ニカラグアで準備が進む巨大運河、本当に必要か
ニカラグアで建設準備が進められている巨大運河の想定ルートと、
他の運河との比較をまとめた図(c)AFP
【3月1日 AFP】中南米の最貧国の1つニカラグアで、中国系企業による巨大運河建設に向けた準備作業が行われている。カリブ海と太平洋を結ぶこの運河の建設費用はニカラグアの国内総生産(GDP)の約4倍にあたる400億ドル(約4兆円)に上る。
経済成長や雇用創出などといった大きな恩恵があるとして新運河建設に賛成する声があるが、実現可能性調査やその他の準備作業が進むにつれ、国内世論は楽観的な見方と夢物語にすぎないとする見方に二分されてきている。また環境活動家らは生態系が破壊されるとして計画に反対している。
昨年、新運河の建設と運営を行う契約を結んだ香港ニカラグア運河開発投資公司(HKND)の王靖(Wang Jing)総裁とダニエル・オルテガ(Daniel Ortega)ニカラグア大統領は、今年の終わり頃に着工するという方針を示している。
今のところ、新運河計画の内容はほとんど明らかにされていない。実現可能性調査が行われている最中で、国内外から集まった専門家が運河のルート選定や、地形や生態系の調査を行っている。
■垂涎の一大プロジェクト
新運河の建設開始から開通した後の最初の数年まではニカラグアの国内総生産は年11%近く増え、約100万人の雇用を創出すると試算されている。約600万人の国民の45%が貧困状態にあり、失業率が53%に上るニカラグアにとってまさに垂涎(すいぜん)の一大プロジェクトだ。
計画推進派は、完成から今年で100年となるパナマ運河より大きくなる新運河は、パナマ運河と競合するのではなく、パナマ運河を補完する存在になるだろうと主張する。HKNDの王氏は「われわれは国際的な笑いの種になるつもりはないし、中国の投資の失敗例になりたくもない」と意気込みを示す。
しかし懐疑論も多い。英ロンドン(London)を拠点とする海運仲立業バンチェロ・コスタ(Banchero Costa)のラルフ・レシチンスキー(Ralph Leszczynski)氏は、「新運河をニカラグアに通すことは全く正当化できない」と断言する。「既存のパナマ運河はよく機能しているし、大型船のために拡張も進んでいるではないか」
ニカラグア政府は、新運河は大型船が接岸できる大水深港湾や空港、石油パイプライン、鉄道も建設する必要があり、完成までには6~10年かかるとしている。(c)AFP/Julia RIOS
■垂涎の一大プロジェクト
新運河の建設開始から開通した後の最初の数年まではニカラグアの国内総生産は年11%近く増え、約100万人の雇用を創出すると試算されている。約600万人の国民の45%が貧困状態にあり、失業率が53%に上るニカラグアにとってまさに垂涎(すいぜん)の一大プロジェクトだ。
計画推進派は、完成から今年で100年となるパナマ運河より大きくなる新運河は、パナマ運河と競合するのではなく、パナマ運河を補完する存在になるだろうと主張する。HKNDの王氏は「われわれは国際的な笑いの種になるつもりはないし、中国の投資の失敗例になりたくもない」と意気込みを示す。
しかし懐疑論も多い。英ロンドン(London)を拠点とする海運仲立業バンチェロ・コスタ(Banchero Costa)のラルフ・レシチンスキー(Ralph Leszczynski)氏は、「新運河をニカラグアに通すことは全く正当化できない」と断言する。「既存のパナマ運河はよく機能しているし、大型船のために拡張も進んでいるではないか」
ニカラグア政府は、新運河は大型船が接岸できる大水深港湾や空港、石油パイプライン、鉄道も建設する必要があり、完成までには6~10年かかるとしている。(c)AFP/Julia RIOS
http://www.afpbb.com/articles/-/3009530?pid=0
筆者考:
以前(2008年にも持ち上がった新運河建設構想は経済的、地政学的な見地から多くの専門家ら疑問視、成功が危ぶまれ、構想は立ち消えとなった。
今回はG2(新大国論⇔米国・支那・・・オバマ大統領が傾斜))と自ら誇示した支那が “あわよくば『米国の裏庭!』と言われている中南米の権益を握る事ができる!” との “捕らぬ狸の皮算用!"よろしく、ニカラグアの新運河構想に乗ったのだ!と容易に想像ができる。
ニカラグアに再び運河建設構想、露も計画参加を検討
2008年12月21日
http://www.afpbb.com/articles/-/2551965?ctm_campaign=relation&cid=3009530
✦《パナマ運河は現在拡張工事が進められているが、ここ数年ニカラグア政府関係者の間で、パナマ運河の混雑を理由に自国内に新運河を建設する構想があらためて語られるようになった。 ニカラグアと関係を強めるロシアのドミトリー・メドベージェフ(Dmitry Medvedev)大統領は18日、新運河建設構想に興味を示し参加を検討していることを明らかにした》・・・これは見事に頓挫した。
2008年と言えば。世界は米国発のサブプライム金融商品の破綻で金融不安が齎せ未曾有の経済危機に瀕していた事もあり各国は自国の経済の建て直しに必死で、この状況ではニカラグワの新運河建設など目を向ける余裕などは無かった事は明白である。
再度、打ち上げられた壮大な風船(新運河建設構想)に乗った支那!、・・・今回は世界の大国を誇示し、支那の存在の巨大さを中南米に知らしめる目的もあり、この巨大な風船の舵取りをする事になったのでしょう。
昨年新運河建設と運営を行う契約を結んでから僅かな期間ながら、・・・想像以上の速度で着工へと進んでいるが、果たして十分な調査が可能だったのか?、疑問である。
建設と運営契約とは、支那人が建設は兎も角も運営ノウハウを備えているとは思えないが、完成までの期間(想定6~10年間)内で運営技術(ハード/ソフト)を学ぶ積もりなのか!、余りにも計画は拙速で緻密とは言えず、なにやら政治的な臭いが紛々としている。
✦《新運河の建設開始から開通した後の最初の数年まではニカラグアの国内総生産は年11%近く増え、約100万人の雇用を創出すると試算されている。約600万人の国民の45%が貧困状態にあり、失業率が53%に上るニカラグアにとってまさに垂涎(すいぜん)の一大プロジェクトだ》・・・
“捕らぬ狸の皮算用!”も此処までくると芸術の範疇となり、筆者は脱帽せざるを得ない。
すごい数字が並んでおり、これでは正に垂涎の的となる巨大なプロジェクトと言えるでしょう。
数字には表れてはいないが、支那の皮算用は!、・・・
✦ 運河建設は全て支那企業!・・・
✦ 建設資材も殆どが支那からの輸入!・・・
✦ 建設に従事する作業員の80%は支那人、ニカワグラ人はお義理の20%!・・・
✦ 運河建設関係者として支那人の流入増大を大ぴらにできる!・・・
✦ 治外法権を持った支那街を造り、何れはこの支那街をニクァグラを掠め取る計画の本部とする!・・・
✦ ニカラグワを皮切り中南米を呑食する!・・・
これらに加えて、共産党幹部が新運河建設による利権で私服を肥やす算段なのでしょう。これだけ巨大なプロジェクトとなると利権も莫大で政府高官の草刈場となる。
運河が完成し運営が順調に行くか、行かぬか!は二の次で己らの私服が肥えれば、それで良し!、・・・この心情に動かされて、新運河建設に乗ったのでしょう。
“中華思想の権化・夜郎自大の陋醜な支那人ならやりそうな事!”言っても決して過言ではないでしょう!!!・・・。
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