ホンダジェット出荷、世界一 小型機部門、セスナ機抜く
朝日新聞デジタル(2018年2月22)
ホンダの小型ジェット機「ホンダジェット」の2017年の出荷数が前年比20機増の43機で、小型ジェット機(重量5・7トン以下)部門で、米セスナの主力機を抜いて初めて世界一になった。18年に入っても受注は順調で、生産スピードを上げ、さらに出荷数を伸ばす計画だ。
全米航空機製造者協会が22日に発表した集計で明らかになった。小型機部門の機種別で、ホンダジェットはセスナ「サイテーションM2」の39機を上回った。
ホンダジェットは最大7人乗りで、価格は490万ドル(約5億2400万円)。エンジンが主翼上部につくのが特徴で、空気抵抗が少ないことによる燃費の良さや、静かで広々とした室内空間が人気だ。
小型機は、富裕層や企業などが主に都市間の移動手段として使っており、近年は需要が伸びている。
ログイン前の続きホンダは17年は主力の北米市場に加え、欧州でも出荷数を伸ばした。昨年には中国や東南アジアでも事業を始めるなど、アジアでの販売にも力を入れている。日本での事業は未定という。
足もとの受注も好調だ。2月上旬には、欧州や北アフリカの飛行場を行き来する「エアタクシー」を運営するフランスの企業から16機を受注した。
米ノースカロライナ州にある生産工場の習熟度向上により生産スピードが上がっており、今年は月産4機から5機にする計画。18年度は、50機以上の出荷を予定している。
ホンダジェット計画は、創業者の本田宗一郎氏による1962年の構想が発端だ。ただ、86年に機体やエンジンの研究に着手したが、計画は何度も中断。1号機の引き渡しは約30年後の15年末だった。
出荷数で世界一になったとはいえ、事業自体は赤字基調で、今後はいかに早く黒字化し、収益源にできるかが課題となる。ホンダ幹部は「黒字化はまだ先だが、ブランド力の向上に貢献している」と話す。
日本企業の航空機事業では、三菱重工業の子会社、三菱航空機が国産ジェット旅客機MRJを開発中だ。ホンダジェットとは異なり、機体も数十人乗りの大きさで、主な顧客は航空会社だ。ただ、これまで納期を5度延期し、納入開始を当初より7年遅い20年半ばとするなど、遅れが目立っている。1月には納入契約で初めてキャンセルが出たことが明らかになるなど、好調なホンダジェットとは対照的な動きとなっている。
(高橋克典、木村聡史)
ブログ管理人考:
昨年上半期で既に24機を生産にこぎつけ出荷!・・・
小型機市場で異彩を放ち世界一に輝いている!・・・
2017年を通して43機で最大のライバルセスナ『サイテーションM2』39機を凌駕した!・・・
さて、ホンダジェットを購入した
お客さんの満足度は!?〜、
満足度はかなり高いようですね!。
◼︎【開発経緯】:
✦ 1962年(昭和37年)に本田宗一郎が航空機事業への参入を宣言!・・・
✦ 1986年(昭和61年)から和光基礎技術研究センターが開設されてからは
本格的に航空機研究を開始!・・・
✦ 1989年(平成元年)アメリカ合衆国ミシシッピ州立大学ラスペット飛行研究所と
提携、技術を固めた!・・・
✦1993年 初めて開発された小型実験機MH02は、
他社製エンジンを搭載しての飛行に成功!・・・
✦ エンジンを含めすべて自社製のビジネスジェット機 HondaJet を開発!・・・
✦ HondaJet(国籍・登録記号: N420HA)は、2003年(平成15年)12月にアメリカ合衆国ノースカロライナ州グリーンズボロのピードモント・トライアド国際空港にて初飛行を行い、同月16日に一般発表された!・・・
✦ 量産機については、2009年初旬に初飛行、2010年末にデリバリー開始を
予定していたが、当初の予定より開発は遅延!・・・
✦ 量産型認定用機体のフライトは、2010年12月20日、
ピードモント・トライアド国際空港での初飛行に成功!・・・
✦ 2007年10月、「エンジンを翼の上に設置する独創的な空力設計」によってHondaJetの造形がこれまでの航空力学の常識を大きく覆しながら優美な美しさを兼ね備えた点が評価され、グッドデザイン賞金賞を受賞!・・・
✦ 2012年9月、アメリカ航空宇宙学会より
「エアクラフトデザインアワード2012」受賞!・・・
✦ 2012年10月には量産ラインでの組み立てが開始された!・・・
✦ 2013年前半に年間80機のフル生産体制に入り、
デリバリー開始予定とされていたが、FAAの型式証明取得が遅れていた!・・・
✦ 2013年12月13日、ホンダとGEの折半出資子会社であるGE Honda エアロエンジンズは、Honda jetに搭載されるエンジン「HF120」が、米国連邦航空局による連邦航空規則のPart33が定める型式認定を取得し、量産に向けたステージに入ったと発表!・・・
✦ 12月20日にはHondaJetがFAAの型式証明取得に先立ち必要になる
型式検査承認(TIA)を取得したことを発表!・・・
✦ 2014年6月27日、ホンダがホンダジェットの量産1号機が
初飛行に成功したと発表!・・・
以上ウイキペディア引用
1962年、本田宗一郎が航空機事業への参入を宣言し、・・・1986年に本格的な開発を開始してから2014年に初飛行成功まで、60有余年の気が遠くなるような長い年月を諦めずに重ねた執念は、日本のお家芸とも言える職人気質が為せた業なのでしょう。
◼︎【性能】:
最大巡航速度 : 778 km/h(高度30,000 ft 420kt TAS)、マッハ 0.72
最大有視界航行距離 : 2,593 km (1,400 nm)
最大計器飛行航行距離 : 2,185 km (1,180 nm)
燃料消費率 : 3.3km/kg
最大運用高度 : 13,106m (FL430)
離陸距離 : 807 m (3,120 ft)
着陸距離 : 694 m (2,500 ft)
最大上昇率 : 1,216 m/min (3,990 ft/min)
小型機としては!〜、
驚くべき高性能ですが、残念ながら戦闘機としての軍用機への転用はとしては?、が付きますが、国産エンジンの開発、成功は日本の航空機産業界へ振興の力強い基盤となり、・・・今後はホンダエンジンの改良を重ね一歩も二歩も進んだエンジンへと羽化(国産戦闘機用)する可能性が期待できる。
敗戦後、大東亜戦争の余燼が燻る荒れ果てた焦土の中から産声を上げた本田技研工業!~、
創業者本田宗一郎氏の卓越した経営能力と独創的な開発能力で、原動機付きの自転車を世に送り出したのを皮切りに!・・・『本格的バイク開発、大成功!』⇒⇒⇒『数多くの名車を開発、成功!』⇒⇒⇒名車を市場に送り出し瞬くの間に、自動車業界で重要な位置を占める!・・・
残念な事に本田ジェットは日本ではなくて米国での生産となりますが、これは米国が米国巨大企業のGE(特に航空機エンジン製造)が割り込み、本田も単独では本田ジェットの販売には自信を持てず、GEの販売網を通す事を決定したと考察されます。
結局、米国は戦後に航空機開発を禁止したように、日本企業が困難を屈服して開発した航空機をコントロールする占領意識を未だに持ち続けている様です。
HAI(航空エンジン事業子会社であるホンダ エアロ インク)、Hondaとゼネラル・エレクトリック社(以下GE)の合弁会社であるGE Honda エアロ エンジンズ(GE Honda Aero Engines, LLC、以下GE Honda)が、2013年12月にFAA型式認定(Type Certificate、TC)を取得したターボファンエンジン「HF120」の生産を担当する。
HF120(ホンダ・エンジン)は、初期の生産をマサチューセッツ州リンにあるGEの工場で開始し、2014年11月から、GE Hondaの型式認定に基づいて、HAIバーリントン工場においてFAAの監督下で生産を続けている。
何れは日本で生産する事を計画しているとは思いますが、・・・現在の経営陣は愚弄バル化の狂信者であり、日本で生産するかどうか?は定かではありません。
ホンダ創業者の故本田宗一郎長年の夢、『航空機を開発し大空を飛翔する!』が実現しました!・・・
本田宗一郎の夢を乗せたホンダジエットが世界の空で飛翔する!・・・
そして優雅な飛翔ぶりと、大空に羽ばたく勇姿は、現今の日本人が失いつつある日本人の誇り確固たるものにして呉れるでしょう!!!・・・。
今は亡き本田宗一郎氏も草葉の陰で膝を打って喜んでいる事でしょう!!!・・・
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コメント有難う御座いました!!!・・・