2025年1月18日土曜日

❝高齢化率1位❞ 群馬県・南牧村が映し出す日本の行く末】

小国モナコに次いで!〜、
高齢化率が世界で2番目に高い日本!・・・
そんな日本のなかで、高齢化率1位の村が、群馬県にある。スペイン『エル・パイス』紙の記者が現地を訪ね、地方が直面する『過疎化』と『出生率の急落』という
二大問題の解決策を探る。


群馬県南牧(なんもく)村は!〜、
   高齢化率が世界で突出して高い日本で、
          高齢化率が全国一の村!・・・
南牧村では65歳以上の人口が全体の3分の2以上を占め、子供は3%に満たない。村民のうち約100人が、村にある高齢者施設に入居しているか、毎日通っている。一方、村の学校では教員の数(26人)が生徒の数(22人)を上回る。
 日本の大都市では住宅価格が高騰しているが、南牧村には空き家が597軒あり、どうやっても住人が見つからない状況だ。

南牧村の人口は約1500人。
130キロほど離れた東京を走る電車1編成に収まる人数だ。
村の平均年齢は69歳以上。人口ピラミッドの形は、ハート型にも似た逆三角形で、世界第4位の経済大国である日本の『地方の過疎化』と『出生率の急落』という二重苦を反映している。
過疎化も出生率の低下も、2024年9月の自民党総裁選で争点だった。今回、南牧村を取材するなかで、この問題の解決に向けた糸口が見つかるかも知れない。

《私は65歳ですが、信じられないことに、村では若手なんです》

イチクラと名乗る男性はそう話す。彼はこのとき、村に続く道路に地滑りの土砂がなだれ込むことがないよう山の斜面を補強する工事を監督していた。1958年生まれのイチクラは、思春期のころには村を出ていくことを考えたが、結局、そうしなかった。30人いた彼の同世代の村人は全員、村を出ていったという。

イチクラは若いころに地域の建設会社で働きはじめた。少し前に退職し、家族が所有する土地を耕し農業をやりたいと考えていた。ところがこれまで50年近く勤めてきた会社に退職を慰留された。会社によると、イチクラのような人材はこの地域では見つからないのだという。彼は、70歳に退職するつもりでいる。

『退職金ははずんでもらえるのでしょうか』と聞くと『そう願っていますよ!』と答える。

イチクラが監督する工事現場は、通行量が多い「道の駅オアシスなんもく」の前にある。ここには、地元の特産品を売る店、イタリア風の内装のレストラン、自動販売機が4台、電話ボックスが1つと公衆トイレがある。85歳くらいの高齢の男性が、「耳が聞こえないので、話しかけないでくださいね」と冗談を言いつつ、記者の前を通り過ぎていった。老人は店で買い物を終えると、ピカピカに磨かれた赤いフォルクスワーゲン・パサートのハンドルを握り、走り去っていった。


➤ 1年間で生まれた子供はたったの1人:

南牧村は、川が流れる美しい谷に沿って広がり、その周囲には杉山が連なる。村の通りは勾配が激しく、人影はほとんど見当たらない。聞こえてくるのは、川が流れる音と鳥のさえずりだけだ。平家や2階建ての木造の民家の多くが放置され、朽ちて廃墟になっている。また店の多くが閉まっている。村役場の入り口には、この日の村の正確な人口が記されている──1440人(女性753人、男性687人)。

役場で、村の数少ない移住者である大井川聖心(25)が出迎えてくれた。大井川は子供のころから田舎に住みたいと思っていた。大学で林学を専攻し、2年ほど前に東京から南牧村に移住した。

現在は役場で『移住コーディネーター』を務める。
この役職は、南牧村のように人口減少が著しい日本のほかの自治体でも創設するところが増えている。
 村に不動産会社がないので、大井川が、村の不動産に関心がある顧客の電話を受け、物件を案内する。
これまで150人くらいから問い合わせがあったが、契約に至ったのは、そのうち『2〜3人』だ。

村の人口回復計画の狙いは、《子供がいる、または子供を持つ予定がある現役世代に移住してもらうこと》だと、役場の総務部部長の高柳仁が説明する。彼らの戦略には、高齢者福祉の強化も含まれる。
つまり、高齢者がほかの地域の施設に移らないようにし、それと同時に子供を持てる若い働き手世代を惹きつけたいのだという。

だが、これまでのところ成果はあまり出ていないようだ。
村の2024年の出生数を尋ねると、高柳と大井川は一瞬、話し合ってから、最終的に『1人です』と答えた。
 
大井川は移住したばかりのころ、子供がいない静けさには驚かなかったが、高齢者の元気の良さには驚いたという。
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《村の人たちは健康で、活力があります。
 農家の人のなかには90歳で働き続けている人もいるんです》、⋯

一方で彼女は、自分が一人暮らしであることを嘆く。
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《楽ではありません。熱が出ても、車で15分離れた病院まで
   自分で運転していかなければなりませんから》、⋯

彼女は、誰かと共同生活をしたいと考えている。
大井川は現在、家賃が月額1万5000円の家に住んでいる。東京で暮らす学生は、20平米の部屋に月額6万5000円払っている場合もある。

➤ 約100年後には明治時代と同じ人口に:

南牧村で起きている現象は、スペインの地方の状況とあまり変わらない。南牧村の人口流出は数十年前にはじまった。
  殆どの人は、戻らないことが前提で出ていった。

人口1万500人強だった1950年から比べると、人口の約90%を失ったことになる。1985年ごろには、すでに65歳以上の人口が14歳以下の人口を上回っていた。そして2005年ごろには、高齢者人口が生産年齢人口を上回った。それが恐らく、もう後戻りはできないポイントに達したときだったと思われる。


明治大学政治経済学部の加藤久和教授によると!〜、
多くの日本人は、将来の人口危機を軽視していると指摘する!・・・
             
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《人口減少が実感されるようになれば、危機感は増すでしょう。
  ですが、そのときはもう手遅れだと思います》、⋯

戦後のベビーブームのあと日本は低出生率の時代に突入し、総人口は2008年をピークに減少に転じた。2020年には国際通貨基金(IMF)が深刻な予測を発表する。
             
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《日本の財政は、高齢化と人口減少によって試練に直面する。
 医療や年金など、高齢者にかかわる支出が増える一方で、
      課税ベースは縮小するからだ》、⋯

日本政府の予測では、2060年には生産年齢の国民1.3人に対して、65歳以上の高齢者は1人という比率になる。南牧村は、2000年にはすでにこの数字に到達している。

日本の総人口は現在1億2400万人で、平均年齢は49.9歳である。
米中央情報局(CIA)の『ザ・ワールド・ファクトブック』によると、極小国家モナコとフランス領のサンピエール島・ミクロン島を除けば、日本の平均年齢は世界で最も高い。
 スペインもかなり上位で、8位だ。日本はさらに、65歳以上の人口の割合が(モナコを除いて)世界で最も高い国でもある。
 公式予測によると、現在と同じペースで人口減少が続けば、日本の人口は2120年には3600万人になる。

             有田芳生

《明治時代(1868年〜1912年)と同じ人口になります》、⋯
こう話すのは野党第一党・立憲民主党の衆議院議員、有田芳生だ。
有田は、1955年からほぼずっと政権を握ってきた自民党の批判者としても知られる。有田は、人口減少の流れを食い止めるのは簡単ではないことを認める。彼は2024年10月の衆院選の直前、東京にある自らの事務所でこう語った。
               
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《日本は政策アプローチを成長志向から
   成熟社会へとシフトさせる必要があると考えます》、⋯

その政策モデルは、北欧のそれに似たものであるべきだと彼は考える。有田は消費税を10%から16%に引き上げることで、すべての国民が無料の医療、介護、保険、教育を保障されるようにすることを提案する。
               
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《そうすれば高齢になっても、
  こうしたことを心配しなくていい制度を築けます》、⋯

有田ヨセフ・スターリンの源氏名を持つ、逝かれた極左議員は相変わらず逝かれている、消費税を16%に上げたら日本経済は停滞して、福祉に回るパイが縮んで仕舞う。これだから左翼脳には国体運営を任せられないのです。

一方、明治大学の加藤教授は、人口減少の衝撃を緩和する為に、政府は2つの対策を取る必要があるという。
1つは、人工知能(AI)をはじめとするテクノロジーを駆使して生産性を向上させること。もう1つは、出生率を上げること。
        そして、こう指摘する。
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《子育てにかかる費用を下げ、
    女性の伝統的な役割を見直すことが重要です》、⋯

➤ 子供がいる家庭を呼び込む:

南牧村では、子供がいる世代を惹きつけるため、教育関連の試験的なプロジェクトを立ち上げ、2024年4月に新たに学校を開校した。
 ミニマルなデザインの木造校舎で現在、7〜15歳の子供22人が学んでいる。建物の中心には生徒たちが共同で使う空間があり、その周りに各教科を教える教室がある。教頭の松岡賢一は、こう説明する。
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《この教室では英語、あちらの教室では国語、
    さらに向こうの教室では算数の授業をしています》、⋯

校内には静けさが広がる。
音楽室で、たった1人で授業を受けている生徒が吹く笛の音が遠くに聞こえる。教員の数は26人なので、ここでの教育はまさに生徒一人ひとりに合わせたものになる。その効果は、まだ検証中だ。
 目下の課題は、異なる年齢の生徒たちのかかわり合いだという。
教頭によると、近隣の市町村から子供を転校させることを考えている家族がすでにいるそうだ。

英語を教えるのは、教育交換プログラムで南牧村にやってきた若い英国人2人だ。彼らは高齢化率全国一のこの村での生活について『良いことしかない』と話す。子供たちとのかかわり、そして田舎の静けさを楽しんでいる。

2人は、近所の高齢者たちが参加できる英会話クラブを作った。
教師の1人、アリス・ニクソン(27)は、カラオケ大会で90歳の高齢者たちが歌う姿に『感激した』そうだ。

                                            


❝❝言うは易く行うは難し!❞❞〜、
コレが典型な少子化問題の解決法です!・・・
即決の解決策はないでしょう。
亡国の輩(逝かれブサヨ/政・官・財)は移民をドンドンと無制限に入れろ!と喚くばかり。
まずは棄民政党の自公政権を潰すのが最上の方策かも知れません。
一時的に経済は後退しても、国が崩壊する、又は消滅するよりは遥かにマシでしょう。


参考文献:

■【平均年齢69歳超え

     「高齢化率1位」の村が映し出す日本の行く末】:

https://courrier.jp/news/archives/388133/?utm_source=daily+item+announce&utm_medium=email&utm_content=post-388133&utm_campaign=2025-01-18-14688&courrier_mail_session_id=14688

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