従来モデルと比べて小型・軽量、出力は
同等以上(ブラシレスルーフモーター)
これまでレアアースを含むネオジム磁石を使ったブラシ付きルーフモーターを手がけてきた。独自動車部品メーカーのベバスト・ルーフ&コンポーネンツとの共同開発により、ブラシレス化とレアアースフリー化を実現した。
レアアースの地政学リスクを踏まえ、ミツバでは車用モーター製品のレアアースフリー化を進めている。ブラシレスルーフモーターは、2023年に量産を始めたブラシレスワイパーモーターに続く第2弾となる。今後も既存モーターの置き換えなど開発を進める方針。レアアースに依存しないモノづくりの要請に応える。
日刊工業新聞 2026年08月18日配信
開発の背景!〜、
自動車のルーフ(天井)やシェードの開閉用として、レアアース(希土類)を
使用しない環境配慮型の『ブラシレスルーフモーター』を開発し、
商品群に追加・本格に市場展開を開始している!・・・
ルーフシステム大手のヴェバスト(Webasto)との共同開発などを行っており、
環境負荷の低減と小型・高出力を両立した製品として、
自動車市場向けに供給している!・・・
支那の主要な車載用モーター・サンルーフメーカ!〜、
1)Webasto(ベバスト):ドイツ
3)Nidec(ニデック / 旧日本電産):日本 車載用ブラシレスモーターのグローバルリーダー。シートやウィンドウ、
● 圧倒的な開発スピード(支那速度): 支那のEVメーカーのモデルチェンジ周期
支那では、サンルーフシステムそのものをアセンブリ供給するサプライヤーと、そこにモーターを供給する大手マイクロモーター(小形モーター)メーカーが競合として挙げられる。
- 徳昌電機(Johnson Electric / ジョンソン・エレクトリック)
- 本社: 香港(製造拠点は中国本土各所)
- 特徴: 自動車用マイクロモーターの世界最大手の一つ。サンルーフ駆動用、パワーウィンドウ用、パワーシート用などの車載モーターで圧倒的なシェアを持ち、高効率・長寿命な車載用ブラシレス(BLDC)モーターのラインナップを急速に拡充しています。欧米や日本の自動車メーカーにも深く浸透している。
- 勝華波集団(SHB / Shanghai Shenghuabo Group):
- 本社: 浙江省
- 特徴: 支那国内トップクラスの車載用ワイパーモーターおよびウィンドウ/ルーフ駆動用モーターのサプライヤー。近年、既存のブラシ付きモーターから制御基板内蔵型のブラシレス(BLDC)モーターへの移行を急ピッチで進めており、… 価格競争力を武器に積極的にグローバル市場へ展開している。
- 恒帥股份(Ningbo Hengshuai):
- 本社: 浙江省寧波市
- 特徴: 自動車用の各種マイクロモーターやアクチュエーターを専門とする企業。サンルーフ用、テールゲート用などの駆動用ブラシレスモーターの開発・製造に注力しており、国内外のTier 1(一次部品メーカー)へ供給を行っている。
- 寧波ジョイソン・エレクトロニクス(Joyson Electronics / 均勝電子):
- 本社: 浙江省寧波市
- 特徴: 傘下にドイツの『プレ(Preh)』などを収める自動車部品大手。
- ルーフ制御ユニット(ECU)やスマートシェードの駆動システムなど、エレクトロニクスを含めたモジュール単位でルーフシステム市場を競合としてリードしている。
◼︎ グローバル市場におけるその他の強力な競合:
ミツバにとって、支那系企業以外にも世界市場でシェアを争うメガサプライヤー(Tier 1)が存在する。これ等は単にモーター単体を売るだけでなく、サンルーフの機構全体(システム)として自動車メーカーに納品するケースが主流。
サンルーフおよびルーフシステムで世界シェアトップのメガサプライヤー。
ミツバと共同開発を行う一方で、自社グループ内での調達や中国現地メーカー(FJT等)との合弁(JV)によるモジュール化も進めている。
2)Inalfa Roof Systems(イナルファ):オランダ
ベバストに次ぐ世界的なルーフシステム大手。なお、現在は支那企業の
『BHAP(北京汽車集団傘下)』の100%子会社となっており、資本的には
支那系としてグローバルに展開している。
ルーフといったボディ系マイクロモーターでもミツバの強力な競合。
◼︎ 支那メーカーの脅威とトレンド:
支那のモーターメーカーは、EV(電気自動車)市場の爆発的な拡大に伴い、… 『インテリジェント・ルーフ(調光ガラスや大型パノラマルーフ)』に対応した
静音性の高いブラシレスモーターの量産化を非常に早いサイクルで進めている。
また、レアアースのサプライチェーンが国内で完結している強みを活かし、
コスト面で非常に強いアドバンテージを持っている。
支那の車載モーターメーカーは、単なる『安かろう悪かろう』の段階を完全に 脱し、独自の強みを築いている。
強み:レアアースの完全なサプライチェーンと開発スピード!〜、
● 圧倒的な材料優位性: ブラシレス(BLDC)モーターの高性能化にはネオジム などの強力な永久磁石(レアアース)が不可欠。支那は世界最大のレアアース
生産・加工国であるため、支那企業は高品質な磁石を最も低コストかつ安定し
て調達できる。日本のミツバなどが『レアアースフリー(不使用)」を技術目
標に掲げるのに対し、支那勢は潤沢な資源を背景に『高磁力・小型軽量』を
力押しで実現できる。
● 圧倒的な開発スピード(支那速度): 支那のEVメーカーのモデルチェンジ周期
(1.5〜2年)に合わせ、部品メーカーも驚異的なスピードで試作・量産ができ
る。設計から車載認定までのプロセスが欧米日のメーカーに比べて極めて迅速
である。
高級車ほどサンルーフ開閉時の『無音に近いスムーズさ』が求められる。
ブラシレスモーターを滑らかに制御するアルゴリズムや、ギアの噛み合わせに
よる微細な異音を消し込む技術は、⋯ まだ日本やドイツの老舗メーカーに
一日の長がある。
弱み:信頼性の実績(トラックレコード)とノイズ・振動制御(NVH)
● 長期耐久性の実績不足: サンルーフは自動車の最上部に位置する為、…夏場の酷暑(車内温度70℃以上)や冬場の極寒、激しい振動にさらされます。欧米日の大手Tier 1が数十年かけて培った環境耐久性データや信頼性設計に比べると、新興の中国製モーターは「10年、15年使った際の故障率」において、まだグローバルな実績が浅いケースがあります。
● NVH(騒音・振動・ハーシュネス)の微細なチューニング: 高級車ほどサンルーフ開閉時の『無音に近いスムーズさ』が求められる。
ブラシレスモーターを滑らかに制御するアルゴリズムや、ギアの噛み合わせに
よる微細な異音を消し込む技術は、⋯ まだ日本やドイツの老舗メーカーに
一日の長がある。
◼︎ EVシフトがもたらした「ルーフモーター」の最新動向:
現在の自動車業界、特に支那のEV市場では、ルーフの構造そのものが激変しており、それに伴いモーターに求められる役割も変わっている。
動向A:パノラマルーフの大型化と『電動シェード』の需要急増
テスラをはじめ、中国のBYDや蔚来汽車(NIO)などのEVは、開放感を演出するために天井全体がガラスでできた『パノラマルーフ』を標準採用している。
● ガラス自体が開閉しないタイプ(固定式パノラマルーフ)が増えたため、 従来の『ガラスを動かす重厚なモーター』の需要は一部で減っている。
●一方で、直射日光を遮るための『電動サンシェード(布製の幕)』を巻き取る為
●一方で、直射日光を遮るための『電動サンシェード(布製の幕)』を巻き取る為
の小型・静音ブラシレスモーターの需要が爆発的に遮熱対策として伸びている。
動向B:調光ガラス(スマートガラス)との連携と制御ユニット(ECU)の一体化
最新のEVでは、電気を流すとガラスの透過率が変わり、シェードがなくても眩しくない『スマート調光ガラス』の採用が進んでいる。
● これにより、ルーフモーターは単なる『動力を生む機械』ではなく、 調光ガラスの制御コントローラーと一体化した『インテリジェント・アクチュ
エーター』へと進化している。
前述の寧波ジョイソン(均勝電子)などは、モーター単体ではなく、このガラス制御とモーター駆動を一つの電子基板(ECU)で統合管理するシステムとして自動車メーカーに提案し、シェアを拡大している。
◼︎ 日本市場・グローバル市場への進出状況:
現在、徳昌電機(ジョンソン・エレクトリック)などの超大手を除き、多くの支那系ルーフモーターメーカーは『中国国内のEVメーカー(BYD、Geely、Changanなど)』への供給で手一杯、かつそこで莫大な利益を上げている。
しかし、彼らが狙う次のステップは欧州および日本市場への進出である。
● アプローチ方法: モーター単体で日本の自動車メーカー(トヨタや日産など)に売り込んでも、高い品質基準や既存のサプライチェーン(ミツバやデンソー等)の壁に阻まれる。故に彼らは、世界最大のルーフシステムメーカーであるWebasto(ベバスト・独)や、支那資本となったInalfa(イナルファ・蘭)の支那現地法人を通じて、グローバルモジュールの中に自社製モーターを組み込む形で、間接的に日本車や欧州車への採用を勝ち取る戦略を採っている。◼︎ ミツバの『レアアースフリー技術』が
支那勢に対しどう有利に働くか:
支那勢に対しどう有利に働くか:
ミツバが開発したレアアースフリー・ブラシレスルーフモーター(WR20など)は、安価なフェライト磁石を使用しながら、高度な制御技術によって従来のネオジム磁石(レアアース)と同等以上の出力・小型軽量化を両立させている。
- ● 経済安保・脱支那依存(デカップリング)の波に乗れる:
輸出規制や地政学リスクを極度に警戒している。ミツバの製品は、支那の資源供給網(サプライチェーン)に依存しない為、『支那リスクを排除したい欧米日メーカー』にとって最良の選択肢となり得る。実際、ミツバはこの技術を武器にドイツの高級車メーカーへの納入を開始。
● 素材の価格高騰リスクに強い:
ネオジムなどのレアアースは価格の乱高下が激しいですが、フェライト磁石は価格が極めて安定している。これにより、自動車メーカーに対して『長期に亘るたる安定した調達価格』を保証できる。故に、コスト管理の面で信頼を勝ち取れる可能性が大である。
● 支那メーカーの土俵(資源力)で戦わない:
支那メーカーは自国内で格安のレアアースを調達できる為、同じネオジム磁石モーターの価格競争では太刀打ちできない。然しミツバは、《資源ではなく、日本の得意な『制御技術(ソフトウェアや高度な回路設計)』で性能をカバーする》、…というアプローチを取ることで、支那企業が真似しにくい高付加価値な領域を確立している。
◼︎ 調光ガラス(スマートガラス)が
普及した未来のルーフモーター:
電気を流すことでガラスの透過率や色を変え、日差しを遮る『スマート調光ガラス(ECガラスやPDLC方式)』がさらに普及すると、ルーフモーターの役割は以下のように激変します。
● 『ガラス開閉』から『電動シェード用』への完全シフト!〜、
未来のEVは、車体剛性の向上や空力性能(航続距離)を稼ぐた為、ガラスが全く『開閉しない(固定式)』パノラマルーフが主流になりつつある。
調光ガラスが100%遮光できればシェードすら不要になりますが、現状の調光ガラスは「まだ完全に光をゼロにできない(眩しさが残る)」ことやコストの問題から、『調光ガラス+超薄型電動サンシェード』の組み合わせが多く採用されていおり、⋯ その為、ルーフモーターは『重いガラスを動かす強力なもの』から、『薄い布を静かに巻き取る、極小・超静音のもの』へと需要がシフトしいる!・・・
● 『モーターの『スマートアクチュエーター(頭脳)化』!〜、
未来のルーフモーターは単なる動力源ではなくなり、ガラスの調光制御システムや、車載AI、エアコンと通信し、『日差しが強いからシェードを閉めつつ、ガラスの透過率も下げ、エアコンの風量を調整する』といった一連の動作を1つの基板でコントロールするインテリジェントなモーター(ECU一体型)へと進化して行く!・・・
◼︎ 具体的な支那のEV車種(BYDなど)に
どこのモーターが載っているか:
支那のEV、特に世界トップを争うBYDなどのルーフまわりの部品構成は、以下のような構造になっている。
● BYDのサンルーフ/ルーフシェードモーター!〜、
BYDの主力EV(「ATTO 3」や「Yuan Plus」など)の修理部品やサプライチェーン情報を見ると、サンルーフおよびサンシェード用の駆動モーターは『BYD(比亜迪)の自社製モーター』、もしくは支那国内の車載マイクロモーター大手である勝華波集団(SHB)などの製品がダイレクトに採用されている。BYDはバッテリーや半導体だけでなく、こうした小さなモーター類までグループ内、あるいは緊密な国内サプライチェーンで内製・調達する「垂直統合」が非常に強いのが特徴!・・・
最新のトレンド:太陽光発電(ソーラー)ルーフとの融合!〜、
直近の注目動向として、支那の自動車ガラス最大手福耀ガラス(Fuyao Glass)が、太陽光パネルを内蔵した『ソーラーサンルーフ』をBYDの高級セダン(BYD Han)やSUV(BYD Tang)向けに共同開発・量産対応している事が明らかになっている!・・・。
このように、支那の最新EVの天井は、単に『モーターで開け閉めする窓』ではなく、『発電し、光をコントロールする電子デバイス』へと進化しており、そこに組み込まれるモーターも支那国内の電子部品ネットワークの中で最適化されている。
ミツバがレアアースを使わない、自動車専用のモーター(ブラシレス)開発/市場に投入し、独高級車メーカーへの納入を開始は大朗報です!。
支那企業が安価なレアアース背景(武器)に!〜、
EV大国の位置を最大限に活用して自動車専用モーター市場を独占している現今!・・・
この支那の牙城を崩しすの生易しい事ではありませんが、
最先端の技術を駆使して日本のモーター市場を占有していますミツバの優れた品質で何れは欧州、日本の自動車メーカーは、支那離れを起こしてミツバのレアアースレス/ブラシレスモーターを使うでしょう。