2022年8月16日火曜日

日本の米作農家が戦略転換! 米作持続を模索!

エスニック料理に最適 国産長粒米商機あり 固定需要、販路じわり拡大:
日本農業新聞(8月16日):

https://www.agrinews.co.jp/news/index/96560



          田中農場が販売する「プリンセスかおり」。
        販売量は年々増えているという(鳥取県八頭町で)

インド料理やタイ料理に使われる長粒米の生産に商機を見いだす生産者が目立ってきた。日本で一般的な短粒種の主食用米の需要が減り続ける中、一定の固定需要が見込める長粒米で収入を安定させるのが狙い。飲食店や消費者への直接販売を主体に、徐々に販路を広げる。(川崎勇)

 インドやタイ料理などのエスニック料理には、粘り気のある日本の短粒種より、パラパラ感のある長粒品種が向くとされる。代表格は、炊飯すると香ばしい香りがするインドの「バスマティ」など。日本では、農研機構が育成した「プリンセスサリー」や「ホシユタカ」、鳥取県が育成しカレーに向くとする「プリンセスかおり」などの品種がある。

 鳥取県八頭町で水稲など118ヘクタールを経営する田中農場は今年、「プリンセスかおり」を昨年の3倍となる6ヘクタールで栽培する。カレー店やカフェ、消費者への直販と米卸に販売。2017年に品種が育成された当初から栽培を始めた。

田中里志代表によると「購入者からカレーのルーとなじみやすいと聞いている。米の甘さと粒のもちもち感も受けている」と話す。販売量は年々増えている。県によると、同品種の作付面積は22年、県内10戸で7・7ヘクタール。品種の育成以降、最も多いという。

 「主食用米の消費が減る中でも、需要が堅調。徐々に増やしていきたい」と話すのは、新潟県上越市で水稲など156ヘクタールを経営する農事組合法人大潟ナショナルカントリーの金澤英幸専務。同法人は今年、インディカ品種を基に、民間企業が育成した長粒米「リンクス」を6ヘクタール栽培する。

 今年の作付面積は前年並みだが、1997年の試験栽培から拡大している。売り先は、卸売業者を通じた首都圏のスーパーや、直接取引による地元のスーパーなどがある。

 国内で長粒米に需要はあるのか──。エスニック料理店向けにタイ産長粒米を販売する大手米卸・木徳神糧は「売れ行きは好調。コロナ禍前の水準には達した」と指摘する。ミニマムアクセス(最低輸入機会=MA)のうち、主に主食用となる売買同時契約(SBS)方式で輸入。「ニッチだが、固定的な需要がある」(同社)と話す。

 世界の米の生産量は長粒米が8割とされ、需要も長粒米が主体。国産の長粒米を扱う米卸は「長粒米で輸出に打って出るべきではないか」と話す。

                                          


日本では食の西洋化が進み!〜、
     米食は減速ギアに入っている!・・・
年間の消費量は低下する一方の状態となっている。

世界のコメ市場は!〜、
80%がロンググレイン(長粒米)である!・・・


需要も長粒米が主体となっている。

そこに日本の長粒米を扱う米卸業者は!〜、
 長粒米で輸出戦略で日本の
  コメ農家に今後の進む道を示している!・・・

簡単には行かないだろうが、この侭で推移何らの手段を講じなければ、日本の米作農家は衰退の一途をたどり、何れは廃業となり、… とどの詰まりは、食料自給率の改善は見られないでしょう。

時の政権の英断で!〜、
米作農家に夢を与えて欲しいものです!・・・


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