2015年12月14日月曜日

いよいよ!〜、米ロの衝突か!・・・

米国は対露戦争に準備万端か?
Sputnik(2015年12月12日)アンドレイ イワノフ筆




米国主導のいわゆる反テロ連合軍がまたもや「誤って」シリア軍の陣地を空爆した。こうした中で米国の政治家、外交官らはEUに新たな対露制裁を採らせるよう動きを活発化させている。

モスクワ国際関係大学、国際調査研究所の上級研究員、アンドレイ・イヴァノフ氏は、この件に関して次のような考察を表している。

ロシアは歴代の米大統領を好んで批判してきた!〜、それは彼らが口ではいろいろ言っておきながら、やっていることはまったく別だからだ。例えば世界の諸民族に民主主義と繁栄をもたらすと約束しておきながら、携えてくるのは破壊と死だけだ。だがたまにだが、米国人の言動が一致することがある。ほら、ついこないだオバマ大統領は人類にとっての主たる脅威は『イスラム国』とロシアだと考えているといったが、今はダーイシュ(IS、イスラム国)とも戦い、ロシアとその連合国とも戦っているからではないか

米国はシリアでダーイシュに対する空爆を開始したと思ったら、デイル・エズ・ゾル州でテロリストと死に物狂いで戦うシリア軍の陣地に1週間に満たない間にすでに2回、攻撃を仕掛けた。先週日曜の米国ら連合軍の空爆ではシリア軍の3人の兵士が殺害、16人が負傷した。そして今日(12日)の空爆によってさらに3人が死亡、30人近くが負傷している。これが『誤爆』だったとは到底信じがたい。しかも最初の攻撃事件が起きた後に出された声明では、米国防総省は、連合軍の航空機は事件自国にはその場所を一切飛来していないと主張していた。こうなると米国はダーイシュとの戦いのドサクサに紛れてアサド軍に最大限の損害を与えようとしている印象を受ける。まさにこれは功を奏してしまい、米国ら連合軍の最初の攻撃があった後、ダーイシュはすぐさまシリア政府軍の陣地への攻撃に転じた。

寸評:
 『米国が『民主主義と繁栄を齎す!』を振り翳して紛争地域に介入して、言葉通りになった事は一度もない!』・・・齎したの指導者が米国に依って殺戮され、国の纏める能力のある人物を失った紛争地域は以前にも況して混迷が深まっただけである事は、既に周知の事実である。アフガニスタン、リビア、イラクが良い例である。

米国国防省は当時!〜、❝連合軍機はシリア軍とISISの戦闘地域は飛行してはいなかった!❞の大嘘声明を平然と出している。
此の嘘は何を意味しているのか!?・・・
ロシアを挑発して対ロ戦争を煽っているのか!?・・・
 誤爆では無くて!〜、シリア政府軍と知っていた空爆したのが明白です。監視衛星の精度の高さ!、ハイテク技術を満載した最新の戦闘爆撃機が搭載する空対地ミサイルの性能などを鑑みて誤爆などはあり得ません。 米軍は意図的に爆撃して誤爆と言い訳した事が過去に何度もあり、全てが確信的犯行と言える。

オバマ大統領はアサド大統領を毛嫌いして、個人的な感情でシリア外交を展開しているが、此れは既に破綻しているのにも拘らず、己の非を認めず、EU諸国のにもアサド排除を強要して、傀儡政権を打ち立てる事に固執している。この執拗さは偏執狂的であり、彼の国の異常な人種に相通じるものがあります。

米国人はロシアをも攻撃している。もちろんこれは軍事的手段を使ってではない。今、米国の政治家、外交官らは欧州のほうぼうを歩き回り、各国の指導者らに一切の話し合いを排して対露制裁を延長するよう説得に努めている。しかも米国は制裁の強化まで押し付けようとしているのだ。以前の制裁対象はロシアの役人の何人だったのに対し、今度の打撃の対象はロシア経済のセクター全体に及ぶ。その理由というのが不可解なのだが、なんでもロシアがウクライナ南東部の「親露」分離主義者らに対し、この地域での暴力停止のために圧力をかけようとしないから、だそうだ。

寸評:
米国オバマ大統領は必死になってEU諸国に対して対ロ制裁を続行するように強要している。EU内部でもフランスやイタリアは米国の強要に対して異を唱えているが、特にポーランドや嘗ての東ヨーロッパ諸国がロシアに対して憎悪を持ち続けて最も強烈に対ロ制裁を続ける姿勢を示している。


◼︎【EUによる対ロ制裁導入の決定は近視眼的】:
Sputnik日本(2015年12月12日http://sptnkne.ws/apMD

➤ ❮❮欧州議会のイタリア代表議員、ファビオ・マッシモ・カスタリド氏がRTの取材で述べた。同議員は「対ロ制裁自動延長に反対した」と一部メディアに報じられたイタリアの立場についてコメントした。同議員によれば、レンツィ内閣はついに相互制裁で困難をきたした諸企業の立場に耳を傾けたのだ、ということだ。
 制裁導入は事実上、EUと我が国政府の近視眼的選択であったと思う。これまで最終的な決定と考えられた事項について議論が始まる新たな動きがあるかも知れない。しかし、私個人は、イタリアの極めて臆病な試みが、本当にEUの立場を変え得るかということに、確信はない。何しろポーランド、チェコなど東欧諸国は、制裁存置の立場を固く貫いている❯❯・・・

もし!〜、オバマ大統領がEUに対ロ制裁の続行を無期限に求めれば、・・・何れはEU諸国内で不協和音が増幅して結束に綻びが生じる可能性は限りなく高い。加えて『難民・移民問題』では、今度は東ヨーロッパがドイツや、フランス主導の難民対策に不満を昂じさせている事が新たな問題と成り益々と結束に亀裂が走る事が考えられます。


申し訳ないが、ドンバス(ウクライナ東部)の状況が緊張化した責任はウクライナ軍にある。ウクライナ軍はここ最近、ドンバスの義勇軍陣地に対してだけでなく、一般住民の居住区に対してまで予測不可能な砲撃を集中的に行い、武器を持たない民間人を殺した。それだけではない。ウクライナ当局はドンバス政権の掌握する領域との境界線だけでなく、クリミアにまで重機を集めている。

大掛かりな煽動を準備している可能性も排除できない。米国人がこれを止めようとするかどうか? 2008年8月、米国は南オセチアに侵攻しようとするグルジアのサアカシヴィリ大統領を止めようとはしなかった。この結果はグルジア軍の完全なる敗北に終わった。米国は今ウクライナでこれと同じ問題を起こしたいと思っているのだろうか? 特に、巡航ミサイル「カリブル」が潜水艦から発射された後の結果についてロシア軍最高司令官のプーチン大統領がショイグ国防相との会談した際に、大統領はプレスの前でこうしたものに核を搭載する可能性について言及している。こうした科白に米国は注意を向けた。しかも米国内ではウクライナ政権のやりちらかすドンチャン騒ぎに疲れが見え始めた。バイデン米副大統領が最近のキエフ訪問で政治危機の解決手段としてウクライナの連邦化を口にしたのも偶然ではない。覚えておられるだろうか? 連邦化こそ、ドンバスが必死で求めていたものだった。そしてそれがゆえにポロシェンコ大統領が自分の軍隊とナショナリストのならず者集団をドンバスへと送り込み、住民を抹殺しようとしたのだ。

今になってウクライナの連邦化を米国は口にし始めた。かつてのチャーチル米大統領は米国人は常に正しい決定を見つけるとのたまわっておられたが、正しい答えでも正しくない答えをさんざんトライした挙句、川の水のごとく血が流される前に見つけていただきたいものだ。

残念なことにシリアに関しては米国人は正しい決定からは遥かに遠い場所にいる。プーチン大統領の「カリブル」の核弾頭についての言及が米国人の頭の霧を払ってくれるといいのだが。」

寸評:
米国人は正しい決定からは遥かに遠い場所にいる。プーチン大統領の「カリブル」の核弾頭についての言及が米国人の頭の霧を払ってくれるといいのだが!』・・・
 此れはロシア側の米国に対する評価であり、すなわちロシア・プーチン大統領と米大統領・オバマの器量の違いからくるものである。
シリアだけでは無くて米国が嘗て紛争地域に介入し米国文化、価値観(民主主義)を押し付けようとしたが、・・・ことごとく失敗し、おまけにタリバン、アルカイダ、更にISISの台頭の原因となった事は未だに記憶に新しいものがあります。



◼︎【艦載巡航ミサイル「カリブル」ロシア 地中海の潜水艦から「カリブル」ミサイルで「ダーイシュ(IS)」を攻撃】:
Sputnik日本(2015年12月09日 ) http://sptnkne.ws/anBw

➤ ❮❮ロシア軍は、地中海に展開する潜水艦「ロストフ-ナ-ドヌー」から、巡航ミサイル「カリブル」で、過激派組織「ダーイシュ(IS,イスラム国)」の施設を攻撃した。ロシアのショイグ国防相が、プーチン大統領に報告した。

 ロシアのプーチン大統領は8日、ショイグ国防相から地中海に配備した潜水艦が過激派組織「イスラム国」(IS)のシリアの拠点を巡航ミサイルで攻撃したとの報告を受け、巡航ミサイルの効果を評価した上で「通常弾頭と同様に特別な弾頭、つまり核の搭載も可能だ」と述べた❯❯・・・



ロシアの巡航ミサイルの優れた性能は軍事専門家の度肝を抜くのには十分だった!・・・
然も潜水したままの潜水艦からの発射であり、米国のトマホーク型の巡航ミサイルに勝るとも劣らぬ物と評価できる。
的確にピンポイントで目標物を破壊するミサイルは戦闘爆撃機からの攻撃と遜色がない精度と言え、この巡航ミサイル『カリブル』を使えば、国境沿いのISISや反アサド武装テロ集団『FSA』の基地を攻撃破壊できる。
プーチン大統領の『核搭載も可能!』はトルコに撃ち落とされたロシア機の事件に対する牽制であった!とされている。

ロシアの兵器は近来!〜、精強さを増して性能は決して侮れない域に達している、SUー35S戦闘機は米国のラプター22や開発中のS35の性能を超えると言われています。

米国はオバマ大統領の私的な怨念で対ロ制裁などで追い詰めると藪蛇になる。
『対ロ戦争に準備万端!』とは気が狂ったのか!としか思えません。
直接!〜米国が戦端を開くことは考えられず、まずは、NATOのボケ司令官(リードラブ最高司令官)をけしかけて、後に時期を見計らって参戦すると思われます。


                                                  


ブログ管理人考:

米国主導のいわゆる反テロ連合軍がまたもや「誤って」シリア軍の陣地を空爆した!〜、
此れに伴い、米国の政治家、外交官らはEUに新たな対露制裁を採らせる事に奔走している。
主要EU国は!〜
ドイツは米国の言いなりとなるは容易に考えれるが、フランスは米国の意の儘に動くとは思えず、英国・キャメロン首相は自分の意志を持たず無条件で米国オバマに従うでしょう!・・・
イタリアは対ロ制裁の続行を強く反対しており、制裁反対声をあげる事が予想される。
奇しくも!〜、
◼︎【EU加盟国常駐代表 対ロシア制裁延長に関する検討】:http://sptnkne.ws/apc4
此れが延期された。
➤ ❮❮EU加盟国常駐代表は9日水曜日の会議で、ウクライナ問題と関連して発動された対ロシア制裁の6ヶ月の延期について、議論なしで合意すると思われていたが、・・・議題から(対ロシア制裁延長に関する)項目が、取り除かれ、、議論する。
これは、イタリアのレンツィ首相の決定を待つイタリア人によって左右される。

EUによる対ロシア経済制裁は、2016年1月31日に効力を失う。EUは対ロシア経済制裁の延長を、今週のEU加盟国常駐代表会議で検討し、その後、12月14日にEU加盟国の外相が決定を承認、12月17・18両日にブリュッセルで開かれるEU首脳会議で、正式な決定を承認すると見られていた。

イタリアのテレビRaiNews24は9日水曜日、EU外交筋の情報として、イタリアは対ロシア制裁延長について「政治討論」を開始するよう要請していると伝えた。RaiNews24によると、イタリアは制裁を「自動的に」6ヶ月延長することに賛成ではなく、EU議長国を務めるルクセンブルクに、対ロシア経済制裁の延長を、討議の枠組みの中で話し合うことを求めたという❯❯・・・
以上はEU諸国は対ロ制裁では決して一枚岩では無い事の証です。
外交鈍痴!のオバマが対ロ制裁をEU諸国にゴリ押しすれば、米国は反発を買うでしょう。


米国が対ロ戦争を本当に準備しているのか!〜、疑問です。
世界のあちらこちらで紛争地域に介入している米国が軍事的にも経済的にも、・・・第三次世界大戦となる対ロ戦争など仕掛ける余裕などは有る筈がないでしょう。

米ロの衝突で『漁夫の利!』を最も占めるのは支那である事は一目瞭然であり、・・・日本国は最悪のシナリオを想定して支那の動きに備えなければならないでしょう。
日本国民が一日も早く目覚めて支那の危険性を認識して欲しい!ものと願わずにはいられません。


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