2025年2月27日木曜日

ドイツ 寛容な移民政策の終焉をむかえる!…


■【「ドイツは移民を吸収する能力が限界に達している」
    「政策是正しなければ」駐日大使初会見】:

   記者会見するペトラ・ジグムント駐日ドイツ大使=25日

ドイツのペトラ・ジグムント駐日大使は25日、東京都内の日本記者クラブでの記者会見で「ドイツ国民は移民の流入に非常に不安を感じている」などと指摘。23日の連邦議会(下院)の総選挙で反移民の右派「ドイツのための選択肢(AfD)」が第2党に躍進したことを踏まえ、「議論の方向性は移民政策の是正にある」と述べた。同氏の会見は昨年8月の就任後初めて。移民問題に関する一問一答は次の通り。

移民の流入管理、総選挙の争点に:

――AfDが非常に勢力を伸ばした背景について移民への強硬な姿勢などが指摘されている

移民の流入管理は今回の選挙戦で非常に大きな争点となった。
政治の分野でも、国境審査や取り締まりを厳格化すべきだといった議論をはじめ、証明書類を携行していない入国希望者を国境で送り返す措置や、国外退去義務がある人を収容施設に入れたり、一歩進んで強制退去措置をとるべきだという議論もある。

さらには犯罪を犯した外国人に対し、より厳しい措置をとるべきだといった提案が次々と行われている。

これはやはり、ドイツ国民が移民の流入に非常に不安を感じているためだと思う。ドイツとして移民、外国人を吸収する能力が限界に達してしまっているという意識が、多くの国民の中にあるということだと思う。

ドイツはこれまで、たとえばウクライナや他の紛争国から逃げてきた難民申請者を受け入れてきた。
 一方で、亡命や難民申請の理由がしっかりとあるわけではない人々も、ドイツに居続けるような状況が進んできた。

こうした移民の流入について各政党とも、政策の是正を行っていかなければならない方向性に議論はあるかと思う。

もはや移民に寛容な国ではない?:

――移民・難民の規制強化は、ドイツがもはや寛容な国ではないことを意味するのか。規制強化によって深刻な労働力不足を招く懸念はないか

職業的な技能を持つ外国人材のドイツへの流入はこれまでの政権も促進してきたし、(最大野党で保守の)キリスト教民主同盟(CDU)の選挙公約にも推進がうたわれている。

もう1つ、アフガニスタンやウクライナの戦争から逃れてきた難民申請者が多数おり、個人として政治的な迫害を受けてドイツや欧州に逃れてきて、難民申請する人々もいる。

このグループについては、ドイツは2015年に(シリア難民など)非常に多くの難民を受け入れた。また、ロシアによるウクライナ侵攻後は多くのウクライナ人を受け入れている。

しかしながら、こうした人々の中には、出身国の状況やそれぞれの置かれてきた状況から判断して、ドイツや欧州に滞在し続ける資格がない人もいる。

こうした、合法的に滞在し続けることができない人々についての手続きを改善できないか。また、合法的に滞在し続ける見通しがないなら、欧州への入境前に密入国ブローカーの助けを借りて危ない形で入境しようとすることを防止する移民関連の協定などを出身国との間で結んだり、EU域外も含めて入境前に入国審査をするなどの改善が図れないか。

というのも、こうした難民申請者があまりにも多くなりすぎてしまったため、政治的な議論や対応も変化を余儀なくされているというのが現状だ。

このように、さまざまなグループの外国人がいる中で、専門人材についてはしっかりと受け入れていこうというのが、ドイツが今後も推し進めていく方向性だ。

【ドイツ各地で相次ぐ襲撃事件】:
ジグムント大使は移民問題について最近の4つの襲撃事件に言及し、「総選挙での注目度を高めた」と指摘した。
 各事件の概要は次の通り。

● 2024年8月、西部ゾーリンゲンのフェスティバルで3人が刃物で
   殺害。難民申請中のシリア出身の男(26)逮捕

● 24年12月、東部マクデブルクでクリスマス市に車が突っ込み6人
  死亡200人以上負傷。サウジアラビア出身の男(50)逮捕

● 25年1月、南部アシャッフェンブルクの公園で2歳男児ら2人が
  刃物で殺害。アフガニスタン出身の男(28)拘束

● 25年2月、ベルリンのホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)記念碑
   近くでスペイン人観光客がナイフで刺され重傷。
   シリア難民の男(19)拘束

                                         

ドイツ寛容な移民政策!と訣別か!〜、
  どうも、遅きに逸したようです!・・・
既に国内に移民がわんさ!と住んでおり、石を投げると
必ず移民に当たる、惨状となっている。

2023年(当時)、ドイツの人口の27.6%は移民の背景を持っている。これには、ドイツで生まれたが移民の背景を持つ人々と、移民歴を持つ外国人が含まれる。

以下の図は少々古く2017年(当時の)の図ですが、参考として、貼り付けました。


21世紀の新奴隷制度!と揶揄される移民。
北米、欧州、最近では日本を含めて、低賃金の労働力!としてドンドン受け入れて来たのが仇になり、景気後退ともに移民はお荷物になって来た。
自国の経済成長に不可欠で、世界市場で競争力を増す為の低賃金の労働力だった。
詰まり、自国の都合で受け入れたのだから、今更追い出す訳には行かないでしょう。
この問題は簡単には解決しません!。
結局は時の推移に委ねるしか術がなさそうです。



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