分野ではアルミニウム合金などの軽金属への期待が益々高まってきており、・・・しかし、アルミニウム合金は熱膨張係数が大きい、熱伝導率の調整が困難等の問題から使用領域が制限されています。その改良策としてセラミックス繊維との複合化が考えられますが、その中でもチタン酸カリウムは低熱膨張、低熱伝導、低硬度等数々の利点を持っています。
✦ クボタのチタン酸カリウムは、微細繊維とは異なり、サイズが大きいことから材料安全性が高く、また軽合金との濡れ性、含浸性、合金中の分散性にも優れている。
今回の米国の開発チーム(ニューヨーク大学工学部と「Deep Springs Technology」社)に依って開発された新素材は・・・
軽量でリサイクルしやすい「マグネシウム合金マトリックス複合体」に、硬度、耐熱性、化学安定性に優れる「炭化ケイ素中空粒子」を混ぜ合わて作られたものであり、画期的なものと言える。
炭化ケイ素単結晶の製造方法 は・・・日本のブリジストン、石原英敏氏が特許出願しており、日本の研究開発が先んじているので、『水に浮くほど軽量な金属』を利用した民間、軍事用の新製品の企画、開発は日本国が有利な立場で進められると考えられます。
今回の『マグネシウム合金マトリックス複合体』の開発成功のニュースは日本国にとっては朗報です!!!・・・。
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コメント有難う御座いました!!!・・・