2023年2月17日金曜日

土に帰る:ドイツで初の『堆肥葬』開始 遺体を土に還す

遺体を栄養分が豊富な土に変化させ!〜、
 埋葬するエコロジカルな『堆肥葬』が、
        米国で広がっている!・・・

昨年末ニューヨーク州が堆肥葬を認可したことは記憶に新しいが、たった数年間で6州が遺体の堆肥化にゴーサインを出した。加えて、デラウェア州などいくつかの州が合法化に向けて動き出している。 

欧州では、生分解しやすい木製や柳製などの
    棺に遺体を入れて土葬する!〜、
『グリーン葬』や、火葬後の遺骨を樹木の下に埋葬する『樹木葬・森林葬』は行われている!・・・

そして遂に、ヨーロッパでも堆肥葬が始まった。
ドイツで、2人の男性が堆肥葬「マイネ・エアデ(Meine Erde)」を提供する会社を立ち上げた。

        遺体を40日かけて土に還す『堆肥葬式』

▶︎ 初年度は6人が利用:

ヨーロッパ初の堆肥葬サービス、『マイネ・エアデ』は!〜、
         2022年2月に始まった!・・・
『マイネ・エアデ』が行える場所は、ドイツ最北端に位置するシュレスウィヒ・ホルシュタイン州の人口約2万人のメルン市(Mölln)だ。

 アルヴァリウム(Alvarium)とネーミングした礼拝堂は使われていなかった墓地の礼拝堂で、遺体を入れて生分解する棺(同社ではコクーンと呼んでいる)がここに設置されている。

コクーンの中に遺体(裸体)を入れ!〜、

 藁や干し草、木くず、活性炭と一緒に40日間保管する!・・・

 コクーンは木製の外観の大型装置に入れ、コクーンに酸素を常時送り、コクーンをゆっくりと動かす。
 温度や湿度の調整も含めたこの堆肥化はセンサーで管理する。40日後に遺体は完全に堆肥化しないため、残った骨は機械で細かくするという。生分解した遺体を埋める場所は、許可されている場所であればどこでもよい。

 同社に問い合わせたところ、1月末時点で『堆肥葬は5件行われ、シュレスウィヒ・ホルシュタイン州内とハンブルク州のいろいろな墓地に埋葬された。現在、1件がコクーンに保管中』と回答を得た。


上の映像では、アルヴァリウムやコクーンの様子がリポートされており、堆肥化の仕組みを具体的にイメージできる。同社共同設立者のパブロ・メッツ(Pablo Metz)氏は、このリポートで『依頼が続いたので、数件断らないといけなかった』と話している。

▶︎ 2023年はサービス拡大の見通し:

マイネ・エアデの費用は2100ユーロ(約30万円)。
 ドイツの葬儀の平均費用は約1万3000ユーロ(約183万円)、シンプルな葬儀なら約2000ユーロ(約28万円)で済むので、マイネ・エアデは低価格だ。ただし、マイネ・エアデには儀式や墓標の費用は含まれていない為、… それらにも出費するかどうかは遺族次第。

 マイネ・エアデをほかの場所に広めようとしており、マイネ・エアデは国内の多数のメディアで取り上げられているが誤報もある。
 メルン市との間で問題が生じてマイネ・エアデはもう実施できなくなるという報道が1月にあったが、… 同社のプレス担当は誤報であると訂正した。



同社は墓地内にアルヴァリウムを新設しようと同市と話し合いを進め、結局その計画は中止になった。
だが、アルヴァリウム1号でのサービスは『やめる理由がない』としている。現在、アルヴァリウム2号をシュレスウィヒ・ホルシュタイン州のほかの場所で開設しようと場所を探している。

 また、同州以外でもアルヴァリウム開設を目指しており、いくつかの州と交渉を重ねているという。『かなり近いうちにほかの州でも堆肥葬ができるようになると、とても前向きに考えています』(プレス担当)。今年、別の州が堆肥葬を認可するニュースが聞けるかもしれない。

▶︎ 堆肥葬を選ぶ人は主流派になるのか?:

マイネ・エアデが重視するのは!〜、
『遺体が土に還り、新しい生命(草木)に生まれ変われる(死は終わりではなく始まりを意味する)」「土葬や火葬よりも環境に優しい』という点!・・・

堆肥葬は環境保護という点で、従来の埋葬法より優れているが!〜、      科学的に信頼できる情報が
      不足しているという反対意見はある!・・・

医師たちは、40日という期間は!〜、
  土葬の法定埋葬期間を超えている
    (堆肥葬も土葬の一種と考えられる)!・・・

✮ 残った骨はどのような
       装置で処理するのか?・・・

✮ 金属遺骨(人工関節、ペースメーカー、金歯)は
            どうするのか?・・・
✮ 堆肥になった遺体に病原体が
     残らないようにできるのか?・・・
 
 疑問を抱いているハンブルガー・アベンドブラット

 ドイツ人はどのような形の埋葬法を希望しているのか?。
ドイツ全国から葬儀の相談を請け負う
   ノーヴェンバー(Everlife社)によると!〜、

✮ 火葬の希望が約60%!・・・
✮ 土葬が30〜40%!・・・
✮ 海葬(北海やバルト海に埋葬される)が5~10%!・・・
✮ 森林葬が14%!・・・

 将来、堆肥葬が主流になることはないかもしれないが、いったいどれだけの人が堆肥葬を選択するようになるだろうか。

医師たちの疑問は至極当然で何も専門的な知識がなくても、常識的な知識でも同じ疑問に突き当たるでしょう。

さて、日本人は堆肥葬をどう捉え、共鳴するか?
しないでしょう。
第一に時間が掛かり過ぎ、堆肥になるまで遺体を安置する場所、及び場所代が日本で高くなるでしょう。
それに、骨などの処理に費用が掛かる事が考えられ、総合的に高価な遺体処理となる恐れがある。
日本では余り歓迎されないでしょう。

然し、カルト宗教団体が悪用して、信者から金を巻き上げるかも知れません。
それに、地方自治体の『政・官・財(創価の息のかかった)利権となる可能性があります。

参考文献:

■【ドイツで欧州初の「堆肥葬」開始 遺体を40日かけて土に 費用30万円】:

https://newsphere.jp/national/20230213-1/



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