2015年4月30日木曜日

涙を飲んで!〜、小異を一時捨て去り大同を得た、見事な安倍首相の外交手腕!・・・

核兵器使用は「壊滅的で非人道的」 日米共同声明を発表
朝日新聞デジタル (2015年4月29日)

 訪米中の安倍晋三首相は28日午前(日本時間同日夜)、オバマ米大統領とホワイトハウスで会談した。両首脳は18年ぶりの日米防衛協力のための指針(ガイドライン)改定を受け、日米同盟の強化を確認。またニューヨークで27日に始まった核不拡散条約(NPT)再検討会議をめぐり、◼︎核兵器使用について「壊滅的で非人道的」とする日米共同声明を発表した。

 日米首脳会談は昨年11月以来で、首相がホワイトハウスで首脳会談をしたのは2013年2月以来。ホワイトハウスでは安倍首相の歓迎式典が開かれた。

 安倍首相とオバマ大統領は会談後、共同記者会見に臨んだ。オバマ氏は日米関係について「戦後70年間、私たちは同盟国として成長した。今日私たちが達した進展は、日米の関係をこれから先何十年も導いていくだろう」と語った。

 また、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題について「我々の新しいガイドラインは在日米軍の再編も含む。沖縄を含めてだ」と語った。尖閣諸島問題についても、「(日米)安全保障条約の第5条は尖閣諸島も含め、すべて日本の統治する地域に適用される」と明言した。

環太平洋経済連携協定(TPP)交渉も取り上げ、「(日米が)TPPパートナーを率いて、迅速に合意したいと考えている」と述べた。

 安倍首相は「今日、私たちは半世紀を上回る日米同盟の歴史に新たな一ページを開いた」と指摘。普天間移設問題については「普天間飛行場の危険性を辺野古移設によって一日も早く除去する。沖縄の基地負担軽減を日米の強い信頼関係のもと進める」と述べた。

 また、首相は慰安婦問題を問われ、「人身売買の犠牲となって筆舌に尽くしがたい、つらい思いをされた方々のことを思い、非常に心が痛む。この点については私は歴代の総理と変わりはない。河野談話は継承し、見直す考えはない」と語った。


 一方、この日発表されたNPTに関する共同声明は核兵器のない世界に向けて双方が核不拡散と原子力の平和利用を確認。外務省の仮訳によると、声明は「広島及び長崎の被爆70年において、我々は核兵器使用の壊滅的で非人道的な結末を思い起こす」と訴えた。
(ワシントン=村山祐介、佐藤武嗣)

                                                  

日米首脳会談、平和構築に同盟強化で一致 新指針「日本がより大きな役割」
 ZakZak(2015.04.29)




ホワイトハウスでの会談に臨む安倍首相とオバマ米大統領=28日、ワシントン(共同)                                                       ➡︎➡︎➡︎

安倍晋三首相は28日午前(日本時間同日深夜)、オバマ米大統領とワシントンのホワイトハウスで会談した。自衛隊と米軍の新たな役割分担を定めた「日米防衛協力のための指針(ガイドライン)」の再改定を踏まえ、東アジアで軍事的緊張を高める中国をにらんだ連携と、強固な同盟関係を確認。両首脳は、アジア太平洋地域や世界の平和構築に向けた関係強化で一致した。会談に合わせ、戦後70年の節目に「新時代の同盟関係」を掲げた共同声明を発表した。

 会談後の共同記者会見で、オバマ氏は新指針について「より柔軟性を高めるものだ。日本がより大きな責任を果たす」と評価した。◼︎米軍普天間飛行場(沖縄県宜)野湾(ぎのわん)市)の名護市辺野古への移設を推進する方針に関し「より柔軟に対応する」と表明した。オバマ氏は沖縄県の尖閣諸島が米国による日本防衛義務を定めた日米安保条約5条の適用対象だと改めて確認。北朝鮮による日本人拉致被害者問題に対する日本の対応については支持するとした。首相は慰安婦問題について「非常に心が痛む」と述べ、河野洋平官房長官談話を継承する考えを示した。

 声明では、戦後70年の日米関係を「和解の力を示す模範」とし、ルールに基づく国際秩序の構築に寄与してきたと評価した。ガイドラインについては「海洋安全保障を含む事項についてより緊密な形で取り組む」と明記。同時に、中国などを念頭に「力や強制により一方的に現状変更を試みることで主権や領土一体性の尊重を損なう国家の行動は国際秩序への挑戦」と強調した。

 環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉の日米協議が最終局面を迎えていることを踏まえ、早期妥結への連携を確認した。【ワシントン=峯匡孝】

◼︎筆者註:
➤ ❮米軍普天間飛行場(沖縄県宜)野湾(ぎのわん)市)の名護市辺野古への移設を推進する方針に関し「より柔軟に対応する」と表明❯・・・
 NHKは29日、日米首脳会談の共同記者会見を伝える同日未明の中継で、オバマ米大統領の発言の同時通訳に誤りがあったとして朝のニュースで謝罪した。
 NHKによると、同時通訳では『沖縄の普天間基地の移転について、より柔軟に対応したいと思います』としたが、正しくは『沖縄に駐留する海兵隊のグアムへの移転を前進させることを再確認した』だったという。

 意図的だったのか?・・・『柔軟に対応』と『海兵隊のグアムの転進を前進させたい!』では意味合いが大きく違います。違いすぎて単なる誤訳とは考えられません。然もプロ中のプロである同時通訳の仕事から逸脱している。
筆者が穿ち過ぎるとは思いますが、・・・同時通訳者は左側通行者で、海兵隊のグアム転進は沖縄・左翼が『米軍は必要ない!』に沿うものであり。此れをぼかす事は、沖縄で反米軍活動家のデモが意義を失う事を恐れたのか?。
特亜の番犬HKの得意技で最初に刷り込み後から訂正しても最初のインパクトは残る。
心理学に長けている人物がNHKの現場にうろうろ!〜と存在しているようです。

                                        

筆者考:

同じ情報源で朝日新聞と産経新聞記事の論旨が異なっており、・・・違和感を持ち比較する為に両記事を記載致しました。

珍しく朝日新聞はマトモな記事を発信しましたが、・・・北朝鮮の拉致問題には触れなかった事は、辛うじてチョウニチ新聞の挟持を保ったようです。

❝涙を飲んで!❞、小異を一時的に片隅に追いやり大同を得る目を見張る程の鮮やか手腕を見せた安倍首相!・・・

首相は慰安婦問題を問われ、「人身売買の犠牲となって筆舌に尽くしがたい、つらい思いをされた方々のことを思い、非常に心が痛む。この点については私は歴代の総理と変わりはない。河野談話は継承し、見直す考えはない」と語った。

小異!❞・・・河野談話、村山談話の継承!。
今は見直す時期ではなくて、次の大統領、願わくば共和党候補者が選出され政府高官が日本寄りの姿勢を示すまで隠忍!。

大同!❞・・・

➤ ❮今日私たちが達した進展は、日米の関係をこれから先何十年も導いていくだろう!❯・・・

➤ ❮米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題について「我々の新しいガイドラインは在日米軍の再編も含む!❯・・・

➤ ❮(日米)安全保障条約の第5条は尖閣諸島も含め、すべて日本の統治する地域に適用される」と明言!❯・・・

➤ ❮北朝鮮による日本人拉致被害者問題に対する日本の対応については支持する!❯・・・

➤ ❮NPTに関する共同声明は核兵器のない世界に向けて双方が核不拡散と原子力の平和利用を確認。外務省の仮訳によると、声明は「広島及び長崎の被爆70年において、我々は核兵器使用の壊滅的で非人道的な結末を思い起こす」と訴えた!❯・・・

差し引き大幅なプラスとなりました。

特に支那の尖閣の侵略的な軍事行動には日米安保条約第5条の発動を明言を引き出した事は、今後の支那への挑発、恫喝への豪速球の牽制となりました。
国防省+国務省長官や高官が発した言ではなくてオバマ大統領の直々の明言であり、ことばもの重みは計り知れない物がある。

此れで、支那習近平の尻に火が付くのは確実であり!、・・・腐敗防止は名ばかりで血塗れの権力闘争を展開して、軍の高官や元共産党大幹部の不満は今や!〜、天を衝くばかりの時勢の支那。
習近平は国民の不満をガス抜きする方法が萎んで仕舞い、求心力も大幅に減退し、共産党幹部(江沢民、胡錦濤派)軍部、財界、国民が其々の動きを始める可能性が高まりました。下手したら習近平の露骨な権力争いで戦々恐々としている軍幹部がクーデターで習近平が退陣を余儀なくされる事態も否定は出来ません。
AIIBで味噌を付けて八方塞がりのとなるでしょう。

正に芸術的な外交手腕を内外に向けて、披露した安倍首相です!・・・。
今日、現地時間29日、日本時間30(早朝)、米上下院合同会議で待ちに待った安倍首相の演説が披露されます。
此れで今後の日本国の道標が打ち立てられるでしょう。
胸をドキドキ!〜、筆者は待っています。


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