2020年7月20日月曜日

寄稿文 ❝❝早く台湾に行きたい!❞❞ 台湾の魅力の虜に

早く台湾に行きたい!新型コロナで日本の台湾ファン『哈台族』に台湾ロスの危機


新型コロナウイルスの世界的な流行で!〜、
現在、各国間の往来が制限されている!・・・

台湾でも外国からの入国はほとんど緩和されておらず、日本と長期にわたり自由な往来ができていない状況だ。そのため、これまで定期的に台湾旅行を楽しんでいた台湾ファンの間に「台湾ロス」が広がっている。

■【新型コロナウイルスで「台湾ロス」に】:

❝❝私の前世は台湾人だったかもしれない!❞❞


そう話す安村美佐子さんは!~、
すっかり台湾の魅力に取り付かれてしまった『哈台族(ハータイズゥ:台湾ファン)』だ!・・・

68歳になる安村さんは、1998年に初めて台湾を訪れてから20年余り、他の国には見向きもせず、台湾を訪れること80回以上のベテラン哈台族である。最も多いときで2カ月に1度は台湾に行っていた。だが、この2020年は新型コロナウイルスの感染拡大により、安村さんの台湾旅行計画はほとんど泡と化してしまったようなものだ。まだ日本と台湾の間で自由に往来ができた2月以来、安村さんは一度も台湾を訪れていない。彼女が台湾で充電したパワーはとっくに使い果たしてしまった。最近の安村さんは台湾を思うあまり、気分が落ち込むほどである。日本のスーパーで台湾産のパイナップルを見付けたり、道行く人の中から中国語が聞えてくるだけでうれしくなったりするほど、安村さんは台湾を恋しく思っているのだ。彼女の友人も似たようなもので、安村さんはこの心情を「台湾ロス」と呼んでいる。

安村さんは笑いながら、台湾を好きになったばかりの頃は、まるで何かに取り憑かれたようだったと話す。たとえば新聞の見出しに「台」という文字を見かけただけでドキっとしていたそうだ。しかし、よく見ると実際は台湾の「台」ではなく、台風のニュースだった。「以前は今ほど日本のメディアに台湾のニュースがなかったものだから」

■【安村さん、初台湾での出会い】:
 安村さんの台湾熱は、日本好きの台湾人がそうであるように、一歩足を踏み入れたら抜け出せない沼にはまってしまったかのようである。しかもその沼は、はまればはまるほど深くなる。沼にはまり始めた頃、安村さんはガイドブックを見て、そこで紹介されている人気観光スポットやレストランを巡ったり、話題のお土産を買ったりして台湾を楽しんでいた。その後、中国語を勉強し、台湾のテレビ番組を見たり、日本で行われる台湾関係のセミナーにも参加したりするようになったそうだ。ここ数年は、台湾の山村や離島を訪れて、先住民族の祭りにも参加している。台湾の文化と歴史に関心を持つようになった安村さんは、日本人により結成された『台湾世界遺産登録応援会』にも加入し、今年、同会の理事に選出された。

そんな安村さんは、1998年、初めて台湾に行ったときのことが忘れられないという。テレビで台湾旅行の広告を見たのがきっかけだった。当時、日本では新婚夫婦のハネムーン先としてハワイが人気だったが、広告では中高年夫婦向けに「台湾でのフルムーン旅行」が宣伝されていたのだ。

台湾旅行に興味を持った安村さんは娘さんと一緒に台湾への旅に出ることにした。その旅程の1つとして、2人はランタン飛ばしで有名な「十分(シーフェン)」を選んだ。十分へはガイドブックをもとに、列車で平溪駅に行き、途中下車して徒歩で目的地に行こうとしたそうだ。だが、安村さんらは山の中で道に迷ってしまった。心もとなく山道をとぼとぼと歩いていると、1台のトラックがやってきたという。トラックは安村さん親子を抜き去ったかと思うと、すぐにUターンしてきたそうだ。そして運転していた中年男性が、どこに行くのか尋ねてきた。

当時、支那語が話せなかった安村さん親子は、地図を指して何とか男性に状況を伝えようとした。すると、安村さんらが道に迷っていることを察した男性は、2人にトラックに乗るように言ってきたのだ。安村さん親子は半信半疑のままトラックに乗った。山の中をぐるぐる回るように走るトラック。山道を進むにつれて安村さんは、「もしかして娘は売り飛ばされるのではないか、自分は殺されるのではないか」と不安になってきたそうだ。だがその心配は見当違いだった。男性は2人を目的地に送り届けたばかりか、帰る時間を尋ねられ、その時間にトラックを降りた場所で待つように伝えてきたのだ。そして、観光が終わった安村さん親子を待っていたのは、1台のタクシーだった。男性は2人のためにタクシーの手配までしてくれていたのだった。

安村さんは「男性は帰り道のことも心配してくれていました。こんなこと日本では考えられません」と話す。この出来事について安村さんは1つ後悔があるという。安村さんは、道に迷った焦りのあまり男性に名前を尋ねることも、車のナンバーを控えることも失念していたのだ。以来、安村さんは台湾に行くときには必ずちょっとしたお菓子の包みを持っていくことにしている。道で助けてもらったり、レストランで親切にしてもらったりしたときに、感謝の気持ちを込めてお礼として渡すのである。

さて安村さんは初めての台湾旅行で、台北市街地でも迷ってしまった。そのとき2人を助けてくれたのは、なんと7歳の女の子だ。少女は2人に「ここで待っていて」と言い、ほどなくして彼女の祖父を連れてきた。女の子の祖父は日本語を話すことができ、安村さんらを連れて道を案内してくれたそうだ。安村さんは少女を見て、こんな小さな子供さえ積極的に人助けをするとは、台湾はなんというお国柄なんだろう、日本はとても及ばないと心底驚いたそうだ。初めての台湾旅行を終えた安村さん親子は、帰りの飛行機の中でお互いに「また台湾に行きたいね」と話したという。

長い文献なので後のページは以下の『2』からクリックしていただけば閲覧できますので、興味ある方はどうぞ!。
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  • 初めての台湾旅行で経験した 
        素晴らしい逸話の数々!~、

    台湾旅行への旅情が唆られる寄稿文でした!!・・・




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