2016年1月7日木曜日

❝2016年の世界はこうなる!❞ ⇒ 英紙『エコノミスト』の予想!・・・

多くの犠牲者が出る? 「エコノミスト2016」表紙が予言する本当の未来とは? ジャーナリスト宇田川敬介が徹底解説!
好奇心の扉 トカナ(2016.01.04

 


毎年恒例、英紙「エコノミスト」が来たる年の世界情勢を予想する『世界はこうなる』シリーズの2016年版が日経BP社より刊行された。激動の世界情勢を予想し続けてきたこの増刊号は、表紙に数々の深い意味が散りばめられているとされ、旧ソ連の崩壊を予想していたことでも有名である。

 そして最新版の『2016世界はこうなる』(6ページ目)には、来年は「嘆き」「女性」「勝利」がキーワードになると記されている。では、その具体的内容を表紙から読み解くことができるか? ジャーナリストである筆者がイラストの深い意味を探ってみたいと思う。

 本題に入る前に、『2016世界はこうなる』表紙の原画は、本書4ページにも掲載されている横長のイラストであり、実際の表紙に用いられているのは、その左半分にすぎない。表紙では、ドイツのメルケル首相が中央に鎮座し、その両側に各国の首脳をはじめとする著名人が重なっている。しかし原画では、左側中心にメルケル首相、そして右側中心にはビル・クリントン元米国大統領の姿がある。そして、中央上部には日本の「五重塔」を思わせる赤い建造物が配置されているのだ。

内容は本書を読んでいただくことにして、今回はあくまでもこのイラストに込められた意図を解析してみよう。特に「人物たちの配列」「人物たちがカラーとモノクロに分かれている理由」そして最後に、「五重塔が何を意味しているのか」という点について考えてみたい。








■人物の配列に込められた意味

・左側は「国際政治の主役」 右側は「国際経済の主役」

 まず、なぜこの配列なのかという点である。『2016世界はこうなる』の表紙では、ドイツのメルケル首相を先頭に、左方向にヒラリー・クリントン、習近平、オバマ、そして安倍晋三とつながる。右方向にはイエレンFRB議長、インドのモディ首相、プーチン、そしてキャメロンと続く。





 これはまさに、来年の「国際政治の主役」が揃っているといえるだろう。それに対して原画の右側には、ビル・クリントン元大統領を先頭にして「国際経済の主役」が揃っているのだ。

■表紙/国際政治の主役たち

・メルケルが中心の理由

 メルケル首相が中央に配置された理由は、紛れもなく、EUの今後に対して強力な決定力を有しているからだ。ギリシア問題など、EUに属するさまざまな国家の財政は、経済大国であるドイツから受ける影響が最も大きい。さらに、シリアの難民受け入れ問題でも、各国への分配に際してメルケルの意向が重視される。さらに、ドイツ情報部はチェチェン共和国と関係が深いこともあり、ロシアの膨張主義に対する抑止力もドイツが一翼を担っていることは間違いない。つまりドイツは、EUを動かし、ロシアやイスラム圏にも影響を及ぼすことが可能なのだ。この力は、フランスのオランド大統領やイギリスのキャメロン首相とは比べ物にならない。

・オバマ、ヒラリー、モディの位置関係

 同様に、もはやレームダックと化したオバマ大統領よりもヒラリー・クリントンの方が重要であるし、また中国の覇権主義に対するのは、インドのモディ首相ということになる。そしてモディ首相は、脱石油・脱温室効果ガス及び地球温暖化問題を含む環境問題COP21でも非常に大きな役割を果たすことになる。

・FRBが政治を左右する

 一方、イエレンFRB議長が「政治」に含まれることに疑問をお持ちの方もいるのではないか。実際、日本で黒田日銀総裁が「政治」の主役の1人といえば違和感を持つ人もいるだろうし、小泉元首相や森元首相が「経済」の主役といっても、ピンとこない。しかし、これは少し深く国際事情に通じていれば簡単に納得できるものだ。まず、イエレン議長にしてみれば米国の来年度予算や国債発行額などに関しての決断が、米国の政治、しいては米軍の世界に対する影響力を決めることになる。まさに「予算」が「政治」を縛るということだ。日本でいえば、財務省主計局や財務事務次官が政治的な発言を行うということとあまり変わらない。特に、オバマ大統領の国際的影響力の背景となる経済力、そして経済力を中心にした資源争奪戦にも、FRBの決断がひとつの契機となることは指摘するまでもないことである。

寸評:
述べられている人物が国際政治の主役になる!〜、
冗談は休み休みに言って貰いたいものです。
ヒラリー・クリントンと習近平が、2016年国際政治の主役になる事を想像しただけで恐怖感に襲われて背筋が凍ります。この『21世紀・極悪人!』の冠が良く似合う二人が日本国に国難とも言える災いを持たすことは必至です。
 ヒラリー・クリントンが国際政治の主役と成るには❢〜、まずは大統領選を勝ち抜かなければなりません。然も選挙は11月であり、就任式は2017年1月20日正午(アメリカ東部標準時)となるので、2016年は国際政治の主役には成り得ません。
 メルケルは既に終わっています。移民問題、VWの排気ガス不正、左寄り過ぎる政策で国内が分裂で、求心力が急速に失われている。故に国際政治の主役には成れそうにもありません。
 FRB議長のイエーレンは単なるウオールストリートに鼻面を引きずり回されて居るだけ主体性が全くありません。任期中!〜、異常の一語に尽きるQE(金融緩和)で人為的に金利を操作した為に、米国企業の体質は脆弱となっており、金利上げの抵抗力を失っています。更なる金利引き上げは企業に取っては致命的な傷を負うでしょう。
此れはイエレーンFRB議長がウオールストリートに鼻面を掴まれ引き摺り回された結果です。彼女も終わっており国際政治の主役たる資格はありません!。
2016年はFRBが主体性を取り戻すか?、でFRBの存在意義が問われる年です。
イエーレンでは役者不足です。

オバマは既に死に体で『無能大統領の刻印!』が刻まれており、国際政治の主役には成り得ないでしょう。
インドのモディ首相は信用できず、果たして支那・習近平への牽制となり得るのか?は大いに疑問です。


■「国際経済の主役」たち



・ビル・クリントンは米経済の中心か?

 次に右側、国際経済の主役たちを見てみよう。

 ビル・クリントン元大統領は、なぜ経済の中央にいるのか? これは、「裏経済」と言うと語弊があるかもしれないが、“アメリカ大統領選挙の資金管理の主役”こそ彼であるということを意味している。

 ヒラリー・クリントンが、来年11月8日に行われる次期アメリカ大統領選挙の最有力候補であることはご存じの通りである。しかし、その大統領選挙の資金とは一体いくらかかるのか。まず民主党の候補者を統一するための予備選挙を行い、その後で共和党との間で投票が行われる。応援団を動員し、全米を遊説、さらにインターネットやテレビ、新聞などに広告を掲載する。その内容を考えれば、日本の選挙よりもはるかに多額な費用が必要となることは明確だ。そして、あらゆる献金の募集とその差配を、ヒラリー・クリントンの最も信頼できる人物に任せなければならない。その人物こそがビル・クリントンなのである。来年の大統領選挙と、その後の経済政策を左右するという意味において、まさにアメリカ経済の中心は彼であるといっても過言ではないだろう。

 このように『2016世界はこうなる』の原画は、「政治」と「経済」を軸にして人物が配列され、世界に対する影響力の順に前から並んでいるのだ。

寸評:
20世紀最大の虚言家だったビル・クリントン・・・
大統領執務室で当時、政治学インターンだったモニカ・ルインスキー嬢との下半身スキャンダルで弾劾裁判となり、あわや!、議会から罷免させられる破目になった。
テレビで国民に向けて『❝I did not have a sex with that woman!❞ =  ❝私はあの女と性的関係は持たなかった!❞』と世紀の大嘘を吐いた男のビル・クリントン。

 国民の関心(下半身スキャンダル)を逸らそう!と必死になり!〜、弾劾裁判の前日にアルカイダ武装勢力の訓練キャンプが有るアフガニスタンを空爆、ミサイル攻撃で中東の緊張を増幅させた。『米全軍の指揮権を持つ大統領が罷免されると中東に大きな亀裂が走り米国の国益が損なわれる』と米国民に印象付けて議会に圧力を掛けて、・・・弾劾裁判で無罪を勝ち取る操作をした稀代の屑男のビル・クリントン!。
 妻のヒラリー・クリントンが大統領に成らなければ、何の影響力もなく国際経済の舞台には上がれないでしょう。
この世紀の悪徳政治家、で『反日の権化!=大統領時代の日本国叩きは凄まじい!』のビルクリントが!〜、もし、ヒラリーが大統領選で勝利して2017年に就任となり、夫唱婦随で国際経済の舞台にしゃしゃり出来てきたら、日本国、日本人に最大の不幸を齎すでしょう。考えただけぞっと!、鳥肌が立ちます。


■人物たちがカラーとモノクロに分かれている理由


 次に気になるのは、前述の「政治」や「経済」の主役たちが、カラーとモノクロに分かれている点だ。色がついているのは「政治」側ではプーチン、習近平、ローマ法王、マリーヌ・ルペン(フランス国民戦線党首)、マララさん(ノーベル平和賞受賞者)、ティム・バーナーズ=リー(WWW考案者)、クリスティーヌ・ラガルド(IMF専務理事)、フェデリカ・モゲレーニ(EU外交安全保障政策上級代表)、そして「経済」側ではビル・クリントンなどである。

 さて、「政治」側でマララさん以下に挙げたのは、実は『2016世界はこうなる』にインタビューが掲載されている人物である。そのため、「経済」側では名前の列記も略させていただいた。要するにカラーにした人物は、来年の「台風の目」となる人々ということだ。では、本書にインタビューが掲載されていない人物たちは、どのような観点から「台風の目」と判断できるのか?

・習近平とプーチン

 習近平に関して言えば、中国の「南シナ海埋め立て」や「尖閣諸島問題」で東アジア地区の台風の目となっていることは間違いない。その台風の目を、ヒラリーとオバマ、そして安倍晋三が抑え込んでいる形だ。

 一方、プーチンに関しては「ウクライナ問題」や「シリア内戦」など、南下政策と旧ソ連復活に向けた拡大主義によって台風の目となっている。これをイギリスのキャメロン首相とインドのモディ首相が抑えるという構図だ。そしてさらに深読みするならば、この両方にメルケル首相が関与するという感じだろうか。

・ローマ法王

 ほとんど日本では騒がれていないが、ローマ法王に関しては、イギリス・ロシアなどカトリック以外の国々を含む全ヨーロッパの混乱のみならず、アフリカ情勢に対してもその指導力を発揮することができると考えられており、平和を訴える力がまだまだ足りていないのではないかという意見も噴出しているようだ。

・マリーヌ・ルペン

 そしてフランスの極右政党を率いるルペン党首は、イスラム系難民の問題でオランド大統領の政策に真っ向から反対し、国民的な支持を得ている。原子力発電で電力を供給しているドイツがEUにおいて指導的立場となり、フランスが中心から外されているのみならず、パリの爆破テロをはじめとしたイスラムとの対立で実際に大きな被害を受けている中で、国民から新たな指導者として脚光を浴びているのだ。ルペン党首の動きによっては、ヨーロッパでシェンゲン協定(欧州国家間において国境検査なしで国境を越えることを許可する協定)もなくなり、各国が一気にナショナリズムに傾くのではないかともいわれている。彼女も台風の目であることに相違ないだろう。

 これら「台風の目」たちは、いずれも世界に大きな影響を与える主張を繰り広げている人物であり、また、その手段がかなり強引に行われているという点も見逃せない。さらに、各々が内部に“爆弾”を抱えているということも共通点だ。習近平は反習近平派の長老やウイグル族、ロシアはチェチェン独立運動、ローマ法王は同性愛問題や枢機卿の不正、ルペン党首は統一地方選まで勝利を収めていない点やEUとの関連ということになる。そして、これらの矛盾を覆い隠すため、彼らはより過激に、より先進的に動くため、なおさら「台風の目」としての存在が際立つのである。


寸評:
2016年、台風の目となるのは、習近平とプーチン!〜、此れには異存はありません!。
プーチンが最大の眼となるでしょう。
 英国キャメロン首相とインド・モデイ首相では役不足でプーチンを抑える事は不可能です。 特にキャメロンは!〜、『キャメレオン!』か思えるほどに纏う衣装(保守)を簡単に着替える特技を持っているのでは、プーチン大統領に鎧袖一触で蹴散らされる。 

ローマ法王の指導力は限られており、更に影響力はあっても一時的なもので持続はしません。影響力が有るならキリスト教文化圏はもっとマシになっている筈です。
 過去にローマン・カソリックの同性愛問題で枢機卿や神父達が犯し数多の犯罪(性的犯罪=孤児施設で発生)を洗い流すのに必死になっているでは指導力など有るはずがない。

フランスの極右政党を率いるルペン党首がEUで台風の目となる可能性は非常に高く、加えてEU内で影響力を増せば、移民問題でドイツに不満を持っている、特に東部EU諸国がルペンに右へならえとなり、ヘタすればEUは崩壊の恐れがある。

■五重塔が何を意味しているのか?



 最後に、原画の中央上部に配置された「五重塔」についてだ。仏塔は、そもそも古代インドにおいて仏舎利(釈迦の遺骨)を祀るために紀元前3世紀頃から造られ始めた「ストゥーパ」に起源を求められる。これが中国に伝わり、楼閣建築と相まって徐々に巨大化、さらに日本へと伝わり神社仏閣に数多く建てられたのが五重塔である。現在、中国に残っているものはわずかで、五重塔は基本的に日本のものが多く、特に世界最古の木造建築である法隆寺は世界的に有名である。

 では、なぜ原画の中央上部にカラーの五重塔が配置されているのか。これに関しては、本書の中にも一切ヒントがない。そのため、意味については筆者の想像で解釈してみよう。

・多くの犠牲者が出て、中国は破綻する?

 まず、原画をよく見ていただくと、五重塔の右上に槍を持った戦士が書かれていることがわかるだろう。これは、「戦争の象徴」と考えることができる。かたや五重塔は、本来「ストゥーパ」であるため「死者または墓場の象徴」であるといってよい。つまり、象徴しているものからイラストを読み解くならば、「戦士が墓場の上に立っている」ということにほかならない。所狭しと並んだ世界の主役たちの間に五重塔が描かれているということは、政治や経済の破たんの末に戦争が起き、数多くの犠牲者が生まれ、さらに生き残った兵士が犠牲者の上に立っている――より直接的に言えば、敗者の上に勝者が立っているような状況が描かれているように感じられる。

 また、宗教という側面に着目すれば、五重塔に立つ西洋風の戦士ということで、仏教がヨーロッパに負けたということになるだろうか。モスクでも教会でもなく、なぜ五重塔なのか真意は測りかねる。しかし、今の世界情勢から考えるに、これは「日本が敗北する」という意味よりも、むしろ「天壇」など中国の楼閣建築のひとつを象徴しているものと考えたほうが腑に落ちる。

 つまり「南シナ海や東シナ海、または中央アジアへの侵攻において、中国がヨーロッパの騎士に蹂躙されて敗北する」ことを意味しているのではないか? そう考えれば、まさに2016年の戦争は中国や東アジアを中心に行われ、その上で、ヨーロッパの勝利がすることを予想している可能性がある。

ここで敢えて2016年の「戦争」と書いたが、何も「武力衝突」ばかりが戦争ではない。経済戦争や情報戦争、歴史戦争などさまざまなことに戦争という言葉は用いられる。その多分野にわたる戦争において、中国が世界を相手に勝てる要素が少ないということだろう。

 さて、これらはすべて筆者が一方的に『2016世界はこうなる』の表紙イラストとその原画を解釈したものである。しかし、謎だらけに見えても、ある程度現実に則した“意図”を読み取ることが可能なのだ。もちろん、より詳しい内容に迫りたい人は、本書を入手して表紙と照らし合わせながら読み進めていくべきだろう。そして2016の世界情勢について、読者各々で判断していただきたい。
(文=宇田川敬介/ジャーナリスト・作家)

寸評:
なぜ原画の中央上部にカラーの『五重塔』が配置されているのか!?、〜
『五重塔』は5大陸を象徴しており、・・・此れが原画の中央の位置づけられているのは意味深長である。 詰まり2016年は『五大陸で連鎖的に大事件、大震災、紛争が発生し多くの犠牲者が出るので❮五重の塔!❯で慰霊、追悼を行う!』事を予想しているのかも知れません。
何れにしても『五重の塔』が原画の中央にあるのは意味深長です。

➤ ❮❮2016年の戦争は中国や東アジアを中心に行われ、その上で、ヨーロッパが勝利することを予想している可能性がある!❯❯・・・
此れは絶対にありません!。
『イスラエル/パレスチナ紛争』、シリア、リビア、ウクライナ、『イラン/サウジアラビア紛争!』、トルコ、イラク、クルド武装勢力、などなどが目白押しの中近東!、・・・ 加えてヨーロッパでは極右の台頭と共に勢力拡大、EU諸国内での不協和音の音量が拡声の一途を辿る。米国は大統領選であり東アジアに介入する積りはないでしょう。
ヨーロッパが何に対して勝利を得るのか?、・・・ドイツ、英国、フランス、イタリアの諸国は其々の最高指導者が支那詣で習近平の尻を舐める醜態を晒しているのでは、東アジアで直接に戦争などを起こす積りもなく、また力もありません。
ウクライナ問題でロシアのプーチンの顔色を伺うのが精一杯のヨーロッパです。

そうは!〜、簡単に支那は破綻はしません!、破綻しかかると、欧米日が必死になって支那を支えます。何れは支那とも交易の旨味がなくなれば支那は見捨てられて、自滅の道を間違いなく歩む事は確実ですが、・・・それまで待たなくてなりません。
 そうですねぇ!〜、10ー15年後に支那共産党は崩壊する!とブログ管理人は予想してはいますが、確信はありません。






ブログ管理人考:

何れにしても!〜、
2016年は波乱万丈の年となることは間違いないようです!・・・
訪問客の方々は英紙『エコノミスト』のイラストを添えた画像を如何に解析したでしょうか?・・・。

人は其々に感受性、判断、分析力が異なりイラスト画像を捉えて、それなりの予想を立てたと思います。



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