逆効果だった? タリバン拘束の米兵釈放で強まるオバマ政権批判
【ワシントン=加納宏幸】アフガニスタンのイスラム原理主義勢力タリバンに拘束されていた米兵1人の釈放と引き換えに、米政府がキューバのグアンタナモ海軍基地内のテロ犯収容施設に収監されていたタリバン幹部5人をカタールに移送した問題で、オバマ大統領への風当たりが日増しに強まっている。
共和党はテロ犯収容施設からの釈放を30日前に議会に通告する法律の規定を守らなかったことを強く問題視し、オバマ政権に謝罪を求めている。
これに対し、オバマ大統領は5日、ベルギー・ブリュッセルでの記者会見で「若い兵士を両親の元に取り戻すのに謝罪する必要は全くない。米国民は理解してくれる」と反論した。
2009年からタリバンに拘束され、5月31日に釈放されたボウ・バーグドール陸軍軍曹(28)救出のため、過去に6人の米兵が犠牲になったとも報じられ、「5対1の捕虜交換」への疑問は増すばかりだ。
共和党のキング下院議員は5日のMSNBCテレビの番組で、オバマ大統領がバーグドール軍曹の両親をホワイトハウスに招いて、釈放を大々的に発表したことを問題視した。
「バーグドール氏が基地を歩いて出た後、救出を試みた兵士たちが殺害されたと報じられている。ホワイトハウスで式典などやるべきではなかった」
バーグドール軍曹は軍の生活に幻滅して自ら脱走したとも伝えられている。陸軍はドイツで療養中のバーグドール軍曹の回復を待って、基地を離れた経緯を聴取するという。
もっとも、争点はバーグドール軍曹の行動より、5人のタリバン幹部を移送したオバマ大統領の判断の是非に移ってきている。タリバンがバーグドール軍曹の釈放時の映像をインターネット上で公開し、宣伝材料として使っているからだ。
ロイター通信は、歴代の国防長官らが「捕虜交換」に強く反対していたが、大統領側近が推し進めたと報じた。政権側は「釈放劇」の演出で点を稼ごうとしたとみられるが、逆に「失点」になりつつある。
産経ニュース(2014.6.6 21)
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140606/amr14060621480012-n1.htm
筆者考:
✦ タリバン拘束の米兵釈放と交換条件は、キューバのグアンタナモ海軍基地内のテロ犯収容施設に収監されていたタリバン幹部5人をカタールに移送は、即ちテロ実行犯の釈放!・・・
✦ 此れぞまさしく落ち目のバラク・オバマ大統領が打った起死回生の、秋の中間選挙向けての安っぽいパフォーマンス!・・・
✦ 所詮は大根役者のオバマ大統領の劣悪な演技は、観衆の非難、失笑を買う茶番劇で終わった!・・・
アメリカか?・・・
オバマか? ・・・
どちらかを選べ、両方は選べない!・・・
逆効果だった? タリバン拘束の米兵釈放で強まるオバマ政権批判:
哀れな落ち目の大統領オバマは支持率浮揚と秋の中間選挙に向けて、仲間の民主党候補者が有利に選挙戦える環境作りの為に、タリバンに拘束されている米兵の釈放とキューバ・グアンタナモに収監されているタリバン・テロリスト5人との「バーター・ディール」を敢行した。オバマの脳細胞は単純であり、複雑な要素が絡まった種々問題を解決するには配慮、判断力に欠けて、単純な脳細胞が命じる侭の行動を取る。
加えて能力のある側近はおらず、先の選挙で功のあった人物を能力を考慮にいれず抜擢、登用したのが裏目に出て、・・・現在は内政、外交とも惨憺たる有様となっている。
今回の唐突なタリバンとの取引はオバマ大統領の単純で上等とは言えない脳細胞に命じられて取った典型的な例である。
✦ 《共和党はテロ犯収容施設からの釈放を30日前に議会に通告する法律の規定を守らなかったことを強く問題視し、オバマ政権に謝罪を求めている》・・・
これに対し、ベルギー・ブリュッセルでの記者会見で「若い兵士を両親の元に取り戻すのに謝罪する必要は全くない。米国民は理解してくれる」と反論した。
呆れて物が言えないとは此の事です。共和党が問題にしているのは、『30日前に議会に通告する法律の規定を守らなかったこと』を問題にしているのであって、何も釈放した事に対して謝罪を求めている訳ではない。
矢張り左側通行者で超リベラル!、然も市民運動家上がりだったオバマ大統領は、「左巻き特有!」の詭弁を弄するのが得意とみえる。理論ではなくて感情が先行する論議しか出来ぬようです。
✦《共和党のキング下院議員は5日のMSNBCテレビの番組で、オバマ大統領がバーグドール軍曹の両親をホワイトハウスに招いて、釈放を大々的に発表したことを問題視した》・・・タリバンに拘束されている兵士の家族を大統領官邸に招き、テレビ局まで巻き込み大々的に宣伝する。公費を使って選挙運動をしているようなものと言え、非難されて当然です。
出自が如何わしく、メディアに依って創られた虚像のオバマ大統領にとってはメディアは「最後の頼みの綱!」で、形振り構わずの行動を取らざるを得ない程に指導力、求心力が退化している。哀れなものです。
バーグドール軍曹は軍の生活に幻滅して自ら脱走したとも伝えられている!・・・
もし、此れが調査、尋問の結果で事実と判明したら、オバマの尻に火がつくは必至であり、・・・オバマを大統領に権力を利用して越権行為(調査、尋問の結果を歪める⇔事実から大きく反れた)で自己保身に狂奔するでしょう。
“策士策に溺れる!”、もともと無かった知恵をあるように見せかけて考えた末の愚策で行き着いた「釈放劇」、・・・オバマ大統領は此の演出で己の低迷している支持率浮揚、更に中間選挙に向けて民主党候補者達が有利に選挙戦を展開できる、即ち “二兎を追う!” 戦略を講じたが、策に溺れた結果に成り、一兎も獲れずの惨めな結果になりそうです。
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