2019年6月19日水曜日

民泊仲介最大手のAirbnb(エア・ビー・アンド・ビー)の大躍進で低下するホテルの宿泊料!・・・


 民泊仲介サイト最大手のAirbnbは!~、
 2008年に創業して以来飛躍的な
         成長を遂げてきた!・・・
 
 近く株式上場することが見込まれており、…『時価総額は世界のホテル企業の中でもトップとなるだろう!』と経済専門家は分析している。

 実際に、アメリカの消費者が昨年Airbnbに支払った宿泊費は、創業100年を誇り世界第2位のホテルチェーンであるヒルトンよりも多い。


Airbnb(エア・ビー・アンド・ビー):

種類                  非公開会社(株式会社)
市場情報          非上場
本社所在地       CA 94107 888 Brannan Street、
                            サンフランシスコ、カリフォルニア州
設立                   2008年8月(10年前)
事業内容            ソーシャルネットワーキングサービス
代表者                 Brian Chesky (CEO, 共同創業者)
             Joe Gebbia (CPO, 共同創業者)
          Nathan Blecharczyk (CTO, 共同創業者)
売上高               増加 26億ドル(2017年)
営業利益           増加 4億5000万ドル(2017年)
純利益 増加      9300万ドル(2017年)
従業員数           3,100人(2017年)

サービス業におけるホスピタリティの
     研究専門家の考察〜、
Airbnbの飛躍的な成長を見込んでいる!・・・

サービス業分析、研究専門家の
  マカランド・モディとコートニー C. ジュスは!〜、
共同で急成長するAirbnbがホテル業界に与えてきた影響について、アメリカの主要10都市において調査を行った!・・・
2008年から2017年にかけて、ボストン、シカゴ、デンバー、ヒューストン、ロサンゼルス、マイアミ、ナッシュビル、ニューヨーク、サンフランシスコ、シアトルで収集したデータより、宿泊料金、売り上げ、客室稼働率の3点に焦点を置き、その指標を分析した。

 これら10都市においてAirbnbが提供する物件は!〜、
部屋を間借りするものから一軒家を丸ごと借りるものまで、たった51件だった創業初年度から5年後には5万件を上回り、さらに2017年には50万件を超えた。

手ごろな価格で『他人が住む本物の家』に滞在できる❞〜、
 こだわりのある体験を求める消費者が増えているのが、… Airbnbの成長を後押ししてきた最大の要因である。

 そしてもう1つ重要なポイントは!〜、
創業後10年間、Airbnbは法規制に縛られることなく、柔軟性をもって、そして容易に新規物件を増やすことが可能だった事である。

行政の取り締まりが厳しくなり状況が変わりつつあるとはいえ、Airbnbが規制対象外であったことはホテル業界との競争上大きな利点であったといえる。
実際、アメリカ国内の都市で一般的に導入されている規制の下では、ホテル新設には数年を要し、許認可や安全規定の順守が義務付けられ、さらに税金も多く課せられている。

■【甚大な影響】:
 Airbnbが得たこのような利点によって!〜、
ホテル業界は売り上げや宿泊料金、客室稼働率において、甚大な影響を被ってきたことが研究によって明らかにされている。

✦ 具体的にいうと、Airbnbが提供する物件が1%増加するごとに、ホテル1部屋当たりの平均売上が0.02%減少する!・・・

✦ 影響力は小さいように見えるが、Airbnbの年度毎の驚異的な成長率をよく考察すると!、… 創業以来の増加率が平均して2倍である、ホテルの売り上げが1年で2%減少していることになる!・・・

ニューヨーク市のデータを備に分析するとホテルは!〜、
 金額に換算するのは容易ではなかったが、… エアビーアンドビーの影響で生じた機会損失は2016年のみで3億6,500万ドル(約396億円)にのぼる事が判明した!・・・

● 平均宿泊料金や客室稼働率についても、売り上げと同様に影響は生じているが、その度合いはまだ小さい。
Airbnbの物件数が1%増加するごとに、宿泊料金は0.003~0.03%減少し、客室稼働率は0.008~0.1%低下している!・・・

■【『高級路線』への脅威】:
 Airbnbは当初、平均客室料金が下位20%を占める格安ホテルへの影響を危惧されていたが、… 上位15%の高級ホテルへの影響もまた甚大であることが、研究によって示された。

 このことは、Airbnbが、価格帯を問わず!〜
ユニークな体験を提供し、成果を得てきたことを示唆している!・・・
✦『高級感』を体験できるデザイナーズ住宅!・・・
✦ 山小屋やボートハウス、あるいはツリーハウスのような
             ユニークな宿泊施設!・・・
などなどの、広範囲に亘る選択肢を揃えている。
これらにはいずれも高めの価格帯が設定されているが、多少高めの価格設定はあまりなく、利用者は確実に増加している。

 また研究により、Airbnbのサービス拡大によって!〜、
中堅クラスや独立系のホテルが被った
       影響は少ないことが明らかになった!・・・
おそらく、同価格帯である事と、加えて、チェーンホテルにはないこだわりを求めて独立系ホテルを好む宿泊客にとって、… Airbnbへの転向が気の乗らない選択肢であることも、理由の1つとして挙げられる。

■【今後も続くAirbnbによる脅威】: 
以上の結果を踏まえると、Airbnbは!〜、
ホテル業界から確実に可也のシェアを獲得した事が判明した!・・・
では、このような脅威的な成長は今後も続くのだろうか!?、・・・


 Airbnbは世界中に物件を提供し続け、成長していく。そしてホテルチェーンに対する挑戦は今後もずっと続き、何れは株式市場に上場され創業者(オリジナル)株主は巨額な富を掴むは請け合いである。
上場で得た巨額な資金を投資に回し新たな独創的な発想(戦略)で、宿泊業界だけにとどまらず関連サービス(接待)は一段と高い次元に引き上げ、帝王の位置を獲得するでしょう。

 Airbnbが提供する物件やシェアハウスなど!〜、
賃貸ハウスを規制する取り組みが行われており、このことで同社の成長に歯止めがかかることも起こり得る!・・・
一方で、このような宿泊施設をどのように取り締まるべきか、という議論に対する結論は容易には出てこない。

 つまり、ホテル経営者は今後もAirbnbに戦々恐々する日々を送ること余儀なくされるでしょう。

参考記事:
活気づくAirbnb 低下するホテル宿泊料、客室稼働率への影響はいかに



                                                    

さて、日本の民泊に目を移すと!〜、
【最新】民泊の宿泊実績、日本人利用は3割に増加 AirbnbのテレビCM効果も 観光庁公表



全国における延べ宿泊者数の合計は、467,378 人泊(前回比 209.5 %)で、届出住宅あたりでは、65.4 人泊となった。一人当たりの宿泊日数では、東京都が3.8 泊で最も多 く、京都府(2.9 泊)、大阪府(2.8 泊)が続いた。

宿泊者の国籍別内訳では!~
✦ 日本人利用が 28.8 %(前回比約 10 ポイント増加)・・・

海外からの宿泊者の国籍内訳では!~、
中国、韓国、台湾で全体の5割を占める!・・・
 日本人利用が前回よりも増えた背景には、民泊仲介サイト世界大手のAirbnb(エアービーアンドビー)が9月10日から民泊新法施行後初めてテレビCMを含めた大規模プロモーションを開始していることも影響している。


 Airbnbの大規模プロモーションは!〜
テレビCM以外にも、屋外広告、紙媒体、デジタル媒体、ソーシャルメディアなどさまざまなプラットフォームを通じたキャンペーンの同時展開されている。


                                                    

米国の凄さは、1990年代に経済産業構造を!〜、
日本との競争に破れ続けていた製造業主体だった経済体質を、 将来を見据えて、『政・官・財』が一体となって、いち早くハイテック産業を育成しことである!・・・

米国政府は銀行の貸出、投資規制を緩和して!〜、
ハイテクベンチャー企業を育成した。
この波を受けて『雨後の竹の子!』に覇気に飛び、能力ある若鷹が、まさに『ボーイズ・ビー・アンビシャス(少年よ大志を抱け!)』、で次々と大空(社会)に向かって羽ばたいていった。

株式市場も嘗ての重厚産業関連株から、軽快な足取りでやってきたハイテク株が主流になった。

現在世界制覇を達成した米国を代表する大手企業のGAGA( Google, Apple, Facebook, and Amazon )を眺めれば、米国人の頭の切り替え、発想の柔軟さが覗い知れる。

今回ブログに取り上げた民泊仲介サイトのAirbnb(エア・ビー・アンド・ビー)などは、創立してから10年の若い会社である。
創立から10年で、既に創業100年のホテルチエーン
ヒルトンホテルを凌駕する勢いで驀進している。
宿泊サービス業界の雄!と大きく成長を遂げた。

結局は米国と日本の土壌の違いが!〜、
日本の『政・官・財』は、動脈硬化を起こして柔軟な発想が湧いてこない、深刻な精神的な患いに侵されている観がある。
ソフト・エンジニアーを大切にしない日本の思考停止になっている経営陣。

米国には世界の有能なハイテク関連の技術者の50%近くがシリコンバレーに続々と集まっている。
日本と米国の差は狭まる事はなく、かえって広がる一方でしょう!。