捨て猫から繋がった家族の輪】:
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アプリケーション開発を行っている株式会社qnote。
求人欄の応募資格に「猫が好きなこと」と記載されていることで、猫好き憧れの企業として知られています。
現在オフィスでは7匹のねこちゃんが『猫社員』として暮らしています。
ねこちゃんたちは社長の鶴田さんを含む、15人の「ヒト社員」と呼ばれるプログラマーさんたちに可愛がられながら、気ままに眠ったり遊んだり、時にはお仕事の邪魔をしたり。
そんな世にも稀な猫社員のいるqnoteの歴史は1匹の女の子のねこちゃん・ふたばと鶴田さんの出会いから始まりました。
鶴田さんとふたばが出会ったのはまだqnoteが創立して間もない12年前 、とても暑い夏のある日でした。
「ふたば」という店名のお寿司屋さんで保護されていた子猫を「猫がいる会社があってもいいよね」と引き取ったのが、抱き上げると脱力してしまうくらいに人懐っこい、クリーム色をした女の子のふたば。
お寿司屋さんからふたばを引き取った際に、箱に入れてふたばを運んでいた鶴田さん。
「様子はどうかな?」と道中、ほんの少し箱を開けてみたところ、勢いよくふたばが飛び出してきてびっくり!ふたばは箱から飛び出して、そのままどこかへ走り去ってしまったのです。
必死に探し回った鶴田さん。やっと見つけた!と思っても、なかなかふたばは捕まりません。
あたりは暗くなり、また明日探そう、と考えていたところに掛かってきたのがお寿司屋さんからの「ふたばが店に戻ってきている」との電話。
ふたばはごはん時になったので、お店の前でニャーニャー鳴いていたようです。
こんなドタバタな出会いから始まった鶴田さんとふたばの絆。
そしてふたばを起点に猫社員とヒト社員との絆、猫社員の親子の絆へとqnoteの絆は広がっていくのです。
出会ったときにはほんの小さな子猫だったふたばも、社員さんがお家で買っていたトラ猫のたび助と夫婦になり、今ではオレンジ色の男の子3匹とグレーの女の子3匹の立派なお母さん。
ふたばの子供たちは今ではもうすっかり成猫ですが、親子の愛情は薄れることなく健在で、ふたばは今も子供達を子猫のようにあやすことも。
ふたばファミリーに混じって、猫社員として生活しているのがハチワレ猫の女の子、みい。
みいは、社員さんがマンションの隙間で倒れているところを保護したねこちゃんです。
発見当初は骨盤を骨折していて、獣医さんにも助からないかもしれない、と言われながらも、鶴田さんや社員さんたちが必死に治せる獣医さんを探し、懸命に看護したことで、今では後遺症ひとつなく、ぴょんぴょんと飛び回っています。
なかなか外から入ってきた猫がなじめないことも多い猫社会。
しかし、みいはふたばファミリーにすっかり馴染み、ちょっとした小突き合いの時にはふたばの息子のみるくに守ってもらうことも多いそうです。
子猫が生まれても一般家庭で一緒に飼い続けることは難しく、バラバラに暮らすことの多い猫の親子。
「会社」という場所で多頭飼いするからこそ、育まれる猫同士の絆や親子の絆があるのでしょう。
社員さんたちも同様で放っておけない猫を、引き取り先が見つかるまで会社で保護する、という流れが自然とできていったようです。
qnoteの猫社員には、会社で一時保護された後、もらわれていったねこちゃんたちもいます。
鶴田さんは、「今は自分の会社だけですべてのかわいそうな猫を救うことはできないけれど、この先はもっと猫の保護活動を本格的にやりたい」と猫の保護についてお話ししてくれました。
安易な気持ちでできることではない、と語りながらも、すでにqnoteは傷ついた猫を見つければ、一時的に保護できる場所になっています。
傷ついた猫を見つけても、保護してからその先はどうするのかなど課題が多く、なかなか保護には踏み切れない事も多いなか、qnoteの環境は傷ついた猫たちと社員さん、そして新しい飼い主さまとの絆を繋いでいるといえます。
鶴田さんや社員さんが傷ついたねこちゃんと出会うことがあれば、これからも暖かいふたばファミリーに加わる猫社員は増えていくことでしょう。
社長と1匹の猫ふたばの出会いから始まった、人と猫、猫と猫を絆を繋ぐqnote。
きっと今日もオフィスでは7匹のねこちゃんが社員さんに暖かく見守られながら、気ままに過ごしています。
今日はブログに取り上げたいような話題にが見つからず、ネット検索で必死に探し、漸く探し当てた心が和み、特にネコ好きな方々の心の中を一風の涼風が通り抜けるブログネタを取り上げました。
猫好きな方だけではなく、心優しき日本人の方も、心が和んで欲しい!と願っています。
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