2019年6月3日月曜日

F-35大量購入:日米豪印と支那とのパワーバランスは劇的に変化する!・・・


日本が米国製F-35戦闘機を
    新たに105機購入することが!~、
先の日米首脳会談で明らかになった!・・・


トランプ米大統領は!~、
安倍首相との会談後の共同記者会見で『これにより、日本は米同盟国のなかで最大のF-35部隊を擁することになる』と満足げに語った!・・・
 客観的に見れば日本の防衛戦略と政治的思惑、米国のアジア太平洋戦略と経済的恩恵などの利害が一致した事は明白である
然し、日本国内では、トランプ政権の人気取りに利用された無駄遣い、あるいはアメリカ追随の象徴などと批判的な報道や言論が目立つ

 一方、海外メディアでは!~、
日本のF-35大量保有は、支那の空軍力に対抗する
     有効な手段だと見る論調が主流である!・・・

軍事専門家からは、『日本は、アジア太平洋地域のみならず世界でも最も装備が優れた空軍を擁する国に返り咲くだろう』との声があがっている。
香港英字紙『サウス・チャイナ・モーニング・ポスト=SCMP』)報じた。

■【中国識者も日本のF-35導入に納得】:
 日本のF-35大量購入の背景には!~、
現在の主力戦闘機であるF-15Jの老朽化が進み、耐用年数、近代化改修ともに限界を迎えているという厳然たる事実がある!・・・
 南シナ海を中心に海洋進出を進め、軍拡に邁進する支那と地理的に直接対峙している以上、アジア太平洋地域の軍事的パワーバランスを維持するためにも、日本の戦闘機戦力の近代化は危急の課題であり、… その選択肢としてF-35は妥当だというのが世界の軍事専門家の共通した見解である。

F-15は1970年代の基本設計の第4世代“ロートル戦闘機”であるのに対し、支那は、最新の第5世代ステルス戦闘機『Jー20』の配備を着々と進めている。
    


戦闘機として世界最高性能を誇るF-22は!~、
アメリカが輸出禁止措置を取っているため購入を断念した経緯がある!・・・
一方、F-35は先の墜落事故などもありいくつかの欠点が指摘されるものの、F-22やライバル支那のJ-20と同じ第5世代ステルス機であり、攻撃機としての運用も可能で、バージョン違いで艦載機にもなるマルチロール機(多用途戦闘機)である。
 柔軟な運用ができるという点では、憲法の制約を受けながら総合的な防衛戦略の変わり目にある日本には、適した機体である。

 支那の識者ですら!~、次のように語る。
北京で活動する軍事評論家、ツォー・チェンミン氏(SCMP)は!、…  
✦ この(F-35の)契約は、支那の脅威に
   対するカウンターバランスの作用がある!・・・ 

✦ 日本のF-35部隊は「アメリカの世界支配戦略の
      重要な位置を占めるという見方もできる!・・・
と警戒感を込めて述べている。

■【日本のF-35は日米豪印同盟の切り札】
 支那は現在、国産の第5世代戦闘機J-20の配備を急速に進めている。

     支那空軍が着々と配備している最先端ステルス戦闘機『J-20』

 戦闘機J-20は!~、
 航続距離などの一部の性能ではF-35を上回るとも言われている!・・・、
 数で圧倒的優位に立つ支那の空軍力が、戦闘機の性能面でも、F-15主体の日本を大幅にリードしつつあるのが現状である。
2017年に配備が始まったJ-20には、エンジントラブルが相次ぐなどいまだ課題が多く、さらなる改良が急がれている。

 総合性能では!~、
F-35がJ-20を上回っているというのが一般的な評価である!・・・
そのため、チェンミン氏らアジアの軍事専門家たちは、日本のF-35の大量発注は、支那が優位に立とうとしている現在のアジア太平洋地域の空のパワーバランスをひっくり返すほどのインパクトがあると見做している。。

近年支那との軍事的対立を強めているインドは!~
    日本のF-35導入を大歓迎している!・・・

国際経済メディアIBT『インド版・インターナショナル・ビジネス・タイムズ(IBT)』は!〜、
『F-35による日本の防衛力強化の『明らかな副産物』として、『支那の突出した軍拡主義と包囲網の圧力にさらされているインドもまた、恩恵を受けることになる』が大歓迎の最大要因である』と報じている。

米国は、支那の軍拡と経済的拡張主義に対抗する為!〜、
日本、オーストラリア、インドとより密接な
      同盟関係を築くは必然である!・・・
その一角の日本の空軍力の強化は、4ヶ国同盟の総合力の向上も意味し、…
インドとしては労せずして対支那抑止力を高める『ボーナス」』だ!よ歓迎しており、… 日本がアメリカに100機以上の最新式のF-35戦闘機を発注したことにより、アジアの軍事バランスは長期的に変わることになる。
 この動きにより、ドナルド・トランプ米大統領は、南シナ海などで拡大する中国の軍拡主義にチェックメイト(王手)をかけることに成功した!と、… 米国主導の戦略を国際経済メディアIBT評価している。

■【艦載機型の広範な運用も視野に】:
日本のF-35大量購入には!〜、
アメリカの意向が強く反映されているのは間違いない!・・・

米誌『ビジネス・インサイダー』は!〜、



チャールズ・ブラウン米太平洋空軍司令官!〜、
✦ 支那のJ-20に対抗するには、F-35の配備を拡大するしかない!・・・

✦ 米軍や同盟国がアジア太平洋地域に展開するF-35が2025年には200機を超える!・・・

という主旨の発言をしたことを根拠に、『F-35がアジア太平洋地域の安全保障戦略のキープレイヤーになっている』と報じている。

これを念頭に置けば、自衛隊だけでその多くを担うことになりそうだ。同司令官はJ-20の脅威をF-35によって『押し戻さなければ、(脅威は)迫り続ける』とも警告している。

 F-35のバリエーションには!〜、
短距離離陸・垂直着陸ができる艦載機タイプのF-35Bがある!・・・
 日本の既存のヘリコプター搭載護衛艦の改造による空母保有計画は、このF-35Bの運用が前提となっている。
 米国でも同様に強襲揚陸艦をF-35B搭載の軽空母に改装する計画がある。
また、より本格的な艦載機タイプであるF-35Cを搭載する大型空母の開発も進んでいる。このように、海の防衛が重要な位置を占めるアジア太平洋地域では、とくにF-35の活躍の場が多くなってくるのは間違いない。

ブログ記事の締めくくりに!〜、
今後アジア全域で制空権を巡って火花を散らす最先端ステルス戦闘機!・・・

日本が新たに105機購入を決定した『F−35』と支那が配備を開始した『J-20』の動画を貼り付けます。
時間のある方は閲覧して頂ければ幸いです。


■【INCREDIBLE! F-35B Vertical Take-Off, Vertical Landings, Ski Jump Take-Off, & Short Take-Offs!】:




■【China’s latest stealth fighter J-20 stages performance at Air Show】:




現在配備、運用している『J-20』のエンジンはロシア提供によるサトゥールン 117S(AL-41F1S)ターボファンエンジン2基を搭載している可能性を欧米メディアは伝えている。

支那は現在独自開発エンジン『WS-15 』を開発中である。
第5世代ジェット戦闘機(ステルス戦闘機)であるJ-20に搭載するために支那の『瀋陽発動機設計研究所(606研究所)』と『西安航空発動機公司』が開発しているターボファンエンジン。2020年には完成予定で実際にJ-20に搭載して試験飛行を実施する予定。
開発は順調に進んでいるかは定かではないが、軍人専門家によると、… 試作エンジンは故障の連続である、言われている。



参考記事:
F-35大量購入、地域のパワーバランスへの影響は?「中国と日米豪印」から見た意味