2016年7月3日日曜日

支那で教科書記述に異を唱えた研究家が裁判で有罪!・・・

❝抗日英雄の教科書記述、事実ではない❞中国共産党「神話」タブーに触れた研究家に有罪判決
NewSphere(2016年7月1日)


中国共産党は、国を支配する正当性が党にあることを国民に信じさせるために、プロパガンダを間断なく行っている。その主体となるストーリーは、日本との戦争(「抗日戦争」)において、中国共産党軍が日本軍と戦って勝利し、今の中国を作ったというものだ。それを国民の意識に植えつけるための話の1つに、「狼牙山五壮士」にまつわるものがある。この兵士らは党によって「抗日英雄」とされており、中国ではよく知られている。この話について、公式の説明には歴史的事実と異なるところがあるとして異論を唱えた歴史研究家が、名誉毀損(きそん)で訴えられ、中国の法廷で敗訴した。

以下:要約/編集!〜、




支那共産党軍兵士の武勇伝『狼牙山五壮士』!〜、
何十年もの間、支那共産党軍《八路軍(現在の人民解放軍の前身)》が戦争当時、支那国民のため、いかに勇敢に日本の侵略に抵抗して戦ったかを示す例として提示されてきた!・・・

《狼牙山五壮士》:
1941年9月25日、河北省易県で数千人の日本軍が航空機と大砲の援護を受け、各方面に分かれて突然、狼牙山地区に侵攻してきた。葛氏は味方の主力部隊と一般の人々を移動させるため、他の4人の兵士とともに、敵を狼牙山の崖に誘導して、激しく戦い、敵の5回の突撃を撃退し、弾薬が尽きると石を投げて戦い、・・・50人余りの日本兵を死なせた。


最終的には、日本軍に降伏するよりも、・・・山頂の崖から飛び降りることを選んだ。
 3人は死んだが、葛振林と宋学義2人は木の枝に引っかかって助かった。
5人の壮挙は崇高な愛国主義、革命英雄主義の精神と不屈の民族の気概を示したものとして、人々から ❝狼牙山の5壮士❞と呼ばれた。



❝狼牙山の5壮士❞は〜、

✦ 馬寶玉!・・・1941年9月、戦闘時崖から飛び降りて死亡
 胡德林!・・・上に同じ
 胡福才!・・ 上に同じ

 宋学義!・・・1971年病気のため死去した。
 葛振林・・・2005年3月21日、湖南省衡陽の病院で死去した。享年88歳。
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◼︎【中国の抗日英雄、葛振林氏死去、「狼牙山の5壮士」の1人】:
中国通信社(2005年3月22日)

(中国通信=東京)長沙22日発新華社電によると、中国の有名な抗日戦争の英雄、「狼牙山の5壮士」の1人、葛振林氏が高齢による肺機能、心機能、腎機能低下で、21日夜11時10分、湖南省衡陽の病院で死去した。享年88歳。
 葛氏は1917年、河北省曲陽県党城郷喜峪村の貧しい家庭に生まれた。37年、革命に参加し、38年2月、軍隊に入隊、40年2月、中国共産党に入党した
 死去後、地元の幹部や一般の人々が花輪をささげ、内外に知られた抗日の英雄との別れを悲しんだ。

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《狼牙山五壮士》対して異論を唱えたのが!〜、
支那の有力雑誌「炎黄春秋」の元編集長、歴史研究家、作家の洪振快氏!!・・・

 洪氏は2013年、同誌とニュースサイト「財経網」に発表した2本の記事で、《狼牙山五壮士》ついて!〜

✦ 5人は実際に山頂から飛び降りたのか、それとももっと低いところから飛び降りたのか!?・・・
✦ 5人は自らの意思で飛び降りたのか、それとも山から足を滑らせたのか!?・・・
 などを疑問点として取り上げた。
 
洪氏は6月28日、INYT(インターナショナル・ニューヨーク・タイムズ紙)との電話インタビューで、・・・❝私の記事は教科書の説明に異論を唱えるためのものであり、いくつかの要素が歴史的事実に反していることを発見した!❞と語っている。

『財経網』に発表した記事で、洪氏は!〜、
 日本の侵略に抵抗した戦時の英雄を尊敬することは重要ではあるが、❝歴史事実にも敬意を払わなければならない!❞、と論じ、・・・『当時、軍と国民を日本の侵略に抵抗するよう鼓舞するため、プロパガンダが誇張されていたのかもしれないということは理解できるものの、現在では、人々は歴史的事実を知りたがっている』と述べている。

 昨年8月、『五壮士』の生き残り2人の子息2人が、洪氏を名誉毀損で訴えた。
北京市西城区人民法院(裁判所、一審)は27日、・・・❮❮洪氏は『五壮士』の話の信憑性を否定しようとして、『不確かな憶測、根拠のない疑い、そればかりか、不当な結論』を記事を、・・・インターネット上で拡散し、読者を惑わせた!❯❯との判断を下し、洪氏の敗訴として、ウェブサイトおよびマスメディアでの原告への謝罪を命じた。

裁判所が不当な強権で洪氏に公の場で原告に謝罪させる裏には!〜、
洪氏に、広く世間に対して ❝自分の記事は間違いだった!❞と告知させる意図なのは明白であり、・・・此の事に依って、支那の裁判所が『法の番人』ではなくて、『共産党の番人』である!と断言できる。支那は法治国家ではなくて、人治国家で有る事は広く国際社会で認識されているので、今更に驚くには値しないでしょう。

裁判所はウェブサイトで!〜、公表した声明で!〜

✦ 『狼牙山五壮士』は中国国民の魂の重要な要素!・・・

 『狼牙山五壮士に示されている国民感情、歴史の記憶、国民精神は、現代支那の社会主義者の核心的価値の重要な源!・・・

 記事は中国国民の精神的価値をも損なうものである!・・・

✦ 記事は原告の感情ばかりでなく、支那国民の国家的アイデンティティー意識をも害する        内容を含んでいた!・・・

 洪氏は1人の支那国民として、・・・『狼牙山五壮士』の英雄的イメージと精神的価値を傷つけるような真似をするべきではなかった、と語ったという上述の声明を公表した。


◼︎ 学問の自由よりも党の利益が優先?!〜、
 洪氏の4人の弁護団の1人は ❝これは明らかに、政治的圧力の下で実施された言論の自由、学問の自由に関する政治裁判だったが、裁判所はそれを退ける判決をした。これは当局(党)に自信が欠けていることを示している!❞ と述べたが、・・・裁判官の1人は、『言論の自由には限度がないわけではない。他者の法的権利を侵害しないことを前提として保護されるべきだ』との判断をくだした。

✦ ❮❮岡山大学の日本近代史を専門とする姜克実教授は、INYTの電話インタビューで、『この判決が意味するのは、学問がいままさに抑圧されているということだ』『支那における学問の自由は、つまるところ、国家と党のプロパガンダの利益を邪魔するものであってはならないということだ』『もしそれをやると、洪氏のような目に遭う』と語っている❯❯・・・
 何を今更!〜、大仰な大学の教授でなくとも、日本のネットユーザーは、支那では学問の自由など無きに等しく、まずは、❝共産党の利益ありき!❞ で、此れを阻害することは許され無い事は知悉している。
謝罪や罰金ですめば『儲けもの!』であり、・・・下手すれば刑務所収監、死刑になる可能性が非常に高く、此れが支那の現状!と断言できる。
日本で発見された種々の記録に基づくと!〜、
 狼牙山での「五壮士」との戦闘で死んだ日本人兵士はいなかった。
支那共産党の党公式の説明では、日本側に多数の死者が出たことになっており、・・その食い違いを洪振快氏が指摘した記事を発表しただけである。

◼︎ 習政権下で厳しさを増す中国の言論状況!〜、

➤ ❮❮洪氏はINYTに、判決の結果は意外ではなかった、と語っている。政治傾向が左寄りになっているのを、ずっと目の当たりにしているからだという。中国の場合、左派は党への支持があつく、国家主義的傾向が強い。
 AFPは、支那政府が言論の自由の制限をさらに厳しくしている時であると、判決の背景を説明している。加えて、支那は2013年に習近平国家主席が就任して以来、・・・嘗て無いほど、支那共産党は自らの支配に対するいかなる反対も許さず、新聞、ウェブサイト、放送メディアは厳格に統制されている、と支那の言論状況を伝えている❯❯・・・

不可解なのは、洪氏が裁判で有罪判決を受けたが、・・・裁判所は原告への謝罪を求めただけの非常に軽い判決だった事です。・・・
 今までの支那当局なら問答無用で刑務所に収監する長期的な拘束などの、・・・厳しい判決が下した筈です。極刑だと、内外からの耳目が集まり却って《狼牙山五壮士》の信憑性が疑われて仕舞う恐れがあり、藪蛇となる可能性を避けたのだ!、と考えられますね!。
支那当局は公平な裁判を印象づけて洪氏の謝罪で捏造された『狼牙山の5壮士』を守ったのでしょう。

習近平が国家主席の座についてから、❝腐敗撲滅運動の美名!❞ の下で、・・・言論弾圧、人権蹂躙は以前に況して熾烈になってきている!・・・
江沢民との血塗れの権力争いで習近平の国民に対する言論封殺はあらゆる分野に及んでいる。

いつの日か!、自由を奪われた国民の恨みは頂点に達し、爆発は避けられない日がくるでしょう。
共産党には明日がない!・・・。 


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