米軍通信所に無断侵入、韓国人の自称記者を聴取
YOMIURI ONLINE(2016年09月14日)
在日米軍の早期警戒レーダー(Xバンドレーダー)が配備されている京都府京丹後市の米軍経ヶ岬通信所で7月、韓国人の自称記者の男性が施設内に無断侵入し、府警が任意で事情聴取していたことがわかった。
男性は敷地内の設備を撮影し、その動画はインターネット上に公開されていた。米軍側は「安全保障上の影響はない」としている。
米軍などによると、男性は7月中旬、同通信所の車両通行口から施設内に侵入。カメラで撮影しているところを、警備員が見つけ、通報を受けた京丹後署員が男性を同署に任意同行した。カメラには施設内を映した動画があり、同署員がその場で削除させ、厳重注意して釈放したという。
ところが、その後、韓国のニュースサイト上に、施設の設備を映した動画や写真が公開され、サイトには「削除したレーダーの画像が復旧できた」などと書かれていた。米軍側は「サイトの画像はレーダーではなく、機密情報も含まれていない」とし、特段の措置はしていないという。
韓国では7月、同様のレーダーを用いたミサイル防衛システム「最終段階高高度地域防衛(THAAD)」を在韓米軍に配備することが正式決定され、国内で関心が高まっていたという。