2023年10月22日日曜日

クリーンエネルギー政策が深刻で更なる危機を呼び込む!・・・

     世界的に化石燃料から
再生可能エネルギーへの移行を目指すなか!〜、
   クリーンエネルギー用の
   金属資源の需要が高まっている!・・・
然し、金属資源を産出する金属鉱山からは金属汚染物質が河川へ流出する危険性のあることは以前から問題となっていた。
その金属汚染の危険性について!〜、
  今回初めて世界規模の
     研究調査の結果が公表された!・・・
       その分析結果とは:

    スロバキアの鉱山からの汚染水で変色した川(2022年5月)
           |naszalyg93 / Shutterstock.com

➤  約18万ヶ所の金属鉱山を調査:

 科学学術誌サイエンスに21 日に発表された調査結果によると!〜
  世界中で少なくとも2300万人が、金属採掘活動から排出される
    有害廃棄物に汚染された可能性のある氾濫原に
          居住している事が判明した!・・・

 イギリスのリンカーン大学の水と地球の研究センターおよび地理学部の研究者らは世界の2万2609の稼働中の金属鉱山と15万9735の放棄された鉱山、鉱山廃棄物を貯蔵する鉱滓ダムをマッピングし、鉛、亜鉛、銅、ヒ素などの潜在的に有害な金属汚染物質について調査した。
 これらの汚染物質は、採掘作業から下流に流出し、河道や氾濫原に沿って長期間堆積することが多い。
 最終的に、河川システムへの金属汚染の世界的規模と、それが人間集団や家畜へ及ぼす影響を評価した。

➤  2348万人が居住する氾濫原へ影響:

調査結果によると、世界規模で約47万9200キロの河道と16万4000平方キロの氾濫原に影響を及ぼしている。影響を受けた可能性のある氾濫原には約2348万人が居住しており、彼らは572万頭の家畜を養い、そこには6万5000平方キロ以上の灌漑(かんがい)地がある。

 『その人たちが汚染の影響を受けているかどうかは、この調査だけではわかりません』『しかし、そうした地域の多くには農業と灌漑があります』と同研究センターのクリス・トーマス教授は説明する(BBC、9/23)。

 汚染された土壌で栽培された作物や、鉱山廃棄物で汚染された水で灌漑された作物には、高濃度の金属が含まれていることが明らかになっている。人がこれらの汚染金属にさらされる経路は、汚染された水や土壌で栽培された食品の摂取のほか、皮膚接触による直接暴露、誤飲、汚染された粉塵の吸入など、さまざま存在する。

➤  金属需要増大で深刻な問題に:

       ジェイミー・ウッドワード教授:
モナシュ大学法医学講座の講座長として、医学・看護学・健康科学部の学部長に責任と説明義務を負っている。


マンチェスター大学のジェイミー・ウッドワード教授は!〜、
  この研究は氾濫原に蓄積された『静かな汚染』が
    もたらす脅威を浮き彫りにしたと述べた!・・・
河川モニタリングの大部分は水に焦点を当てているが、本当の『有害物質』は河川の堆積物に関連していることが多い〛、・・・
と語る。(BBC)

         
マーク・マックリン教授:
アベリストウィス大学の河川力学および水文研究グループの責任者

リチウムや銅など、バッテリー技術や電動化を支える金属の需要が急増するなか!〜、
金属汚染は極めて重大な問題になる、と同研究を
  率いたマーク・マックリン教授は言う!・・・
このことは以前からわかっていた。私が懸念しているのは、過去の遺産(廃坑による汚染)がいまだに何百万人もの人々に影響を及ぼしているということだ。この遺産(汚染)は気候変動やさらに頻発する洪水によって拡大していくだろう〛、・・・と語った。(BBC)

金属汚染の方が気候変動よりは、遥かに危険で危機的な問題を何れは惹起させるでしょう。
気候変動は経済が停滞(収縮)すれば自動的に収まるが、長い間に蓄積された金属汚染は簡単には対応できず、いずれは、農地を荒廃させ食料危機を誘発する。
また金属汚染は人々を、鳥や獣を危険にさらし深刻な環境破壊を齎す。
これら科学的事実への対応が遅れると地球上はカオスとなるでしょう。


参考文献:

【金属鉱業で汚染された土地に、世界で2300万人超が居住 調査】:

https://newsphere.jp/sustainability/20230929-2/



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