2024年1月24日水曜日

米国で剽窃問題が浮上‼ … 文化戦争で米国民が分断化‼・・・ 

 剽窃(ひょうせつ)問題(plagiarism)は、特にアカデミアの世界においては非常に重要視される問題の一つであるが、この話題がいまアメリカにおいて、にわかに文化的論争を巻き起こしている。

  剽窃が
発覚‼、ハーバード大学長の職を追われた
       クローディン・ゲイ

1970年生まれ(54歳)

ハーバード大学第30代学長( January 2, 2024退任

初のアフロアフリカン系の学長


➤ ハーバード大学学長辞任の波紋:

       クリストファー・ルフォ:

1984年8月26日生まれ(39歳)

米国の保守活動家、 ニュー・カレッジ・オブ・フロリダ理事、マンハッタン政策研究所上級研究員、「連邦政府のあらゆる側面に浸透している」とし、「アメリカにとって存亡の危機」とする批判的人種理論に反対している。 元ドキュメンタリー映画監督、ディスカバリー研究所、クレアモント研究所、ヘリテージ財団、不寛容と人種主義に反対する財団の上級研究員。


今月2日、クローディン・ゲイ(Claudine Gay)がハーバード大学の学長を辞任することを発表した。
 ゲイは388年の歴史がある同大学初の黒人かつ史上2人目の女性の学長という事で、就任時は大きな期待が寄せられたが、… その在任期間はわずか6ヶ月と、ハーバード史上最短となった。
 反ユダヤ主義に関する議会証言において、大学キャンパスでの反ユダヤ主義に対して抗う姿勢を明確に示さなかった事が、直接的に今回の辞任に繋がったが、同時に人種差別的な立場を取る保守派の活動家クリストファー・ルフォの告発により、ゲイの剽窃問題も浮上した。



 さらにゲイ追放に関与した重要人物の1人が、資産家で投資家の
ビル・アックマン(Bill Ackman)だ。
 ハーバード大学出身のビリオネで、過去に大学に寄付をした際にトラブルがあったことも指摘されている。アックマンは、大学キャンパスでイスラエルの暴力に反対するプロテストに対して、ゲイが強く非難しなかった事を切っ掛けに、X(旧ツイッター)を通じてゲイの学長としての資格についても疑いをかけるような個人攻撃を行った。

           ネリ・オックスマン

  一方で、ゲイの辞任後、今度はアックマンの妻、ネリ・オックスマン(Neri Oxman)の剽窃問題が告発された

オックスマンはマサチューセッツ工科大学(MIT)の元教授で、ビジネスインサイダーがいくつかの盗用ケースを告発した
 これに対しアックマンはXに、高等教育における問題を指摘するという自分の行動が、家族に対する攻撃につながったことは残念だとコメント。またMITの教員やビジネスインサイダーの社員に対しても剽窃問題の調査を行う意思を示した。

➤ 剽窃問題が文化戦争の武器に:

  剽窃問題が米国における文化戦争の
      新たな争点になっている点を指摘する!・・・

ヴォックスは、そもそも剽窃に関して単純かつ共通の定義が存在しておらず、学問分野によっても違いの認識があると指摘。
 ゲイの辞任を経て、左派の間ではゲイの行為が、アカデミアにおいて必ずしも珍しくない程度の間違いと言えるのか、疑いの余地がない剽窃として重く受け止められるべきなのかというような議論が浮上しているという。
 黒人学長のゲイに対する告発が、法制度などに組み込まれた人種差別に抗うための批判的人種理論(クリティカル・レイス・セオリー)に反対するルフォによってもたらされたことは、この剽窃問題の議論に影を落とす。ルフォは高等教育機関におけるダイバーシティやインクルージョンの仕組みを批判する立場を取っている。

 ヴォックスはさらに、『ChatGPT(チャットGPT)』など大規模言語モデル(これ自体が剽窃だという見方もある)を活用したAI(人工知能)技術が進展し、AIによる剽窃問題対策のためのサービスなども出現したことで、問題の指摘がより簡単になり、剽窃自体を実際に問題視しているかどうかは別として、政治的意図を持って特定の相手を攻撃する武器として使われつつあると指摘する。

 ゲイおよびアックマンの妻に対して指摘された剽窃問題は本質的に異なるものではないが、アックマンの反応はダブルスタンダード的であり、彼の狙いは剽窃問題の告発ではなく、ゲイなどの特定の人物や大学といった特定機関への攻撃であると捉えることもできなくない。


剽窃問題!〜、
  米国を分断する
   更になる要因の一つとして浮上した!・・・
今後生成AIの精度がより向上し、より普及し、オリジナルの創作が簡単になる事で、剽窃問題そのものがなくなる可能性がある!と専門家は示唆している。

しかしながら当面は、剽窃問題の告発が政治的意図を持った攻撃の武器として使われ続けることが懸念される。
そうでなくても米国は法を歪曲、捻じ曲げて政治的なライバルを政府機関を、特に行政、司法を武器化して襲い社会的に抹殺する風潮が既に起きている。

長年の移民政策で雑多な人種が流入し文化的な摩擦!、
米国建国当時から引きずっている人種(アフリカ系)との軋轢!、人種の坩堝は濾過器で一つにはならず。
米国社会は混迷が深さを増している。
それは解決は不可能に近く、米国の未来に暗い影を落としている!と言えよう‼・・・

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