ロシア空軍は、2025年から第5世代戦闘機Su-57の改良型新型機Su-57Mの受領を開始する予定であり、2022年10月に飛行試験を開始し、AL-51Fと指定された新エンジンを統合すると報告された。
ロシアの戦闘機産業は、新システムの就役に関する発表された予測を常に下回ってきたが、Su-57Mが2027年以前に納入を開始することはほぼ確実である。
新エンジンがSu-57にもたらす能力についてはまだ不明な点が多いが、ロシアの情報筋からの最近の報告によると、AL-51Fは超音速でアフターバーナーを使用せずに巡航することを可能にするだけでなく、スーパークルーズとして知られる能力であるマッハ2以上の速度で飛行することも可能にするという。
現在、マッハ2以上の巡航が可能な戦術戦闘機はMiG-31フォックスハウンド迎撃機だけだが、その為にはアフターバーナーが必要であり、この能力によってSu-57は航続距離を犠牲にする事なく、… 遥かに迅速に脅威に対応し、パトロールを行うことができる。
アフターバーナーを使用すると、燃料の燃焼速度が驚異的に速くなる為、大多数の戦闘機にとって超音速飛行が長時間不可能になり、航続距離も大幅に低下する。
現在、生産中の第5世代戦闘機で超光速飛行が可能なのは支那のJ-20だけだが、これはマッハ1を少し超える程度の低い超音速でしか達成できない。
米国のF-35は、アフターバーナーを使用しなければ超音速飛行ができない。
このエンジンは、非常に有望なAL-41Fに続くロシアの第5世代設計への2度目の試みである。
Su-57のコストはMiG1.42の約半分と予想されており、… AL-51Fエンジンは運用コストと生産コストも低いと報告されている。
新型エンジンはステルスに最適化されており、レーダー断面積を減らすために鋸歯状のフラップを持つ収束-発散ノズルの恩恵を受けている。
その推力は、最も近いライバルである米国のF-22のF119よりも約8%高いと見積もられているが、…
その主な利点は、はるかに低いメンテナンス要件と、
低速操縦性を大幅に改善するための3次元推力ベクトル機能であると予想されている。
Su-57の航続距離は、既に米国のライバルであるF-35やF-22の2倍以上だが、AL-51Fはさらに航続距離を10%近く向上させる。
参考文献:
■【World’s Fastest Super Cruiser: Russian Su-57 Fighter’s New Engine to Facilitate Mach 2+ Non-Afterburner Flight - Reports】:
https://militarywatchmagazine.com/article/super-cruiser-su57-mach-2-nonafterburner
ロシアや支那の追随を許さずの圧倒的な性能を誇ってきたが、… 何処で間違ったのか!、その優位性は音を立てて瓦解しつつある。
性能はロシア、支那の戦闘機に追いつかれ、抜き去られて仕舞った。
長年間、優位性に胡座をかき新規アイデアを追求する事無く、また生産価格は爆上げ!、生産能力も退化の一歩を辿っている。
加えて、F-35などは、ソフトの欠陥が表面化して、それを解決するのに時間が掛かり、現在は納期を満たすこと出来ない体たらくである。
米国がモタモタしている間、ロシア、支那は着々と戦闘機の開発、改良を重ね、今では米国を凌駕している。
特にロシアはウクライナ戦線で、米国主導の西側が神輿に担いでいるウクライなと戦闘を繰り広げ、膨大な人的資源と軍事資金を費やして居るのに拘わらず、着々と新規兵器、航空機に開発を進め、成功を重ねている。
西側陣営は欧州戦線を念頭において、ロシアを挑発しているが、勝算はあるのだろうか?
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