2019年10月26日土曜日

白熱を帯びてきた、米・ロシア・支那の超音速・巡航ミサイルの開発競争!・・・


マッハ5を超える巡航ミサイル
      『ハクソー』の開発を!~、
米空軍は威信をかけ、
     全力を傾けて急いでいる!・・・


国際的な高速ミサイルの開発競争が激しさを増すなか、対空防衛網を突破し、…速やかに目標を破壊する切り札として期待は大きい。
2022年の実用化を目指し、開発が急ピッチで進んでいる。

■【極超音速ミサイル、国防省の最優先課題】:
ハクソーは通常弾頭搭載型打撃ミサイルに分類されるが!~、
マッハ5以上の極超音速で飛行する点で、
       既存の巡航ミサイルの性能を大きく凌ぐ!・・・



開発を主導しているのは!〜、
米空軍から受注した米ロッキード・マーティン!・・・
今回、新たに米ミサイル製造のエアロジェット・ロケットダインがプロジェクトに加わった。

軍事情報サイトの『ミリタリー・ドット・コム』は!〜、
『防衛上の優先度は非常に高いものと見られ、エアロジェット・ロケットダイン社の広報担当者によると、ハクソーは国防省における『技術的な最優先課題』、と位置づけられているのは明白である』と、先の9月16日に報じた。




これほど高い優先度が与えられているのは!〜、
敵陣の対空ディフェンス体制を突破する強力なメリットが
           見込まれる為である!・・・
。ポピュラー・メカニクス誌(9月18日)は「マッハ5を超えるこのミサイルの途方もないスピードにより、敵陣の強固な対空防衛を突破し、目標が移動してしまう前に到達できるようになる」と述べている。鉄壁の守りを無力化し戦局を変える切り札として重要な役割が見込まれる。

■【無人試験機X-51Aの功績】:
 ハクソーの開発を影で支えるのが!〜、
米国が過去に開発した極超音速試験機X-51Aの存在!・・・
ミリタリー・ドット・コムは、X-51Aの開発プロジェクトを紹介している。
ウェーブライダーの愛称で呼ばれる同機は、炭化水素燃料とスクラムジェットエンジンを搭載する。これにより、通常のターボジェットエンジンならば機能不全に陥ってしまう極超音速での飛行が可能となった。


 この無人試験機の開発を通じて、エアロジェット・ロケットダイン社は高速飛行時の物理的特性についてノウハウを蓄積している。超音速飛行では環境条件が通常時と大きく異なり、…『物理法則』を手なずける為に同社の貢献が必要になったという。

■【ボーイングの無人スクラムジェット、X-51A WaveRider、極超音速を達成】


X-51A試験機は2013年に6分間の飛行を行い!〜、
     最高速度マッハ5.1を記録した実績を持つ!・・・
その設計上、自力で離陸することはなく、他機に搭載して高高度で切り離す運用だ。ポピュラー・メカニクスでは、戦略爆撃機B-52トラトフォートレスがキャリアの役目を果たしたと紹介している。すでに極超音速飛行の実績を持つエアロジェット・ロケットダイン社の参加により、ハクソーの開発は加速するものと見られる。

■【ロシア・支那への優位性意識】
全力を挙げてのミサイル開発の背後には!〜、
      ロシア及び支那の脅威が見え隠れする!・・・
ロシアは昨年12月、プーチン大統領の主張する『アメリカのあらゆるミサイル防衛網を突破できるマッハ20の巡航ミサイル』を発表したものの、アメリカ側の専門家は、実際の能力は大幅に劣るものと見ている。
気になるのは支那の存在だ。通常弾頭搭載型打撃ミサイルの性能を確実に向上してきており、数千キロの射程と超音速の飛翔速度を備える。

 このような背景からアメリカは、超音速巡航ミサイルの開発を急いでいる。
その開発体制は大掛かりなものであり、… 陸海空軍に亘りプロジェクトが展開されている。

ポピュラー・メカニクス誌は〜、
『米軍は、3年後の2022年までにハクソーの発射準備を整えたい意向であり、…
巡航ミサイルの高速化競争はますます加速することだろう』、と述べている。



                                                      


米国と同様に超音速・巡航ミサイルに開発に!〜
 血眼になっている、ロシアと支那!・・・

米国が開発、2022年に配備予定の『ハクソー』に負けず劣らずのロシアの超音速・巡航ミサイル。


■【ロシア「極超音速ミサイル」実験成功、「音速の27倍」で飛行】:


もし、これが動画で紹介されている音速の
27倍は『ハクソー』の性能をは遥かに超え、然も2020年配備とは信じられず、… 単なる、ロシア特有の誇大宣伝かもしれない。

■【支那の巡航ミサイル】: 

YJ 12超音速対艦巡航ミサイル!〜、


この機種は、ロシアKh-31Pの射程を伸ばした改良型と思われる。
支那は、米日が仮想敵国なのでロシアから導入(Kh-31PをYJ-91として開発)後、その物より足の長いミサイルを開発している。
支那海軍のH-6爆撃機と新型のJH-7B戦闘機に搭載される。アナリストは、『YJ-12とYJ-100の弾頭は驚異的な威力を持ち、一発が命中すれば1万トン級の作戦艦艇を航行不能に陥らせるか、沈没させることが可能だ』と指摘した。

別の軍事専門家は!~、
『YJ-12のサイズはこれまでの報道内容を大きく下回る。これはその射程距離と飛行速度が予想されていた程度には達しないことを意味する。現時点の合理的な推測によると、YJ-12の最大射程距離は約220キロ、最大飛行速度はマッハ3ほどに達する。YJ-12は解放軍の武器の中で、主に空対艦ミサイルとしての役割を果たす』と分析している。


何れにしても、超音速巡航ミサイルが米国、ロシア、支那で配備されたら!〜、
日本はこの狭間でもみくちゃにされて仕舞う!・・・

日本の安全保障に対する政治家、特に國賊・野党の危機感欠如は精神病的とも言える。
また国民も保守層を除けばお花畑で戯れいるのが大半である。
まさに末期的といえる日本の現状です。

参考文献:

マッハ5超巡航ミサイル「ハクソー」、米空軍が開発に注力 22年までに配備へ

中国の新型ミサイル YJ-12とYJ-100が公開


0 件のコメント: