有志軍のシリア軍空爆 米が遺憾表明、「意図せぬ人命喪失」
CNN Co.Japan(2016.09.18)
有志連合による空爆でシリア軍に死者が出たという
(CNN) 過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」掃討作戦が進むシリアで、米軍主導の有志連合による空爆でシリア軍兵士が死亡したとされる件で、米政府高官は17日遅く、米国が「意図せざる人命の喪失」について遺憾の意をロシア側に伝えた。
米軍によれば、有志連合は当初、ISISの戦闘員を対象に空爆を実施しているものと考えていたという。だがその数時間後、シリア政府軍の兵士らを空爆していた可能性があると発表した。
中東地域を管轄する米中央軍は声明で、有志連合は事前にロシア軍と協議して空爆を行ったと指摘。「標的となっている人員や車両がシリア軍のものである可能性をロシア当局者から指摘され、有志連合による空爆はその段階で即座に中止された」と述べた。
米中央軍によれば、シリアは多様な軍事勢力や武装勢力が密集しており複雑な状況だが、有志連合が意図的にシリア政府軍の部隊を狙うことはないとしている。
非政府組織のシリア人権監視団(本部・英国)によれば、空爆により、83人が死亡、少なくとも120人の兵士が負傷した。ロシアの国営スプートニク通信によれば、ロシア軍は、東部デリゾールの空港付近でシリア政府軍の兵士62人が死亡したと発表した。
CNNの記事では、意図的なのか!〜、
有志連合となっていますが、事実上は米軍の空爆であり、・・・シリア政府軍が大損害を蒙り、この間隙をぬってISISが息を吹き返して反攻に転じました!。
国連では!〜、ロシアの呼びかけで緊急安保理事国会議が開かれましたが、此の席上でロシア国連大使《ヴィタリー・チュルキン》と米国連大使《サマンサ・パワーズ》が遣り合い、激しい火花を散らしました。
◼︎【Syria conflict: US air attack endangers truce - Russia】:
Vitaly Churkin and Samantha Power sparred at the UN
✦ Vitaly Churkin : Russia Ambassador to the United Nations
ヴィタリー・チュルキン: ロシア国連大使
✦ Samantha Powe: United States Ambassador to the United Nations
サマンサ・パワーズ: 米国国連大使
The attack put "a very big question mark" over the truce's future, said Russia's UN Ambassador Vitaly Churkin.
The Russian army says at least 62 Syrian troops were killed in the Deir al-Zour strikes.
The US has expressed "regret" for the "unintentional loss of life”.
'American heavy-handedness'
The air attack caused a bitter row between the US and Russia at the United Nations Security Council on Saturday night, with each country's representatives walking out while the other was speaking.
US envoy Samantha Power criticised Russia for calling an emergency meeting of the council, which she said was "cynical and hypocritical".
"Russia really needs to stop the cheap points-scoring and the grandstanding and the stunts and focus on what matters, which is implementation of something we negotiated in good faith with them," she told reporters.
But Mr Churkin said he had never seen "such an extraordinary display of American heavy-handedness" as shown by Ms Power.
He implied the future of the Syria deal could rest on how Washington reacts to the incident.
"If what Ambassador Power has done today is any indication of their possible reaction then we are in serious trouble," Mr Churkin said.
◼︎【シリア紛争:米国の空襲は休戦を危険にさらす - ロシア】:
❝米軍の空爆で先日(月曜日)米国とロシア、シリア政府との間に結ばれた停戦合意の先行き大きな疑問が生じた!❞ とロシアの国連大使のヴィタリー・チュルキンは訴えた!。
62人のシリア政府軍兵士が米軍のDeir al-Zour 戦闘地域空爆に依って死亡した
ロシア軍の情報部は発表した。
米国は、・・・❝シリア軍への空爆は意図的せぬ人命喪失だった!❞と遺憾の意を表明した。
❝米国は悪びれた様子を全く示さず!❞:
土曜日に開かれた国連安保理事会議で!〜他の理事国は議論を展開、会議から退出する理事国も有るなかで、ロシアと米国の間で激しい口論となった!。
米国特使サマンサ・パワーは❝ ロシアが呼びか掛けた『国連安保理国/緊急会議」は利己的、偽善的な会議である!❞ と激しく非難した。
土曜日に開かれた国連安保理事会議で!〜他の理事国は議論を展開、会議から退出する理事国も有るなかで、ロシアと米国の間で激しい口論となった!。
米国特使サマンサ・パワーは❝ ロシアが呼びか掛けた『国連安保理国/緊急会議」は利己的、偽善的な会議である!❞ と激しく非難したが、・・・『パワーズ米国特使のパワーズが示した悪びれた様子を全く見せずの強硬姿勢』のような傲慢な態度は、嘗て国連理事の会議で、過去に一度も見たことがない!とロシア国連大使は反応した。
❝シリアの停戦合意は、ワシントン(米政府)が空爆をたいしてどのような反応を示すかに依ってシリアの停戦合議が持続するか!、しないか!?が懸かっている!❞ とチュルキン氏は仄めかした。
Syria says its forces were deliberately attacked
シリア政府は!〜、❝米国の空爆は意図的に為された!❞との声明をだした。
2016年10月12日、米国、ロシア、シリアとの間で合意に達した停戦は米国次第で『砂上に築かれた楼閣!』に等しく、破綻は目に見えている!と、ブログ管理人は考察しており、・・・此れはシリア安定の為に間違っていて欲しい!
とブログ管理は願っていました。
米空爆、その後の国連安保理国の緊急会議で、ロシア国連大使と米大統領の意を受けた米国連大使の非難の応酬や米特使のサマンサ・パワーズの強硬な態度は停戦合意は陽炎な如くの様相を呈しているのは悲しい限りです。
米大統領・オバマがシリアのサダト大統領を憎む余り、論理的な思考回路が全く働かずに、個人的な憎しみの感情で対シリア、ロシア外交を展開している。
此れではシリアの内戦の終結はオバマが在任中は絶対に不可能でしょう。
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