2023年6月9日金曜日

矢張りドイツ戦車『レオパード』は専門家の分析通り役に立たなかった!・・・

ウクライナは、12月に英国が同国への支援として初めて戦車を供与したのを皮切りに、ポーランド、ドイツ、米国、フランス、その他NATO諸国から供与を受け、2月下旬から欧米製の戦車を受領するようになった。


           Leopard 2 Tanks     Leopard 2 TanksKr  Leopard 2 TanksKr
ウクライナは以前、ソビエト連邦で製造されたT-64を中心とするヨーロッパ最大の戦車部隊を擁していたが、2022年以降、予備軍からT-64、T-72、T-80を数百両、NATO加盟国やモロッコからT-72を欧米の仲介業者を通じて提供され補充している。

 しかし、ソ連が設計した車両の供給がますます不足する中、…
ウクライナはイギリスのチャレンジャー2、アメリカのM1A2エイブラムス、ドイツのレオパード1、レオパード2を含む幅広い西側戦車を約束され、フランスはその装甲と砲口径から時に『車輪付き戦車』と呼ばれるAMX-10装甲戦闘車を供与した。

 西側の戦車は、6月初めに始まったロシア軍の陣地に対する待望の大規模な攻撃用に確保されたと伝えられており、6日にはロシア国防省によって、ウクライナでこれらの戦車が戦闘している最初の映像の一部が公開された。

    破壊されたトルコのレオパルド2戦車の残骸

国防省が公開した映像には、ウクライナ東部ドネツクの前線で、ドイツのレオパルド2戦車を含む4台の重機が攻撃を受け、戦車が名称不明の対戦車ミサイルに撃たれている様子が映っているとされている。
 この映像の公開は、同省がレオパード8両とAMX-10 3両が前線で破壊されたと報告した翌日に行われたもので、この日の攻撃でウクライナ軍は1500人の軍人と28台の戦車、その他109台の装甲車両を失ったとされている。
 攻撃開始から3日後、ロシア政府筋によると、ウクライナ軍は3,715人の軍人と52台の戦車、207台の装甲戦闘車両、その他様々な資産(兵站)を失ったという。このような消耗率は、過去にウクライナ東部の最前線でウクライナ地上軍が受けた損失率に関する多くの西側情報源からの報告と一致している。

ドイツは当初、ウクライナへのレオパルド2戦車の供与を欧州諸国に許可することに難色を示していたが、これは戦闘によって戦車の評判が落ちることを懸念したことが大きな理由と推測される-ドイツの代表的な防衛製品にとって大きな損失である。
トルコ軍はイラクとシリアでこの戦車を使い、地元の民兵部隊に大きな損害を与えており、ロシア軍に対する損害がは遥かに大きくなることを懸念しているのだ。
 ウクライナでは、ドイツ製兵器はイタリア製兵器と並んで質的な欠陥があるとして批判の対象になっているが、レオパルド2戦車が、米国など他の供給元から提供される同等の兵器と比較して標準以下とみなされる兵器のリストに加わるかどうかはまだわからない。

参考文献:

■【Ukraine is Finally Using its French and German Tanks in Battle: New Video Shows Their Destruction in Donetsk】:

https://militarywatchmagazine.com/article/ukraine-french-german-tanks-destruction


                                          


■【ロシア軍 ザポロジエ方面で

 ウクライナ軍の攻撃を撃退=ショイグ露国防相】:

       https://sputniknews.jp/20230608/16229832.html



6月8日、深夜1時30分、ウクライナ軍はロシア軍のザポロジェ(ザポリージャ)方面の防御の突破を試みた。セルゲイ・ショイグ露国防相によれば、4回の攻撃を行ったのはウクライナ軍第47機械化旅団で、兵員1500人と装甲車150台で構成されていた。

 ショイグ国防相によれば、ロシア側はすぐに敵を発見し、これに対して砲撃、空爆、対戦車兵器による先制攻撃を仕掛けた。
 2時間に及ぶ戦闘の結果、敵は戦車30両、歩兵戦闘車11台、最多で350人の人員を失った。この突破の失敗により、ウクライナが特別訓練を施した予備軍は任務を果たさずに終わった。

 ロシア国防省によると、6月7日だけでウクライナ軍は兵力総勢945人、戦車33台、歩兵戦闘車28台、装甲戦闘車38台、自走式榴弾砲AHSクラブ3両他の兵装を失った。


                                           


米国を筆頭に担がれお神輿となったウクライナ!〜、

 そのウクライナに西側陣営が大判振る舞いの

    軍事資金や兵器の授与している!・・・


漸く、ウクライナは6月初頭から!〜、

     大規模な反転攻撃を開始した!・・・


結果は芳しく無く、報じられた情報を纏めると、西側が期待していた反転攻撃は敗色濃厚となっている。


今日は昨日、報じられたロシア国防省の発表と、…

米国の軍事専門誌『Military Watch Magazine』が報じたウクライ軍のウクライナ東部ドネツクの前線で展開された戦いの模様を記載致しました。


ロシア国防省の発表と『Military Watch Magazine』の報道は若干違いがありますが、概ね同じです。


ドイツが誇るレオパルド戦車が期待していたような戦果は上げられなかったようです。



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