2014年6月17日火曜日

【思い入れが嵩じると学習能力が劣化する!】⇔“中国との美しい交流を!”・・・夢見る翁

中国と心の交流を(稲盛和夫氏の経営者ブログ)


稲盛和夫(いなもり・かずお)1932年鹿児島市生まれ。碍子メーカー勤務を経て59年京都セラミツク(現京セラ)、84年第二電電企画(現KDDI)を創業。日本航空の経営再建を果たして、今やカリスマ的存在。しかし、若いころは進学も就職も失敗続きで、どこにでもいる不器用な青年だった。たゆまぬ努力によって道を切り開いてきた点が、人を引き付ける。経営塾「盛和塾」には約8000人の経営者が集まる。

 日本は今、中国と難しい関係にあります。この問題にどう向き合っていくべきでしょうか。私は中国の経営者の方々と心と心が触れ合う交流を長い間、続けてきました。その経験から、ある確信を持っています。 ささやかな中小企業から身を起こした私は、今日までいろいろな悩みを抱えて、どう生きるべきか真剣に考えざるを得ませんでした。その結果、自分なりに思想、哲学みたいなものを培い、本などにまとめてきました。

幸い世の多くの方に関心を持っていただき、例えば『生き方』という本は110万部を超えました。これが中国でも出版されて150万部も読まれています。私は本だけでなく、中堅中小企業の経営者の方々を集めて「盛和塾」をやっていまして、米国やブラジルにもあります。中国の方がこれを見て、中国でも盛和塾をぜひ作って、私の経営哲学や人生哲学を直接聞かせてほしいという声が高まりました。それが10年ほど前のこことでした。 
 
現地に参りましたら、1000~2000人の経営者が集まって大変な熱気なのです。日本からも盛和塾の会員の経営者が同行し、期せずして日中の経営者による大きなハーモニーが生まれました。私の話のほかに、中国の方が「私は稲盛さんの経営哲学に基づいて、こう経営してきました」と経験談を披露し、日本の方も発表しました。それを1日がかりで皆さんが熱心に聞くというのが最初です。 
 
近く浙江省杭州で盛和塾の会を開くので出席します。これも2000人くらい集まるようです。この前は成都、さらにその前は重慶でした。どこも私を熱狂的に歓迎してくれて、学ぼうとする意欲が伝わってきます。


中国にアリババ(アリババ集団)という有名なネット企業があります。本社が杭州にあって、創業者のマーさん(馬雲氏)が今度、私が盛和塾のために来るなら、会にも出るし昼食もともにしたいというので、会おうと思っています。
 家電最大手のハイアール(中国海爾集団)の創業者である張瑞敏さんから「稲盛さんの経営哲学を勉強しているので、幹部社員に話をしてください」と言われて、数年前に行ったことがあります。通信機メーカーのファーウェイ(華為技術)の創業者、任正非さんも日本に来ると私を訪ねてくれます。尖閣の問題などで中国政府の日本に対する姿勢が厳しさを増しても、私を熱烈に歓迎する経営者の方々の姿勢は全く変わりません。

何の報酬も求めずに私が訴え続ける考え方に、心から共感しているからだと思います。
 なぜでしょうか。広大な国土と多くの人民を抱えて中国は、第2次大戦後も苦難の道を歩みました。経済的に困窮し、謙虚な気持ちで共産主義をベースに国を再建しようと努力したのです。しかし経済が急速に発展すると、中国政府は自信を深め、列強に侵略された苦い経験があるだけに、もっと強い国になろうとする方向に進みました。
 
 さらに昔からの中華思想に目覚めて、それが覇権主義といいますか、外に強く出る形になってきたのでしょう。その流れの中で「先に富める者は先に富んでよい」という鄧小平さんの市場経済を容認する思想(先富論)の下で、みんなが経済活動にまい進してきました。 もともとビジネスマンとして大変才能がある民族ですから、成功する人がたくさん生まれました。欲望のおもむくままに努力すれば報われ、巨万の富が手に入る。
 
われもわれもと金持ちになろうとすさまじい生き方をした結果、経済的に豊かになり、人生も充実したように思えた。ところが静かになって我に返ると、何か忘れてきたものがある。 精神的にうつろなものができているわけです。それに気づいたとき「経営とは単に欲望に従って富を蓄積すればよいというものではありません。正しい生き方の軸となる哲学が必要です」という私の考え方に接して、「これだ」と共鳴したのでしょう。

「利己的な欲望によって成功しても、そのままいけば必ず欲にまみれて破綻します。あるところまで行ったら、利他という、他を慈しみ、他を愛する、他人のために尽くす精神が無ければいけません。それが伴って初めてバランスが取れるのです」――。
 こうした私の話を聞いて、心の安らぎを感じるのだと思います。

日中間では、今後も政治的ないさかいは起こると思います。
 しかし人間の心の世界には何の障壁もありません。今の厳しい日中関係をほぐしていくには、心による交流を進めていく以外には無理でしょう。先の戦争では日本は軍国主義を標榜しましたが、その昔、大和の国の人々は平和で温和な、礼儀正しい、和を貴ぶ民族だったのです。その日本人本来の美徳である美しい心を、中国との関係でも前面に出していけばよい。そんな弱々しいことでは相手に利用されるだけだ、と言う人もいるかもしれませんが、それでも構わないと思います。

集団的自衛権の問題など安全保障上の対策はある程度講じなくてはいけないが、もっとやるべきことが他にもあります。今こそ日本人の素晴らしい徳を、中国では仁といいますが、それを中国に伝える努力が求められます。その素晴らしさに多くの中国人は歓迎し、強い姿勢を取る中国政府も徐々に尊敬の念を抱くようになると思います。
 
私は82歳で疲れますが、何も求めずに人間の善について説き続けることに対して、中国の経営者はたくさんの好意を返してくれます。そこに打開する糸口があると信じています。

日本経済新聞 (2014/6/16 7:00)

http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK13012_T10C14A6000000/

                                                 


筆者考:

✦ 82歳の老齢に鞭打って開設した稲盛和夫氏のブログ記事をわざわざ!と取り上げては囃し立て、挙句は大々的に報道するに日本経済新聞!・・・

✦ 記事の内容を読む進むうち気分が悪くなり脱力感に襲われる始末!・・・

✦ 読後の感想は!、これは間違いなく『日経の記者と稲盛和夫氏の合作!』と確信しました。

✦ 長いブログ記事の中に日本国を思う心情が一欠けらも見当たらぬ!・・・

✦ 脱力感が余りにも強すぎ本日は筆が進まず,更に日頃から支離滅裂な文脈が一層となりますが、ご容赦の程を!・・・

稲盛氏に付いて調べたい事があり、ネット上を可能な限り散策しましたが、・・・不可解な事は以前に得た知識がすべて削除されていました。例えば「稲盛氏の夫人の父親が嘗て南朝鮮政界の重鎮!」、朝鮮半島との絆などが見事に消されています。
それと、JAL再建を果たし、これが気味が悪いほどに過大評価されて、「JAL株再上場の疑惑(50億円)の泡銭を手中」についての情報も消されています。
稲盛和夫を入力すると、賛美するタイトルが洪水の如きに氾濫しており、欲しい情報は全く見当たりませんでしたので検索は諦めました。

以前に得た情報を整理して記録しておけば良かったのですが、いつでもネットで検索できる!と高を括っていたのが誤算だったようです。

此の一連の不可解な出来事(稲盛氏関する情報は賛美ばかり、悪い評価は一切なし!)は!、・・・筆者の推察では死期が近づき身辺整理(己を美化して、これを来世への旅たちの伴侶としようとしているのでは!なります。

2~3、驚愕する文脈がりましたので、以下に列記いたします・・・

✦ 尖閣の問題などで中国政府の日本に対する姿勢が厳しさを増しても、私を熱烈に歓迎する経営者の方々の姿勢は全く変わりません!。何の報酬も求めずに私が訴え続ける考え方に、心から共感しているからだと思います。

✦ もともとビジネスマンとして大変才能がある民族ですから、成功する人がたくさん生まれました。欲望のおもむくままに努力すれば報われ、巨万の富が手に入る!・・・豊かになった中国人(経営者)が「経営とは単に欲望に従って富を蓄積すればよいというものではありません。正しい生き方の軸となる哲学が必要です」という私の考え方に接して、「これだ」と共鳴したのでしょう。


✦ 日本人本来の美徳である美しい心を、中国との関係でも前面に出していけばよい。そんな弱々しいことでは相手に利用されるだけだ、と言う人もいるかもしれませんが、それでも構わないと思います。

✦ 集団的自衛権の問題など安全保障上の対策はある程度講じなくてはいけないが、もっとやるべきことが他にもあります。今こそ日本人の素晴らしい徳を、中国では仁といいますが、それを中国に伝える努力が求められます。その素晴らしさに多くの中国人は歓迎し、強い姿勢を取る中国政府も徐々に尊敬の念を抱くようになると思います。

✦ 私は82歳で疲れますが、何も求めずに人間の善について説き続けることに対して、中国の経営者はたくさんの好意を返してくれます。そこに打開する糸口があると信じています。

自己賛美が満杯の文脈で、・・・日本人の感性ではありません、「キムチ半島人の感性!」と断言できるほどに鼻につきます。多分朝鮮半島人である奥方の影響でしょう!。

稲盛和夫が塾長を務める盛和塾 【経営者の王道を学ぶ、若手企業家のために経営塾】は第二の松下政経塾となる可能性は限りなく高い。

記事を読んだ読者の感想文!・・・

40歳代男性 :中国在住10年になりますが、似た経験を何度もしました。また、日本を訪問したほぼすべての人が日本人の親切さに感動して帰ってきます。中国にもメンツや美徳の世界が有り、熱意や心意をもって接すれば、必ずそれに応えてくれます。今こそ、そういった心の交流が必要だと思います。そして、それが少しずつ両国の隙間を埋めることになると思います。

落ち武者さん、50歳代男性 :稲盛さんご自身が立派に実践しておられるように、一個人、一企業トップとしてはこれでいいのだと思います。異論はありません。ただ一国の代表、首相、大臣、大使は違うとも感じます。だまされても構わない、という訳にいかないのです。ここが混同され易いように思います。戦前の外交でも似た話を読んだ記憶あります(山本五十六が某総理について聞かれてだったような)。特に中国共産党は。 中国側は日本のビジネスネタやノーハウが欲しいので、個人や私企業としては稲盛さんのお考えを実践出来れば通用すると思いますが、それを重ねても、国レベルの外交で十分な結果につながるか疑問です。日本に足らない1つはその辺りかと。国として騙されるのは嬉しくありません。

おじあにさん、50歳代男性 : 稲盛さん 日中関係改善に日本人の美徳を持ち出す処は、流石ですね。私も日中関係の悪化に心を痛めています。でも 稲盛塾健在なら多分長期的には友好関係をたもつ事が出来ると、確信致しました。日本人の持ついわゆるおもてなしを初めとする美徳は世界各国に平和を齎すでしょう。今回稲盛さんのお話を聞いて 日本人であることに誇りと自信を持ちました。あとは 世界に発信するだけですね!!!

三木奎吾さん、60歳代男性 : 稲盛さんのファンが中国でも増えているというのは、率直に期待します。中国共産党の1党独裁のままでは、政治的には早晩、破綻が目に見えています。それでも中華民族は優秀な人たちです。基本的人権と民主主義を実現する方向で、社会変革してくれると期待しています。それまでに日中が戦禍を交えないことを祈ります。

佐藤三禄さん、70歳代以上男性 : 稲盛氏の対中国の考え方に賛同しています。30数年来、中国の人たちと交流を続けており、中国の人達を信頼しています。杭州の会合は何時、何処で開かれますか。杭州市にいる教え子の若い中国人経営者に知らせてやりたいと思います。現地の連絡単位を教えてください。  
 本当に「美しい国」は何かを簡潔に語られたことに 感動さえ覚えました。この考えこそ学校教育の柱となるべきものとと思います。「日本を取り戻す」とは、この意味で使って欲しいと思います。微力ながらも私も与えられている命の限りで、この方向で努力したいと思います。何があっても、中国・韓国の人たちと殺したり、殺されたりする関係に陥ってはいけない決意です。

武市陽一郎さん、60歳代男性 : 「徳を持って包み込め。カリカリしても何も得られないぞ」そんな風に聞こえました。心に一筋の光が射してきました。

やぎさん、60歳代男性 : 仕事の目的について再考したい。株主資本主義、金融資本主義には違和感を感じる。会社は社員、得意先、及びその家族ためにあると考える。回顧主義といわれるかもしれないが、年功序列、終身雇用制の社会のほうが優れているのではないだろうか。

✦ 70歳代以上男性 : 如何に金儲けするか?の目的なら結局社員に、取引先に心で接する等世界共通で経営者同士話可能。他国の領土を武力で自国領にと計る目的のシナ独裁軍人、政治家に心の話が通じるか?通ぜず、稲盛先生。目的異なる。
珍しく稲盛教信者の書き込みではなさそうで批判的です。

✦ 60歳代男性 : 稲盛氏個人に対する尊敬や好意は中国の一定の層には在ると思うが、共産党による情報統制(天安門事件がその例)の中にあっては、日本人の徳など、一般中国人には共有されないと思います。経済的関係は維持しながらも、政治・文化は距離をおくのが妥当だと思います。人間は、個人と集団では違う顔を持つものです。

わんさん、70歳代以上男性 : おっしゃる通りだと思います。 中国にはやはり大人の風格ある人が大勢いると思います。日本人もそれなりの識見を持って接すれば、心と心の交流ができるはずです。昔の日本は満州国を作り、中国の一部を植民地化しました。それには当時の日本の国内事情もあったのでしょうが、当時の列強にならって、というのでは中国人の納得は得られないでしょう。今の中国の海洋進出など、当時の日本と同じか、という気がしますが、要は相手の気持ちを慮ることで、今の日本人には中韓との関係で特に求められると思います

切りがないので、これで打ち気きります!。

日経新聞読者には日本国を思う、愛着心、国家観が見事!といえる程に欠落しているようです。もし、これらが平均的な日本人高年者の意識なら、!・・・悲しいかな!、日本国の再生は世代が完全に入れ替わるまでは不可能です。

2~3の例外が有りますが、読者のコメントはを読むと圧倒的に稲盛教の狂信的な信者であり、然も高年者が多い!。「戦後の歪んだ教育の申し子世代!」と言えるでしょう。

日経新聞のくず記者どもが手分けしてコメントした可能性は否めません!・・・

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