2020年2月29日土曜日

支那では日本の『武漢肺炎全国一斉休校』が大絶賛!・・・

中国で日本の「新型コロナ全国一斉休校」が絶賛されている理由


「臨時休校」について、新型コロナウイルス感染症対策本部で発言する安倍晋三首相(右から3人目、27日撮影)

【中国でもほぼ同時に報道された日本の休校要請のニュース】:
2月27日の夕方、安倍晋三首相は新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、3月2日の月曜日から全国の小学校・中学校・高校・特別支援学校を臨時休校にするよう要請した。

 このニュースが日本で流れるとほぼ同時に中国の各主要メディアは一斉に報じ、SNSなどで拡散された。そして1時間もたたないうちに、SNSやネットメディアのコメント欄はたちまち数多くの発言であふれた。

「英断だ!安倍首相がやっと決断できたね!」

「3月2日から?どうしてすぐ明日からでないの?」

「日本もわが国のまねをしたねー。これは正しい判断だ!」

「もっと早く踏み込んでもよかったが、今からでも遅くない!」

「この判断は、ウイルスの感染拡大を食い止めるには、まるで恵みの雨だ!」

「これこそ、責任を負う決断だ!」

「早くそうしないと、東京オリンピックは本当に泡と消えるぞ」

「もし、学校が続く中で集団感染や家族への感染となったら、政府のせいにされ、それこそ安倍首相が辞任に追い詰められるだろう」
 などなど。

【中国のインターネットでは休校に賛成する意見がほぼ100%】:
これらのコメントをざっと眺めて、多くの日本人は驚くに違いない。

 発言は、ほぼ100%と言っていいほど賛同と理解を示す意見で占められているからだ。反対する意見や批判の声はほとんど見られない。

 日本では、このニュースについては賛否両論。むしろ「場当たり的だ」「病院の看護師が子どもの面倒をみるために休み、結果的に医療崩壊を招く」「共働きの家庭に大きな負荷がかかり、社会を崩壊させる」「政権維持を優先した政治判断」などといった非難の声が目立っている印象がある。

 そうした声を見越したかのように中国のSNSでは、

「良い決断だが、日本のマスコミはまた政府を批判し、大騒ぎになるだろう…。日本政府は所詮、どんな政策を下しても、結局たたかれるから…」

 などのような発言さえあった。

 一時期の険悪な日中関係からは、とても想像できない発言ばかりである。本来、安倍首相は保守的であり、中国に対しても厳しい立場を取る人物だ。それなのに、コメントだけ読めば、どちらが安倍政権の肩を持つ日本人なのか、わからない印象さえある。

 今の中国では、日本の新型肺炎のニュースに対して非常に関心が高い。しかし、今回のニュースは従来以上に中国で報道されるスピードやSNSでの拡散が早く、コメントの数も多い。いかにこのニュースに関心を持つ中国人が多いかを示す証しであろう。

【大勢の中国人が休校措置を称賛する2つの理由】:
なぜ、中国の人々は日本の学校休校のニュースに大きな反応をし、称賛と理解を示す声が多いのか。その理由は2つある。

 まず、中国では長年の一人っ子政策の影響で一人っ子がほとんどである。子どもはその家の「すべて」であり、どんなことがあっても子どもを最優先に考える傾向がある。ゆえに「子どもを守るため」という安倍首相のとてもシンプルな主張に、多くの中国の親たちが理解を示したのだ。

 実際、日本をよく知る中国人からは下記のようなコメントがある。

「学校は学生で密集する場所であるため、1人でも感染したらすぐ集団感染になるだろう。そして、中国と違って、日本の学生は電車での通学が多いため、学校と公共交通機関でダブルリスクを負う。そう考えると、自宅にいたほう間違いなく安全安心だ」

 また、中国の自称「教育ママ」という女性は、下記のようなコメントを寄せている。
「これまで子どもの勉強ばかり気にしてきたが、考え方が少し変わった。今回の新型ウイルスで、多くの人が突然命を失った。勉強よりもっと大事なことがたくさんある、子どもの健康と健全な人格が最も重要だ。だから、今は時間がある中で、普通ではなかなかできなかったことだが、読書やコミュニケーションなど、子どもとゆっくり対面ができてよかったと思っている」

 2つ目は、今回の新型肺炎では、中国の人々は日本に対して「特別な思い」を抱いているからだ。

 これまでの日本からの支援や応援に対し、多くの中国人はとても感動し、感謝してきた。また、自分たちの国が新型肺炎の震源地であり、多くの中国人が日本でマスクを買い占めたり、多くの日本人が中国に寄付したりした。その結果、現在、日本がマスク不足になっている状況に「とても申し訳ない」という気持ちを持っている。

 それに加え、中国人から見ると、日本の「インフルエンザと同じ対応」を取っているような「緩い対策」には、首をかしげたくなるようなケースが少なくなかった。

 例えば、人々が密集するお祭りやマラソン大会を開催したり、ダイヤモンド・プリンセスから下船した人を隔離観察なしで公共交通機関を使って自宅に帰らせた…などのニュースは、多くの中国人にとっては感染を広げるような、とても信じられない光景である。

 そうした様子を、多くの中国人はとても歯がゆく思っていたのだ。だからこそ、今回の「臨時休校のニュース」は「よくやった!」と思うのである。

 実際、SNSなどには!~、
✦ ぜひ我々の経験や失敗を生かしてほしい!・・・

✦ 武漢の二の舞を演じないでほしい!・・・
 など、多数の応援の声が寄せられている。

【学校休校が大変という気持ちも中国人には痛切にわか】:
 日本は民主国家であり、中国のように一斉に強制することができないことは、中国の人々も理解している。とはいえ、今回のウイルスはこれまでと違って、わからないところがあまり多いため、「軽視してはいけない」というのが本音である。

 もっとも、今回の安倍首相による休校の要請に対し、非難する人々の気持ちも多くの中国人は痛切にわかっている。

 そもそも中国の家庭は、ほぼすべてが共働きだからだ。そこへ来て今回の休校措置は、共働きの家庭にとっては困惑しきりの話だ。途方にくれる人も多いだろう。

 中国では、現在も多くの親が「外出禁止」と「在宅勤務」を実行中であり、「仕事と子守り」を両立しようと奮闘中である。

 筆者の知人である上海にいる女性は、4歳の息子と一緒で、自宅は「オフィス兼保育園」に様変わりしている。

 彼女は「自宅勤務は通勤しなくていいので楽そうだけど、実際には会社にいるときよりもはるかに大変で疲れている」と愚痴をこぼしている。

 なぜなら、パソコンで絶え間なく、取引先や同僚とやりとりを行い、社内のインターネット会議などにも参加し、ほぼ「24時間勤務」と同様の状態だからだ。その上、ずっと子どもの面倒も見なければならない。外食もできないので、1日3食の食事も作る。

 それでも、「国のこの措置を理解している。感染を阻止するにはこれしかないだろう。今はまさに我慢の時期だ」と話す。

 また、別の友人は、医療従事者のため自宅勤務ができないが、今は夫婦の親の協力を得て、交代で子どもの面倒を見てもらっている。

【中国では感染のピークは過ぎている】:
中国では1月中旬から感染がどんどん拡大した中で、1月23日から武漢を閉鎖。その後、全国一斉に公共施設の閉鎖を実施したのに続き、「外出禁止」や「14日間隔離」「マスク着用」「在宅勤務」「学校の冬休み延長」など、一連の強制策で厳格な措置を始めた。

 中国の人々は「自宅軟禁状態」という不自由な生活を長らく強いられてきた。しかし、これらの対策が奏功したのか、今になって武漢以外の地域では感染者ゼロになり、武漢も治癒し退院する患者数が増えてきた。やっとピークを過ぎて「落ち着いてきた状況」となってきたのだ。
なので、多くの中国人は、近年、多くの地震や災害に直面してきた日本人に対し、

「中国人にできて、先進国に住み冷静で思慮深い日本人に、できないはずはない」
 と考えている。実際にSNSでは、

「学校の先生や親が混乱し、大変でしょうが、日本は民度が高いから、ここでなんとか頑張って、きっと乗り越える!」

「急に政府からこのような要請が出されて、親は大変混乱するかもしれないが、子どもの健康と命を考えると、何を優先すべきか、いうまでもないだろう。期末試験や卒業式がなくなるのは、確かに子どもにすればかわいそうであり、日本は卒業式など儀式を重んじる文化があるだけに残念に思う。しかし、命にかかわる問題に比べたら、そして長い人生において考えれば、これは非常事態の中の一コマの出来事であり、それほど深刻なことでもないだろう」
 といった声も少なくないのだ。

【国の事情や制度が違っても親心は一緒】:
 筆者はこれらのコメントや感想を見て、国の事情や制度が違っても、親心は一緒だと感じた。
 特に日本は超高齢化社会のため、次世代の子どもたちは国の未来であり、最優先にしなければならない。そのために、国家・国民をあげて協力して臨むべきと思う。
 それに、今回の中国の経緯を見たら、学校の休校措置は子どもや家庭にとって、必ずしも悪いことばかりではない。
 例えば、中国ではITによる遠隔コミュニケーション技術がより推奨されるようになり、3月2日からは、上海市をはじめ多くの都市の小中学校、高校、大学で、オンライン授業が始まる。

 上海の小、中学校、高校の合計12の学年ごとに、12のチャンネルでケーブルテレビとIPTVシステムを通じて授業を行う。上海市教育員会はこれらの教材を統一して用意し、精鋭の教師1000人を用意して授業に臨むという。

 世間では、「学校の教師がテレビに出てキャスターになるので、楽しみだ」という声もあり、多くの保護者や子どもが期待している様子である。授業はテレビのほか、インターネットを通じてパソコンやタブレット端末での視聴もできる。これらのすべての授業の教材も、電子ファイルで配布される予定だ。

 当然、日本でも、遠隔コミュニケーション、オンライン授業などの技術革新がより一層進化するきっかけになるだろう。これを機に、休暇取得の奨励や時差出勤、リモートワークの普及など、働き方も大きく変わるかもしれない。

 ただ、ちょっと気になっているのが、筆者の周りにも小中学校生を持つ親が多い中、さっそく「遊園地などに行きたい」などとおねだりする子どもも出ていると聞く。すでにディズニーランドやUSJなどの有名テーマパークは2月29日から3月15日まで臨時休業を発表しているが、せっかくの学校休校の措置が無駄にならないように、親がしっかり管理すべきであろう。

 一刻も早く、新型肺炎が終息し、日本と中国の子どもたちが元気に登校する姿が見られるように願ってやまない。


                                                

■『武漢肺炎』初動対策の不手際!・・・
■ 習近平国賓訪日問題!・・・
■ 支持率急落!・・・
などで、苦境に立っている安倍政権への絡めてからの官製(支那共産党主導)の援護射撃の匂いが紛々としている、ダイヤモンド・オンラインの記事ですが、…
内容には納得できる箇所が随所にあるので、取り上げました。

ブログ管理人も、安倍政権の英断!〜、
『武漢肺炎全国一斉休校』は
     全面的に支持します!・・・
『子供は国の宝物!』であり、万難を排して
守るのは為政者の務めです。

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