2022年8月17日水曜日

バハマで、難破船『ヌエストラ・セニョーラ・ デ・ラス・マラビーヤス号(驚異の聖母号)』の 財宝が発見された

■【17世紀に沈んだ船の財宝を発見…
      バハマの海洋博物館で展示へ】:
    遭難現場で発見された財宝: ⬇︎⬇︎⬇︎

 バハマで、難破船「ヌエストラ・セニョーラ・
  デ・ラス・マラビーヤス号(驚異の聖母号)」の
      財宝が発見された。

 発見された財宝には、銀の延べ棒、約5フィートの
  金の鎖、エメラルド、真珠などが含まれている。

 2022年8月8日に開館したバハマ海洋博物館で、
   これらの発見物が展示されている。

17世紀にバハマで難破した船「ヌエストラ・セニョーラ・デ・ラス・マラビーヤス号(Nuestra Señora de las Maravillas:驚異の聖母号)」から財宝の山が発見された。

その中には純銀の延べ棒、5フィート9インチ(約175センチ)の金の鎖、無傷の陶器、金とエメラルドのペンダント、真珠の指輪、ガラスのワインボトル2本、兵士のドン・マルティン・デ・アランダ・イ・グスマン(Don Martin de Aranda y Guzmán)が所有していた銀の剣の柄など、きらびやかな財宝が含まれている。

見つかった宝物は、バハマ政府と、起業家、探検家、慈善家で今回の発見をしたアレン・エクスプロレーション(Allen Exploration)の創設者、カール・アレン(Carl Allen)によって新しく作られたバハマ海洋博物館(Bahamas Maritime Museum)に展示される。

ヌエストラ・セニョーラ・デ・ラス・マラビーヤス号の遭難現場から発見された5フィート9インチ(約175センチ)の金の鎖。

「エメラルドと金でできた楕円形のペンダントを海底から引き揚げた時、息が止まってしまった。この小さなペンダントが、この厳しい海でどうやって生き延び、そして我々はどうしてこれらを発見できたのだろう。それこそがマラビーヤスの奇跡だ」と、カール・アレンはInsiderへのコメントの中で述べている。

8マイル(約12.8キロメートル)にもわたって海底に散在していた宝物をアレン・エクスプロレーションズは発見した。

     ヌエストラ・セニョーラ・デ・ラス・マラビーヤス号の
           遭難現場を発掘する探検家たち。

カール・アレンはコメントの中で、この難破船の「苦難の歴史」について、「17世紀から18世紀にかけて、スペイン、イギリス、フランス、オランダ、バハマ、アメリカの探検隊によって財宝が盛んに引き揚げられ、1970年代から1990年代初頭にかけては、サルベージ船によって破壊された」と述べた。残骸が粉々に砕かれたとも言われている。

また彼は、「海底は不毛だ」とつけ加えた。

「70年代のダイバーが記憶しているカラフルなサンゴは、海の酸性化によって毒され、厚さ数メートルの砂が移動することによって窒息していた。痛々しいほどで悲しい。しかし、死んだ灰色のサンゴ礁の上には、まだきらめく発見が眠っている」

「この船は、過去の引き揚げやハリケーンによって破壊されてしまったのかもしれない。でも、我々はそこにもっと多くの物語があると確信している」と、プロジェクト海洋考古学者のジェームズ・シンクレア(James Sinclair)は語っている。

       ヌエストラ・セニョーラ・デ・ラス・マラビーヤス号の
        遭難現場で発見されたエメラルドのペンダント。

2022年8月8日、バハマ海洋博物館がオープンした。館長のマイケル・ペイトマン(Michael Pateman)博士は、プレスリリースの中で、「海から生まれた国でありながら、バハマの海とのつながりについてはほとんど理解されていない」と述べている。

「例えば、先住民のルカヤ人が1300年前にバハマに居住していたことを知る人はほとんどいない。スペインの銃によって5万人ものの人々が追放され、ベネズエラ沖で真珠を獲るために潜ることを強いられ、30年もたたないうちに彼らは絶滅してしまった。バハマには、目を見張るような旧世界の文化があった。ルカヤ人、奴隷貿易、海賊、そしてマラビーヤス号は、我々が博物館で共有すべき物語の中心だ」

アメリカ大陸(北米、中南米)の
     先住民族の悲惨な歴史!〜、
  如何に白色人種が
    残忍非道であるかを訴えている!・・・
中南米、カリブ海諸島の先住民は絶滅したもの数知れず。
スペインの難破船の財宝は全て簒奪したもので、本国スペイン国王に貢がれるものだった。
美しいエメラルドのペンダンテには先住民の涙が凝結している。

     ヌエストラ・セニョーラ・デ・ラス・マラビーヤス号。




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