2018年7月7日土曜日

【日の丸技術!】:4輪乗用型の水田除草機の出現 目覚ましい日本の農業技術、耕作機械の進歩!・・・


4輪乗用型の水田除草機 作業時間3分の1 稲を傷めず 千葉の小倉さん
日本農業新聞(2018年07月05日)https://www.agrinews.co.jp/p44533.html


水田除草機で作業する小倉さん(千葉県栄町で)   ☛ ☛ ☛

千葉県栄町の小倉毅さん(58)は、最新の水田除草機を導入し、除草時間を約3分の1に短縮した。4輪乗用型の除草作業機で、条間と株間を除草する。除草作業の短縮で無農薬栽培米の面積を増やす計画だ。

 小倉さんは、水稲13ヘクタールのうち、1・7ヘクタールで無農薬栽培し、残りは減農薬栽培に取り組む。無農薬栽培では、除草は 手製の除草具などを使い10アール当たり1・5時間。体力的に厳しく、1日50アールが限界だった。

 導入した水田除草機は、農機メーカーのオーレックが販売する「ウィードマン」。小倉さんは7年ほど前から開発に協力し、試作段階から、作業に利用してきた。

 水田除草機の導入で除草作業は、10アール当たり25分ほどになった。乗用型で作業姿勢も改善。1日1・5~2ヘクタールの作業も可能という。小倉さんは「土をかき混ぜることでガス抜き効果も期待できる」と話す。

 「ウィードマン」は、オーレックが 2017年9月に発売。刈り刃ローターによる条間の除草に加え、独自開発の回転式レーキで土を攪拌(かくはん)して、稲を傷めず株間も除草できる。機体前方に 作業部分を配置し、目視確認できるようにして安全性を高めた。 



                                                  

ブログ管理人考:

日夜、日本の食の安全を確保する為に!〜、
絶え間なく専心している農業従事者や農作機械のメカーの技術開発に携わる方々が一体となり、努力を重ねて、全く新しい4輪乗用型の水田除草機を完成させた!・・・。

戦後の食糧難に日本国民に食料を供給した農業従事者が!〜、
日本の主食であり、日本人とは切っても切れない大切な農作物のコメを育成するために汗水垂らしていた時代の水田の除草作業が、如何に重労働であったかは現在の日本国民は知る由もない!・・・

私的な経験ですが!〜、
ブログ管理人は、
家庭の事情(母が亡くなり、父(大東亜戦争出征し不帰の人)で、…
中学生2年3年生の時に父親の実家(農家)の実家に引き取られ、姉、兄、妹と離れ離れになり、学校に通いながら農作業を余儀なくされていた時代がありました。



農作業の中で、真夏の水田の除草は!〜、
ブログ管理人が最も嫌った!というよりは閉口したものでした!・・・

原始的な人力除草機を使っての作業はさほどではなかったが、… 
稲の茎などに纏わり付いている雑草は手取り作業であり、これは大袈裟に言うと地獄の苦しみで拷問と言えるものでした。
暑さで長袖シャツや半袖肌着は駄目で、ラニング肌着を身に着けて作業でした。


           ◼︎【昔の除草作業】:



田んぼに這い蹲っての稲の茎の周りにまとわり付いている雑草の手取り除草で!〜、
真夏の太陽を背に受けて、背がジリジリ!と焼かれ、汗が滝のように流れ落ちる!・・・
手で汗を拭いながらの作業で、否応なしに稲の茎や葉に腕や足が触れる!・・・
稲の葉には小さな針のようなトゲがあり、これが肌を刺す!・・・
汗に含まれている塩分が棘によって、傷ついた肌に染み込み鋭い痛みとなる!・・・

        ◼︎【田んぼの手取り除草】:

動画を観て分かるように!〜、
重労働であり、大抵の人々は数時間の作業で
    音を上げて仕舞います!・・・
手袋を着用していますが、ブログ管理人の時代は動画で観られる手袋などはありませんでした。
例えあった!としても、とても暑くて着用は出来なかった!と思います。

若者の農業離れが加速する現今の日本!〜、
農業地帯は過疎化が進み休耕水田が
      増加の一方を辿っている!・・・
嘗て稲が育っていた水田は荒れ放題!・・・
外来種(北米)の雑草(セイタカアワダチソウ)が所狭しと蔓延っている!・・・

最近はこの荒れ果てた水田を借地して、耕作面積を増やしている集約農家が目立つようになりました。

農家の人手不足は深刻であり、従って集約農家は補うために耕作機械を導入して対応しています。

農業新聞の記事でのべられているように!〜、
4輪乗用型の水田除草機を使えば、
     大幅に作業時間が短縮される!・・・
此のような4輪乗用型の水田除草機は、ブログ管理人が住んでいる北米では見られません。
勿論、耕作方法がことなり、直播きが主流であり、小作面積が広大であり、大型農業機械が使われています。

4輪乗用型の水田除草機は小回りでき、日本の伝統的な稲作に向いています。

日の丸技術と日本人の勤勉さとの合作で生まれた『4輪乗用型の水田除草機』といえるでしょう。




0 件のコメント: