2014年12月24日水曜日

【支那ー米国の裏庭ニカラグア】⇒掻き回して中南米の巨大な権益を奪取する算段!・・・


世界最長ニカラグア運河、中国企業が建設へ 住民の反対押し切る工事に、現地紙疑問

中米ニカラグアにおいて、カリブ海と太平洋を結ぶ巨大運河が、22日に着工される。ニカラグア運河は全長278km、幅230-520m、水深30m。パナマ運河の3倍以上の長さだ。5年間の運河造成期間で、5万人以上の雇用が見込まれている。空港、人口湖、商業施設、ホテルなども建設予定であり、建設に必要な費用は500億ドル(約6兆円)とされる。

 工事建設は、香港ニカラグア運河開発投資有限公司(HKND)が請け負う。中国企業の工事計画について、現地住民からは反発の声もあがっている。現地紙などの報道から、背景と今後を整理する。

◆ 背後に中国政府がいる 
 工事を請け負うHKNDの資産は29億5000万ドルで、中国の国営企業Datangグループと無線電話器を生産している(BBCムンド紙)。チャイナ・ファイルは、HKNDは中国の軍部(ネット・衛星部門)と関係をもっている、という国恭君証券レポートを紹介した。

 オーナーはWang Jing(王靖)という人物で41才。彼は21社からなる企業グループを経営している。レポートには、王靖は中国の八代元老のひとり王震の孫ではないか、との噂も記されているという。

 彼の背後には中国政府が存在していることは明らかである。しかし、彼はその関係を逸らすかのように、数社の海外企業に、プロジェクトを実現させるための調査を依頼している。また、600-700名の技師が既に働いている、とメキシコのエコノミスタ経済紙の質問に答えている。

◆ 住民は建設に反対している 
 このプロジェクトのチーフエンジニアでオーストラリア人のビル・ワイルド氏は、工事規模の巨大さよりも、地理的な位置に不安を抱いている。地震、水害、ハリケーン、旱魃などの自然災害を受けやすい地域なのである。しかも、休火山が12km先にある。

 周辺地域の住民は、環境への影響についての調査が行なわれていない、などと訴え、運河の建設に反対している。特に、国の主要な水源であるニカラグア湖が、運河のルートにあるため、汚染の危険がある。さらに、住居が立退かなければならなくなると、政府はその土地を減額評価するのが常であるのも、反対の理由になっている(以上、ニカラグアのラ・プレンサ紙)。10日には首都マナグアで大規模なデモも行われた。

 一方政府は、このプロジェクトは経済的にも社会的にも国に恩恵をもたらし、住民の生活向上に繋がるとしている。運河に使う水も60%は再生利用される、と語る。カリブ地方の雨量の多い地域から水を引くので、湖や川が汚染されることはない、と反対する住民に説明しているという。

 さらに、政府は調査・建設に一銭も使わない。しかし運河完成の暁には、10年ごとに取得する株が増え、30年後には30%、50年後には50%の事業株を取得することができ、歳入増にもつながるという。ニカラグア政府は、運河の建設企業に、50年間の管理運営の権利を与えているのである(以上、ニカラグアのラ・ボス・デル・サンディニスタ紙)。

◆ ニカラグア運河の採算性 
 ただし、運河の採算性には疑問の声もある。ニカラグアのコンフィデンシアル紙で、クライトン博士が次のような点を指摘している。

・ パナマ運河とニカラグア運河の二つが商業的に採算ベースに乗ることは不可能
・ 中国の、中南米からの資源輸入取引を視野に入れた、地政学的(ゲオポリティカル)な計画である可能性
・ 米国は、船が中国の管理下に置かれないという安全面での保障がないと、運河を利用しないであろう
・ ニカラグア運河の建設費用は当初400億ドルと言われていたが、500億ドルに膨らんだ。1000億ドルになる可能性も否定できない。正確な試算に必要な調査資料は公開されていない
・ 将来的にはカナダの北を回っての航路の方が距離的に1000マイル短縮出来る。その場合はこの二つの運河に影響を与えることになる
 
 今日から開始されるこの大プロジェクトへの疑問は、今も解消されないままである。

 NewSphere (2014年12月22)

                                        

筆者考:

支那が背景にあるニカラグワ運河の建設計画は以前に拙ブロクで取り上げましたが、・・・遂に建設着工となったようです。 

今回の記事と比較するために以前の記事を再度アップ致します。

◼︎【ニカラグアで準備が進む巨大運河、本当に必要か】:

【3月1日 AFP】中南米の最貧国の1つニカラグアで、中国系企業による巨大運河建設に向けた準備作業が行われている。カリブ海と太平洋を結ぶこの運河の建設費用はニカラグアの国内総生産(GDP)の約4倍にあたる400億ドル(約4兆円)に上る。
 経済成長や雇用創出などといった大きな恩恵があるとして新運河建設に賛成する声があるが、実現可能性調査やその他の準備作業が進むにつれ、国内世論は楽観的な見方と夢物語にすぎないとする見方に二分されてきている。また環境活動家らは生態系が破壊されるとして計画に反対している。
 昨年、新運河の建設と運営を行う契約を結んだ香港ニカラグア運河開発投資公司(HKND)の王靖(Wang Jing)総裁とダニエル・オルテガ(Daniel Ortega)ニカラグア大統領は、今年の終わり頃に着工するという方針を示している。
 今のところ、新運河計画の内容はほとんど明らかにされていない。実現可能性調査が行われている最中で、国内外から集まった専門家が運河のルート選定や、地形や生態系の調査を行っている。

■垂涎の一大プロジェクト:

 新運河の建設開始から開通した後の最初の数年まではニカラグアの国内総生産は年11%近く増え、約100万人の雇用を創出すると試算されている。約600万人の国民の45%が貧困状態にあり、失業率が53%に上るニカラグアにとってまさに垂涎(すいぜん)の一大プロジェクトだ。
 計画推進派は、完成から今年で100年となるパナマ運河より大きくなる新運河は、パナマ運河と競合するのではなく、パナマ運河を補完する存在になるだろうと主張する。HKNDの王氏は「われわれは国際的な笑いの種になるつもりはないし、中国の投資の失敗例になりたくもない」と意気込みを示す。
 しかし懐疑論も多い。英ロンドン(London)を拠点とする海運仲立業バンチェロ・コスタ(Banchero Costa)のラルフ・レシチンスキー(Ralph Leszczynski)氏は、「新運河をニカラグアに通すことは全く正当化できない」と断言する。「既存のパナマ運河はよく機能しているし、大型船のために拡張も進んでいるではないか」
 ニカラグア政府は、新運河は大型船が接岸できる大水深港湾や空港、石油パイプライン、鉄道も建設する必要があり、完成までには6~10年かかるとしている。(c)AFP/Julia RIOS

http://www.afpbb.com/articles/-/3009530?pid=0


◼︎【ニカラグアに再び運河建設構想、露も計画参加を検討】
2008年12月21日
http://www.afpbb.com/articles/-/2551965?ctm_campaign=relation&cid=3009530

以前(2008年にも持ち上がった新運河建設構想は経済的、地政学的な見地から多くの専門家ら疑問視、成功が危ぶまれ、構想は立ち消えとなった。
今回はG2(新大国論⇔米国・支那・・・オバマ大統領が傾斜))と自ら誇示した支那が “あわよくば『米国の裏庭!』と言われている中南米の権益を握る事ができる!” との “捕らぬ狸の皮算用!"よろしく、ニカラグアの新運河構想に乗ったのだ!と容易に想像ができる。


✦《パナマ運河は現在拡張工事が進められているが、ここ数年ニカラグア政府関係者の間で、パナマ運河の混雑を理由に自国内に新運河を建設する構想があらためて語られるようになった。 ニカラグアと関係を強めるロシアのドミトリー・メドベージェフ(Dmitry Medvedev)大統領は18日、新運河建設構想に興味を示し参加を検討していることを明らかにした》・・・これは見事に頓挫した。

2008年と言えば。世界は米国発のサブプライム金融商品の破綻で金融不安が齎せ未曾有の経済危機に瀕していた事もあり各国は自国の経済の建て直しに必死で、この状況ではニカラグワの新運河建設など目を向ける余裕などは無かった事は明白である。

再度、打ち上げられた壮大な風船(新運河建設構想)に乗った支那!、・・・今回は世界の大国を誇示し、支那の存在の巨大さを中南米に知らしめる目的もあり、この巨大な風船の舵取りをする事になったのでしょう。

✦《昨年、新運河の建設と運営を行う契約を結んだ香港ニカラグア運河開発投資公司(HKND)の王靖(Wang Jing)総裁とダニエル・オルテガ(Daniel Ortega)ニカラグア大統領は、今年の終わり頃に着工するという方針を示している》・・・

昨年新運河建設と運営を行う契約を結んでから僅かな期間ながら、・・・想像以上の速度で着工へと進んでいるが、果たして十分な調査が可能だったのか?、疑問である。

建設と運営契約とは、支那人が建設は兎も角も運営ノウハウを備えているとは思えないが、完成までの期間(想定6~10年間)内で運営技術(ハード/ソフト)を学ぶ積もりなのか!、余りにも計画は拙速で緻密とは言えず、なにやら政治的な臭いが紛々としている。

✦《新運河の建設開始から開通した後の最初の数年まではニカラグアの国内総生産は年11%近く増え、約100万人の雇用を創出すると試算されている。約600万人の国民の45%が貧困状態にあり、失業率が53%に上るニカラグアにとってまさに垂涎(すいぜん)の一大プロジェクトだ》・・・

“捕らぬ狸の皮算用!”も此処までくると芸術の範疇となり、筆者は脱帽せざるを得ない。
すごい数字が並んでおり、これでは正に垂涎の的となる巨大なプロジェクトと言えるでしょう。

数字には表れてはいないが、支那の皮算用は!、・・・

✦ 運河建設は全て支那企業!・・・
✦ 建設資材も殆どが支那からの輸入!・・・
✦ 建設に従事する作業員の80%は支那人、ニカワグラ人はお義理の20%!・・・
✦ 運河建設関係者として支那人の流入増大を大ぴらにできる!・・・
✦ 治外法権を持った支那街を造り、何れはこの支那街をニクァグラを掠め取る計画の本部とする!・・・
✦ ニカラグワを皮切り中南米を呑食する!・・・

これらに加えて、共産党幹部が新運河建設による利権で私服を肥やす算段なのでしょう。これだけ巨大なプロジェクトとなると利権も莫大で政府高官の草刈場となる。
 運河が完成し運営が順調に行くか、行かぬか!は二の次で己らの私服が肥えれば、それで良し!、・・・この心情に動かされて、新運河建設に乗ったのでしょう。

“中華思想の権化・夜郎自大の陋醜な支那人ならやりそうな事!”言っても決して過言ではないでしょう!!!・・・。

2014年3月2日日曜日

http://phoenix1945.blogspot.ca/2014/03/1.html

                                                  

✦《昨年、新運河の建設と運営を行う契約を結んだ香港ニカラグア運河開発投資公司(HKND)の王靖(Wang Jing)総裁とダニエル・オルテガ(Daniel Ortega)ニカラグア大統領は、今年の終わり頃に着工するという方針を示している》・・・

結局は2914年3月2日の記事通りになりました!・・・

流石に外貨準備高世界一を誇り、有り余る資金で米国の裏庭と言える中南米の利権が手に入るなら、ニカラグア運河の建設を強行する。

✦ 【記事で指摘されている諸問題】:

1)❮採算性!❯ ・・・ 支那は初めから採算性などは度外視しており、建設に必要な費用は500億ドル(約6兆円)と見積もりされている金額などは、約1000兆ドルの外貨を持つ支那にとって痛くも痒くもない。 其れ処かこの金額(6兆円)で米国の裏庭である中南米の権益を簒奪出来て、然も米国の鼻を明かすと同時に支那の威勢(世界に支那の偉大さ)を国際社会に顕示しては影響力を拡大する事が出来る。此れこそ中華思想の権化と言える。

2)❮住民は建設に反対している ❯・・・ 住民(特に先住民、アメリカ・インデアン)の反対などは汚職に塗れ世界の最貧国のニカラグワや夜郎自大の支那にとっては蚊が刺す程度で鎧袖一触で反対の声は掻き消されて仕舞うは必至です。

3)背後に中国政府がいる ❯・・・ 支那が背後にある事は2008年に運河建設の計画が持ち上がった時から。また計画そのものが支那からだされており、今更に支那が背後に居るなどとは洒落にもなりません!。
兎に角も支那は何が何でも米国に追い付き追い越せ!で形振り構わずで世界を席巻するの妄想に取り憑かれている。
 自国の山積みしている諸問題(少数民族の!、民衆の格差に対する!、公害!)などはそっちのけで妄想に身を委ねては突っ走っています。

気狂いに刃物(軍事力、有り余る外貨)!)❞・・・正に支那にピッタリと当て嵌まり、世界の人類は、特に日本国は支那人の妄想に未曾有の危機にたたされている!と言うのを筆者は禁じ得ません。

当初の建設予算見積が500億ドルから600億ドルに跳ね上がり、おそらく工事が進むに連れて総工費は最低3倍(1500億ドル)以上のものになるでしょう。

例え総工費が何倍にも膨れ上がろうとも、予想されている雇用者数の100万のうち少なくても半分の50万には支那人作業員となり果実は支那に還元される。
 加えて資材、重機んどのもろもろの機材は全てシナ製となる。
支那人建設労働者はコローニー(租界)を作り、支那政府の威を借りて治外法権を強要して傍若無人に振るまい、・・・地元ニカラグワの文化、伝統、価値観が破壊尽くされる。
何れは、・・・『庇を貸して母屋を取られる』の憂き目となるは必至となるでしょう。
此の動きは近隣諸国に波及して中南米に政治的な紛争、不安定を齎す事になる。

さて!〜、米国は如何に対応するか?・・・オバマ大統領在任中に何がなんでも支那政府己等の野望(妄想)を具現化するのに全力を傾けるは容易に考察できるが、問題は次期米大統領が誰になるか?で支那の野望が萎む可能性に期待せざるを得ません。
次期大統領の大本命と言われている民主党のヒラリー・クリントン前国務長官では余り期待はできませんが、オバマよりは多少は真っ当なので救いは有ります。



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