2018年4月3日火曜日

狡猾極める金正恩外交手腕!⇔ 非核化を匂わせ米中日を手玉に取る算段!・・・


北朝鮮の非核化に注目が集まっているが!〜、
専門家は過去の経緯から実現に懐疑的だ!・・・

北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長と今月初めに会談した韓国特使団によると、金委員長は非核化の用意があると言明し、トランプ米大統領とできるだけ早く協議したいと述べた。



金委員長と今週会談した支那当局者も!〜、
金委員長から非核化の誓約を得たとしているが、金委員長の訪支を報じた北朝鮮の国営メディアは、これまでのところ核問題には言及していない。

核兵器は、北朝鮮が長年かけて開発してきた自称『正義の剣』!〜、
金委員長にとって身の安全の保障となっているだけでなく、体制の正当性と権力の維持に不可欠で、放棄を決めれば政策の劇的な転換となる!・・・。
弾道ミサイルの発射実験では記念碑が建てられ、開発にあたる科学者は国民の英雄!と持て囃されている。

軍事専門家は!〜、
金委員長が突然核を放棄するとは考えていない!・・・
自身が勝利したという印象を国民やエリート層に与えられるよう、のらりくらりとした長期的なアプローチを取るだろうとみている。

ジョンズ・ホプキンス大の北朝鮮関連ウェブサイトの専門家、
          マイケル・マッデン氏は!〜、
金委員長は国民に何らかの譲歩を迫る必要がない!・・・
『非核化の実現までに最低でも10年かかる!』とみられており、
他国との交渉では「1つか2つの大きな譲歩に応じるのではなく、小さな合意をいくつも積み重ねていく姿を描いていると思われる』との考察。

◼︎【米の譲歩が不可欠】:
過去に北朝鮮との交渉にあたった南朝鮮の複数の元当局者は!〜、
政策の大転換は困難だが、実現不可能ではないとみている!・・・
それは、金委員長が国民に誇れるような、大幅な譲歩を米国から引き出せた場合だ。

元韓国統一相の金炯錫氏は!〜、
金正恩は核兵器保有によって米国と国際社会を降伏させたというストーリーを広めたいとの意識が強烈であり、『話し合いが順調に進んで制裁が解除』⟹『北朝鮮経済は上向く』⟹『金委員長の非核化の決断は国民の理解を得る』⟹『強い支持が得られるだろう』との筋書きを描いている。

然し、トランプ政権はこうした展開を見込んでいない!〜、

ジョン・ロバート・ボルトンボルトン元国連大使は今月の8日、第27代 国家安全保障問題担当大統領補佐官に就任予定であり、… 強硬派のボルトン補佐官の影響で、トランプ大統領は、金委員長との首脳会談で、北朝鮮になるべく早く核開発を止めさせることに焦点を絞る事は容易に想像できる。

専門家の多くは!〜
核保有の重要性とこれまで開発につぎ込んだ資金を考えると、金正恩は核兵器開発の放棄で体制が揺らぐことのないように話し合いを慎重に進めると予測している。
金正恩は2011年の実権掌握以降、軍事力と経済の発展に等しく力を入れ、政権内部の勢力の均衡を図ってきた経緯があり、此の軌道に沿って今後も進んでいくであろう!と考察している。
インターナショナル・クライシス・グループのシニアアドバイザー、クリストファー・グリーン氏は!〜、
、2013年以降は軍部寄りの勢力が台頭してきたが、トランプ大統領との首脳会談で経済発展を重視する勢力の主張が勢いを増す可能性があるが、・・・軍部やエリート層は非核化の受け入れに消極的だろう。
これ等の勢力は、通常兵器だけで安全保障が確保できるとは絶対に考えず、金委員長の判断に抵抗し、開発継続を主張し続ける可能性が非常に高い。

金正恩は先の支那習近平主席との会談で!〜、
『故金日成主席と故金正日総書記の遺訓により朝鮮半島の非核化に尽力することは、われわれの一貫した立場だ』と表明したそうであるが、北朝鮮は長らく公の場では核開発を進めないと言いながら、実際には開発を続けてきた。外国との合意が何度も裏切られてきた経緯があるため、多くの専門家は今度も同じ結果になるとみている。

元米国務省高官のエバンス・リビア氏!~、

『北朝鮮と交渉したことのあるわれわれのような者には、彼らの言う非核化の意味はお見通しだ』⟹『指導部が国民、とりわけ軍部の理解を求める必要が出てくるとすれば、その内容はせいぜい核開発計画の一部『凍結』だろう』と語った!・・・。

◼︎【過去の北朝鮮が辿った軌道】:

✦ 1985年:北朝鮮が核拡散防止条約に加盟する!・・・
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     北朝鮮は核開発を進める

 1994年: アメリカと核開発凍結を合意!・・・
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     北朝鮮は核開発を進める。

✦ 2005年:核開発放棄を六者会合にて合意!・・・
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     北朝鮮は核開発を進める。

✦ 2012年:米国とミサイル発射や核実験を
     凍結することで合意!・・・
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   北朝鮮は核開発およびミサイル開発を進める。

見事の一語に尽きる(皮肉)!〜、
朝鮮半島人の、南も含めて約束に対する姿勢!・・・
天性に虚言癖を持つヒトモドキとの会談などを期待するのは ❝❝ 愚の骨頂!❞❞ と言っても過言ではないでしょう!・・・

北朝鮮は過去に!〜、
朝鮮半島から米軍が撤退し、韓国と日本が米国の『核の傘』から抜ければ非核化を検討する方針を示したこともあるが、米政府には飲めない要求だった!・・・

世界の腐ったリンゴのリベラ系のメデイア、特にBBCは、米朝会談を褒めそやしているが!〜、

河野太郎外相は、北朝鮮が新たな核実験に向けた準備と受け取れる動きを見せていると明らかにした。北朝鮮との対話については ❝❝ 焦る必要は全くない!❞❞ と述べ、日朝首脳会談の早期開催に慎重姿勢を示した。

此れは正論であり、此れが現在の日本が対応する最上の手段であり、反論の余地はないようです。

参考記事:

● 望み薄の北朝鮮「核放棄」シナリオ、長期戦の構えか

● 河野氏「北朝鮮が核実験用意」 日朝会談に慎重



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