2013年7月12日金曜日

中国赤十字、臓器提供のあっせん料を要求 事実上の売買か


       中国赤十字会 (ネット写真)
中国政府が管理する中国赤十字会が臓器を提供する見返りに、病院にあっせん手数料を求めていることが分かった。8日付の新京報が報じた。
広東省のある病院関係者は、臓器によって金額が違うが、1件につき平均10万元(約160万円)を寄付金として赤十字に支払っていると記者に明かした。

 中国政府が管理する中国赤十字会が臓器を提供する見返りに、病院にあっせん手数料を求めていることが分かった

この関係者は赤十字から寄付の目的を「臓器提供者への人道支援」と説明されたという。

 臓器売買を防ぐために、赤十字は第三者機構として臓器提供者の情報管理、提供先の病院を決める業務を行っている。臓器移植の手術は利益率が高いため、提供者情報は病院にとって「のどから手が出るほどほしい」という。

 中国では自らの意思に基づいた臓器提供制度が2010年3月から始まっているが、今月まで2400件ほど臓器提供がなされた。しかし、毎年30万人が臓器移植を必要としている。通常、一つの腎臓に数百人の患者が待っているという。

 「臓器の争奪」を防ぐため、衛生部は臓器を一括管理するシステムを開発したが、登録義務がないため、三分の二の臓器がこのシステムの管理外で取引されている。

 さらに、同記事によると現在、90%の臓器提供者の家族は生活難に直面している。提供者は生前、病気治療に多額な費用がかかったため、治療費を支払う能力のない遺族も少なくない。

 ある臓器移植を受けた患者は総額100万元(約1600万円)の治療費がかかったと記者に話した。腎臓移植の場合、地方によっては10数万元~50万元(約160万円~900万円)ほどの手術費用がかかり、病院側にとって大きな収益になる。

 しかし、この「寄付金」の使途は「公開されたことがない」(前出病院関係者)。深せん市赤十字の職員は「提供者には多くても2万元(約32万円)しか支払われていない」と同紙記者に明かした。

 これが本当ならば、中国赤十字は公益団体でありながら、事実上の「臓器売買」を行っていることになる。

【大紀元日本】(翻訳編集・高遠)http://www.epochtimes.jp/jp/2013/07/html/d38334.html

【関連文書】



  • 米下院超党派議員、中国臓器狩り問題の決議案を提出(13/07/03)
  • 大紀元記者、臓器狩り報道で表彰=米プロジャーナリスト協会(13/06/25)
  • 臓器狩りに立ち向かう一冊 世界各地で発刊記念イベント(13/06/03)


  •                                       

    筆者考:


    ★【中国政府が管理する中国赤十字会が臓器を提供する見返りに、病院にあっせん手数料を求めていることが分かった・・・
    これは死刑囚や法輪功学習の臓器狩りとは異なり!・・・一般の貧しい支那人からの臓器提供(売却)を一括して管理して各病院に配分して、支那赤十字が政府の威光を嵩に臓器提供先の病院に手数料を求めて(強要)いる事になる。

    支那赤十字は共産党政府が管理する団体で、国際機関の赤十字とは何等の関連もなく単なる国際赤十字の名称を騙っているだけである。

    ★【赤十字】

    赤十字社とは、スイス人実業家アンリ・デュナンの提唱により創立された、「人道・公平・中立・独立・奉仕・単一・世界性」の7原則を掲げて、世界各国に存在する人道的活動団体・・・組織的には「ジュネーヴ条約」とこれに基づく国内法によって、特殊な法人格と権限を与えられた団体である。

    活動に当たっては以下の7原則を掲げこれに基づく行動をしている

    1)人道:赤十字の根本。

    2)公平:国籍や人種などに基づく差別はしない。

    3)中立:戦地や紛争地では友軍敵軍どちらにも与しない。

    4)独立:政府の圧力に屈さず、また活動への干渉を許さない。受けるのは補助のみ。

    5)奉仕:報酬を求めない。

    6)単一:一国一社。国内に複数の赤十字社・赤新月社があってはならない。

    7)世界性:全世界で同様に活動する。世界の赤十字・赤新月は互いに支援し合う。

    【主要任務】・・・

    ✦紛争や災害時における、傷病者への救護活動

    ✦戦争捕虜に対する人道的救援(捕虜名簿作成、捕虜待遇の監視、中立国経由による慰問品

    ✦配布や捕虜家族との通信の仲介など)

    ✦赤十字の基本原則や国際人道法の普及・促進

    ✦平時における災害対策、医療保健、青少年の育成等の業務

    世界各国は其々独自に赤十字団体が設立され管理しているが、国際赤十字の7原則と主要任務に沿って活動しなければ、赤十字の名称を使うことは許されるはずがないが!・・・支那赤十字はそんなことはお構いなしで、赤十字の威厳、尊厳を思いっきり穢している。これでは赤十字の名が泣いている!!・・・。

    残念乍、今や世界第2位の経済大国(例え砂上の楼閣でも)に伸上がり、加えて過去20年間の瞠目に値する軍拡により、米国、ロシアについで軍事大国なっている支那には国際社会は腫物の触るが如く!、・・・恐れで面と向かって支那赤十字を非難、誹謗はしない。筆者は暗澹たる思いです。

    本来なら支那赤十字の臓器斡旋などが発覚したら国際赤十字は赤十字の名称を使う事を禁止する旨を支共産党に通告するべきですが、・・・いまや国際赤十字も形骸化しており、単なる既得権の甘い蜜に群がる蟻の如くの人間の溜り場に成り果てているのでは、支那共産党政府には何もいわないでしょう。

    支那赤十字は提供者には多くても2万元(約32万円)しか支払わわず!・・・病院側からは臓器に依って一件つき平均10万元(約160万円)の寄付を受けている

    「臓器の争奪」を防ぐため、衛生部は臓器を一括管理するシステムを開発したが、登録義務がないため、三分の二の臓器がこのシステムの管理外で取引されている】・・・此れでは臓器の正確な数も分からず結局はブラック・マーケットで悪徳周旋屋が猖獗を極めることに成る。


    腎臓移植の場合、地方によっては10数万元~50万元(約160万円~900万円)ほどの手術費用がかかる】・・・支那は二極化(富裕者相ー貧困者層)が年毎に進んでおり、貧困者は手術代は到底払うことは出来ぬ額です。

    支那では臓器移植は外国人には自国より比較的容易に臓器移植を受けられる事もあり、支那参りをする者が後を絶たずであるが!・・・その影で臓器提供者が赤十字の名を騙り団体に搾取され、政府高官の懐を豊かにしているとは、悲しすぎる。

    起て!、怒れ!、人民を誑かし、搾取して二極化で貧富の差が広がるばかりの支那大陸!・・・支那の民よ、共産党打倒の火の手を挙げよ!。