ちょっとしたことが感染を防ぐ 新型コロナウイルスから身を守る8つの方法
肉や野菜はしっかり加熱してから食べる。乾燥機を使って衣服もしっかり乾燥する。エレベーターの押しボタンにも気をつけるなど、ちょっとした事ですがこうした方法は新型コロナウイルスの細菌からあなたの身を守る助けになります。これから紹介する日常生活でできる8つのことは新型コロナウイルスから私たちの身を守る助けになることでしょう。
■1)【肉や野菜は火を通し、果物は皮を剝いて食べる】:
食物を生で食べないのは新型コロナウイルスから身を守る大事なポイントです。林口長庚医院の毒物科主任・顏宗海氏の指示によると、高温でコロナウイルスは死滅するそうです。ですので肉や野菜、卵はしっかり火を通すようにしてください。
野菜や果物は食べる前に流水で10分程度洗ってください。果物は必ず皮を剝いて食べましょう。包丁や砥石は、生ものと加熱したものとで別のものを使ってください。菌に感染しないようにするためです。
河南科技大学の第二付属病院感染科主任である孫和才氏は台湾メディアにこのように話しています。スーパーマーケットや市場で飛沫感染によって野菜や肉、果物にウイルスが付着することがあるそうです。流水で洗うなどして表面についているウイルスの80-90%を洗い落とすことができます。
野菜に付着した細菌は理論上48時間以上とどまることはないそうです。食材を買うときに、もし手に触れてしまったなら、細菌が手に付着した可能性があります。孫和才氏は食材を選ぶときにスーパーなどのレジ袋を手にはめて食材をつかめばいいと言っています。また顏宗海氏のアドバイスによると、外の市場で肉や魚等の生鮮食品を触ったなら、石鹸ですぐに手を洗うか、アルコール度75%のものか、アルコールスプレーで消毒し、最低20秒はもみ洗いをするように教えています。
■ 2)【 衣服や生活用品は沸騰したお湯に浸し、寝具は天日干しする】:
中華人民共和国・国家衛生健康委員会<新型コロナウイルス診療法案(第5版)>によると、新型コロナウイルスは紫外線や高温の環境に弱く、温度が56度に達すると30分くらいで死滅すると言われています。
尚文診療所の感染科医師や曾任台北榮民総病院・感染科主治医師の鄭元瑜氏の指摘によると、お湯を沸かす時、大抵の人は温度をいちいち測ったりしません。直接細菌の付着した可能性のある物を水に入れて沸騰させることで、簡単に消毒ができます。
新型コロナウイルスは熱に弱く、風邪を引き起こすオルソミクソウイルス、RNA腫瘤ウイルスのように、100度の沸騰したお湯に10分つけることで完全に死滅します。新型コロナウイルスの消毒方法もこのようなやり方で消毒してもいいでしょう。
鄭元瑜氏によると、金属機器、衣類や綿製品、器などの食器、ガラス製品は沸騰したお湯で消毒できます。でも毛皮や毛織物、プラスチック製品はこうした方法で消毒できません。
顏宗海氏のアドバイスによると、衣服を洗う時につけ置きをする必要はなく、乾燥機で高温乾燥させることでもウイルスを死滅させられます。
もう一つの簡単な方法は日光に当てることです。太陽光から出る紫外線は殺菌性があり、副作用や汚染物質を出さない簡単な方法です。天気が良くないと効果が発揮されませんが、十分日の当たるところに毛布やその他の物を置いて1時間位すれば殺菌効果が表れます。
■ 3)【 正確に希釈した漂白剤やアルコールで家の中を消毒してください】:
漂白剤やアルコール度75%のアルコールで新型コロナウイルスが不活性化されるそうです。漂白剤で消毒する前に、購入した漂白剤に次亜塩素酸ナトリウムが含まれているかどうかを確認してください。
市販の漂白剤には酸素系漂白剤と塩素系漂白剤があります。
塩素系漂白剤:主要成分は次亜塩素酸ナトリウムで汚れを落とし希釈して使うことで効果的に細菌やウイルスを殺すことができます。
酸素系漂白剤:主要成分はオキシドールで塩素が入っていません。
台湾衛福部疾病管理署によると、普通の状況では、家具や厨房は1:100の比率で薄めた漂白剤(500ppm)で消毒できます。浴室や便器の表面などの比較的汚れやすいところには1:10(5000ppm)で薄めた漂白剤で消毒してください。毎日一回消毒することをおすすめします。消毒の際は室内の空気を入れ替えて、風通しをよくしてください。
次亜塩素酸ナトリウムの成分は強力なので、皮膚への刺激が強く、腐食性があります。直接吸引すると危険です。顏宗海氏のアドバイスによると、希釈した漂白剤やそれで消毒する時は長袖のある服を着て、手袋をはめ、マスクとメガネで保護してください。液体が口や鼻、目に入らないように気をつけてください。またボトルは子供の手の届かないところに保管してください。
顏宗海氏がこのように強調しました。消毒液はきれいな水と漂白剤の混合水で作ることができます。しかし、自分勝手にベーキングソーダや食器用洗剤、塩酸、酢などを入れることはやめてください。化学反応を起こして有害な成分が発生するからです。特に漂白剤は塩酸などの酸性系の洗剤に触れると塩素中毒になり、呼吸困難に至る可能性がるので注意して下さい。
漂白剤による消毒の仕方は、方法によって異なります。
疾病管理署のアドバイス!〜、
拭き取り消毒:10分以上放置してから清潔な水を使ってもう一度拭き取ってください
つけ置き消毒:30分以上はつけてください。その後清潔な水ですすいでください。
希釈した漂白剤はその日で全部使い終えてください。消毒効果が低下しないためです。子供の玩具やカートの消毒は、顏宗海氏のによると、アルコール度75%のアルコールで消毒することを勧めています。漂白剤だと後で成分が残ってしまうからです。
■ 4)【 病院や公共の場所から帰宅したら、着ていた服の後始末に注意してください】:
病院や公共の場所は細菌やウイルスが服に付着している可能性があります。多くの人は病院でさえも行きたくないでしょう。顔氏はこう呼びかけています。医者に見てもらうべき人、例えば慢性病をもつ患者は、怖いからと言って病院に行かないことはやめてください。そうでないとより大変なことになります。さらに、病院から戻ってきたらすぐに服を着替えて、前の服は洗うようにしてください。
また、汚染レベルの高い地域では、外出の時は頭を覆うプルオーバーのものは着ないでください。低くして服を脱ぐときに口や鼻、目に当たる危険があるからです。コートはできるなら毎日洗ってください。防水加工の施された物を選ぶといいでしょう。帰宅したらアルコール度75%のアルコールで拭き取り消毒をしてください。
洗うことができなかった汚い服は専用のビニール袋やかごに入れてください。家族の他の人が触ることのない場所に保管してください。
さらに靴は室内に入れないでください。病院などのウイルスの多い場所に行ったときは特にそうです。家に入るときに外で清潔なマットを使って汚れを落としてください。その後で靴を脱ぎ消毒スプレーをします。それからベランダなどの風通しのいい屋外に靴を一晩置き、ビニール袋の中に納めてください。
■ 5)【 ご飯を食べるときにスマホや携帯をいじったりしない。帰宅したら携帯も消毒すること】:
できるだけご飯のときには携帯をいじったりしないでください。なぜならスマホや携帯の画面は指先で何回も触るので容易に細菌がついてしまうからです。
呼吸器系の専門医師や東京池袋大谷病院院長の大谷義夫氏が日本のテレビ番組でこのように話していました。帰宅して手を洗う前に、まず携帯やスマホを消毒してください。もし携帯を不潔なままにすると、たとえ手を清潔にしていても携帯をいじってしまうと意味がありません。
■ 6)【エレベーターの押しボタンにも注意】:
エレベーターの押しボタンもウイルスが付着している可能性が高いです。細菌の感染を防ぐために多くの人はエレベーターに乗る時に鍵やペン、または服で指先を覆って押しボタンを押します。でもそのような方法はどれも危険が伴います。鍵、ペン、衣服でエレベーターの押しボタンを押した時、細菌やウイルスも一緒にくっついてしまいます。例えば、ウイルスの付着した鍵をポケットに入れても、ポケットの中にティッシュがあると、そのティッシュで鼻を噛んだときに感染してしまう危険があるのです。
エレベーター付近にはアルコール入りの消毒液が置いてあるところもあります。奇美病院加護医学部主治医師の陳志金氏はFacebookで自分の習慣をこのように紹介していました。手を洗った後のハンドタオルを少しだけ持っておいて、エレベーターの押しボタンを押すときに使います。エレベーターを出たらそれを捨てます。もちろんエレベーターを使わないで階段を使えば、感染のリスクを減らせますし、運動の機会にもなります。でも手すりは触らないでください。もし触ったら必ず手を洗ってください。
■ 7)【 便器の蓋をしっかり閉めてください】:
支那の公式サイトでは先日、感染者の糞便に新型コロナウイルス陽性が検出されたそうです。支那疫病の発生抑止に関する専門家チームのリーダー鐘南山氏は<南方日報>でこのように言いました。新型コロナウイルスは糞口経路の可能性が指摘されています。現在その経路にとりわけ警戒しなければなりません。
糞口経路を予防するために手洗いは非常に重要です。特にご飯の前やトイレの後、ご飯支度の前には欠かせません。それにトイレの後は水を流す前に便器の蓋を閉めたほうがいいでしょう。それは病原菌の微小な水滴が水を流す勢いで外に吹き出すことを防ぐためです。便器と便器の蓋は必ず定期的に洗浄してください。
■ 8)【 一緒に鍋をつつくのをやめましょう】:
先日香港である事件がありました。家族が年越しのために一緒になって鍋を食べて、9人が集団感染したという事件です。「海上の武漢」と称される、「ダイヤモンド・プリンセス号」のクルーズ中に、感染者はマッサージ浴場やサウナ室で過ごしたことがあることが判明しました。
先日の中国当局の発表では、新型コロナウイルスはエアロゾル感染の可能性があることを指摘しています。そのため有識者の間では、サウナ室、マッサージ浴場や鍋の蒸気によってエアロゾル感染を引き起こしてしまうと考えられています。エアロゾル感染とは人体から出る飛沫を指します。蒸気が飛沫となって空気中に長時間漂うことで、無接触でも感染するリスクが増えます。
鄭元瑜氏によると、実は上述の行為は容易に飛沫感染の機会を増やしてしまうことになるので、必ず避けなければなりません。万一武漢の肺炎が本当にエアロゾル感染であるなら、サウナや鍋の蒸気は感染力を高めるという原因になったことでしょう。
エアロゾルは一つの場所で起こります。例えば飛行機や電車、体育館の中の空調設備を通して感染するのです。鄭元瑜氏が言うには、エアロゾル感染を防ぐにはN95のマスクでないと効果がないそうです。
老婆心ながら、気休めに『武漢肺炎』の災禍から身を守るための方法を取り上げました。
これらを実行するのは面倒くさいでしょうが、役に立てばみっけもの!と気楽に考えるのも、精神的には重要だ!と思います。
なにせ、古来から!〜、
❝❝ 病は気から!❞❞ と言われており、精神的な強靭さで『武漢肺炎』をぶっ飛ばしましょう!・・・
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