2016年3月7日月曜日

米国大統領選の行方!(9)⇔ ❝Super Sturday!❞ 予備戦・同時選挙!・・・

❝スーパー・サタデイー!❞、3月6日(土曜日)に複数州の同時選挙が行われた結果!〜、

共和党はトランプ氏とクルス氏が予備戦4州で痛み分け、両者がともに2州を制し、民主党は予備戦3州で、サンダース氏が2州、クリントン氏が1州を制した。





スーパー・サタデイーの結果!〜、
共和党 :

Donald J. Trump(ドナルド・トランプ):2州で勝利


ルイジアナ州(41.4%)
ケンタッキー州(35.9%

獲得代議員: 385人(49人)
 


Ted Cruz (テッド・クルス): 2州で勝利


カンサス州(48.2%

メイン州 (45.9%

獲得代議員:  298(64人)


       ※ 括弧内数字は勝利した州の支持率
        

Marco Rubio(マーコ・ルビオ): 0勝利



獲得代議員数 :  126人(16人)


 
※ 青字数字はスパー・サタデイーで得た代議員


John Kasic(ジョン・ケイシック):0勝利





獲得代議員数 :  34(9人) 





※ 獲得代議員数はスーパーチューズデイーで獲得した数を含む。
※ 予備戦を制するのは代議員1,237 人を獲得しなければならない!・・・

民主党:


 Hillary Clinton(ヒラリー・クリントン): 1州で勝利



ルイジアナ州(71.1%

獲得代議員数 :  1,121人35人





Bernie Sanders(バーニー・サンダース) : 2州で勝利



カンサス州(67.7%)

ネバラスカ州(56.4%)

獲得代議員数 :  479人(36人)




※ 民主党予備戦を制するには代議員2,383人を獲得しなければならない !・・・

現在までの両者の代議員獲得数は!〜、

ヒラリー・クリントン : 1121人
ばーにー・サンダース :  479人

圧倒的な差があるが、予備戦投票の結果で得た獲得数だけを比較すると、・・・
クリントン氏 : 612人
サンダース氏 : 422人
であり、サンダース氏の逆転の可能性は十分にある。
何故に此れ程までに大きな差があるのか?は、特別代議員制度があり、・・・
特別代議員は予備戦の結果によらず、自由に候補者を支持できる。


民主党は712人の特別代議員、共和党は126人の代議員が存在しており、予備戦で接戦が続くと代議員の支持で本選の指名候補と可能性が非常に高い。

民主党は党を挙げてクリントン氏を応援しており、特別代議員の殆どが(70%以上)クリントン氏支持となっている。此の差が現在までのクリントン氏が圧倒的な差をつけている最大の要因です。



共和党のクルス氏が快進撃を続けていたトランプ氏に前に大きく立ちはだかって来ました!・・・

スパーサタデイーの結果は互いに2州を制し痛み分けだったが、代議員獲得数では!〜、
 トランプ氏が49人で、クルス氏が64人と15人多く獲得し、トランプ氏の勢いに水を差し!、・・・今後予備戦の展開はトランプ氏に取っては茨の道となる事を示唆している。

此処数日間の共和党主流派とメデイアの熾烈な、トランンプ氏に対するネガテイブ・キャンペーン(誹謗、中傷)が功を奏した観がある。
❝スーパーサタデイー!❞の前夜まではトランプ氏が4州の全てに圧倒的な支持を受けていたのが、・・・いざ投票となるとクルス氏が2州を制し、代議員獲得数ではトランプ氏を上回った事は驚きでした。
 兎に角も、共和党支配階級は豊富な資金を湯水の如く使い、テレビ、新聞、ラジオとありとあらゆるメデイア・コンテツを駆使して凄まじい攻撃をトランプ氏に浴びせている。隣のカナダのメデイアを金に任せては、・・・メキシコの次は米カの国境沿いに壁を築く、トランプ氏が大統領になった事は想定して、カナダに移民申請をする者が激増しているとの捏造紛いの報道をしているは、余りにも卑劣と言える。
外国のメデイアもトランプ氏を非難している!・・・。

トランプ氏は、共和党の覚えも目出度く、共和党の秘蔵っ子であるルビオ氏が❝スーパーサタデイ!❞では、党を挙げての援護射撃も効果がなく惨敗を喫した事に対して!〜、
予備戦からの撤退を呼びかけました。
 撤退すれば、共和党は対トランプ氏の対立候補をクルス氏に一本化する事は確実です。
トランプ氏は苦戦を余儀なくされるが、望む処であり、クルス氏を男と男の勝負で撃破してみせる!と意気軒昂ぶりを支持者たちに示していました。

クルス氏もルビオ氏に撤退を求めていますが、ルビオ氏は拒否、・・・何としても本拠地で、勝者代議員総取り州のフロリダ予備戦まではしがみつくようです。
例えフロリダ州を制しても代議員の数は十分ではなくて、本選候補に選出される可能性は限りなく『ゼロ!』です、全くもって往生際の悪い人物です。

追記:
3月6日、民主党はメイン州、共和党はプエリトルコ(カリブ海の米自治領プエルトリコ)で予備戦が行われ!〜、

民主党サンダース氏は通算8勝目を上げて!〜、クリントン氏の自治領サモアを含めて合計12州の勝利に肉薄している。
 メイン州の勝利で代理議員14人を獲得して合計498人とした。

共和党のルビオ氏は!〜、プエリトルコで待望の2勝目を上げて辛うじてう予備戦候補の面目を保つ事が出来た。プエルトリコ予備戦の勝利で代議員23人を獲得して合計151人としたが、先行しているトランプ氏及びクルスには遠く及ばず本選候補に指名される可能性は限りなく低く絶望的と言えるでしょう。
 プエルトリコは州ではなくて準州と言える米国自治領であり〜、財政累積赤字800億ドルを抱えて財政破たんしている上に、住民の99%がヒスパニック系であり、トランプ氏もクルス氏も選挙運動をするしなかった。今後の予備戦への影響はないと断言して差し支えないでしょう。



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