2019年10月22日火曜日

『量子レーダー』の開発が加速 完了すれば空の戦闘は劇的に変わる!・・・


研究開発が進んでいる量子レーダー!~、
開発が完了すれば空の戦闘のあり方は一変するかもしれない!・・・


世界で研究が進むこの技術は!~
離れた場所にある二つの量子が互いに影響する『量子もつれ』と呼ばれる現象を利用し、従来よりも格段に鮮明に機影を捉える事が可能になる!・・・
さらにレーダー自体のステルス性が高いことから、自機の位置を知られることなく索敵が可能となり、… 制空権争いの構図は、近い将来に塗り替えられる可能性が出てきた。

■【ペア量子の奇妙な特性活かす】: 
量子レーダーの開発に情熱を燃やすのは、オーストリア科学技術研究所の博士研究員であるシャビール・バーザンジェ氏率いるチームだ。


Shabir Barzanjeh(シャビール・バーザンジェ)!〜、
マイクロ波量子光学、量子電気機械
  オーストリア科学技術研究所、物理学、ポスドク  |  物理

私は量子光学と量子情報の分野に特別な関心を持っている理論実験科学者。



 実験の技術的詳細は、MITテクノロジー・レビュー誌(以下MTR)の記事に詳しい。このチームの実験では、ジョセフソン・パラメトリック変換器と呼ばれる超電導デバイスを使い、互いに『もつれ』状態にある量子を複数ペア生成しており、… もつれとは、ペアとなった二つの量子が深く影響しあっている状態だ。片方の状態を変化させると、離れた場所にある他方の量子でも影響が観測されることが知られている。こうして『量子もつれ』の状態になったペアのうち、片方の量子をデバイスから射出する。
 量子はレーダーの観測対象であるターゲットに反射し、戻ってきたところを受信器がキャッチする。一方、ペアを形成するもう片方の量子はデバイス内で保管されており、捉えた量子がデバイスに戻ってきたところで干渉を受ける。
このときの量子の反応を観測することで、射出された粒子がどれほどの距離を飛んで戻ってきたかがわかる(すなわちターゲットまでの距離を推定できる)という仕組みだ。

 ちなみにペアの片方の量子を観測することにより他方が受けた影響を観測する手法は、『量子イルミネーション』と呼ばれる。米技術誌のポピュラー・メカニクス(8月26日)は、この特性を利用し、反射波を捉えずとも機影を検知可能なのではないかと論じている。上述のようにレーダー装置から片方の量子を射出し、それがターゲットに衝突した段階で、保管してある方の量子の振る舞いが変化するはずだというわけだ。
物理学の常識を覆す現象として長年科学者の頭を悩ませてきた特性を、逆手に取ったアプローチだ。

■【高解像度で敵機の判別容易に】:
 量子レーダーの優位性の一つは!~
         解像度の向上である!・・・
既存のレーダーは敵機の方向、距離、高度を把握できるものの、いわばぼんやりとした雲の塊のような形状で捉えることが限界であり、ターゲットの形状を把握することは事実上困難だ。そのため、目標から放出される電磁波などを頼りにターゲットを識別している。量子レーダーが実用化されれば、機影を鮮明に捉えることが可能だ。

ポピュラー・メカニクス誌は!、
ロシアのSu-35フランカーE戦闘機を例にあげ、翼の角度やノーズの形状、エンジンの数などから機体を同定可能だと述べている!・・・
このような特性から同誌は、量子レーダーは『戦闘のあり方を変革する可能性のある、新しい高解像度のレーダーシステム』であると述べている。

民生技術の軍事利用を専門に扱う
ミリタリー&エアロスペース・エレクトロニクス誌は!〜、
戦闘機の識別だけでなく、ミサイルやその他の飛翔体のモデルの
        特定も可能になると見込んでいる!・・・
高解像度のレーダー画像がもたらす恩恵は計り知れない。

■【低出力が実現するステルス性】:
 量子レーダーが持つもう一つの利点!~、
         出力の低さである!・・・
少数の量子を放出するだけで機能するため、レーダー自体の存在を敵側に察知されづらくなる。
一方、高出力の電磁波を放出する既存のレーダーについてポピュラー・メカニクス誌は、『懐中電灯を持った人間を暗い部屋に大量に投入するようなもの』と例える。灯火のおかげで敵を見つけやすくなる反面、敵から反射した光が自分自身をも照らし出し、位置を教えることになってしまう。その点、低出力の量子レーダーであれば、自機の存在を知られることなく索敵を実行できる。

■【実用化待たれる】:
 大きなメリットをもたらす量子レーダー!〜
       だが万能というわけではない!・・・
もともとはステルス機の検出が期待されていたが、ポピュラー・メカニクス誌によると、現在では難しいと考えられているようだ。ステルス機も微弱ながらレーダー波を反射するため、量子レーダーでそれを捉えられると考えられていたが、技術的にはそう簡単ではないという。


 さらにMRT誌によると、現在では比較的短距離でのみ実験に成功しており、研究室の外での実用化には時間がかかりそうだ。ただし、この技術自体の将来性は高い。低出力であるという利点を生かし、電磁波の低減が求められる医療目的での応用も期待されている。軍需・民生を問わず広く活用されることだろう。

参考文献:
戦争を変えるか、研究進む「量子レーダー」 高解像度とステルス性を実現


                                                    


ステルス機でも簡単に捕捉できる『量子レーダー』の開発競争が世界各国で展開されている。

支那共産党は必死になって!〜、
    量子レーダー開発に取り組んでいる!・・・
支那の次世代ステルス戦闘機の開発が計画通りに進捗しておらず、… 現状では
米国のラプターF22やS-35ステルス戦闘機に太刀打ちできず、量子レーダーで空の戦闘を変えるしか術がない。


支那は世界に先駆けて量子暗号衛星を打ち上げており、… 量子計算機、量子暗号研究の先端にいることは事実である。米国(日本)のステルス機が無力化すれば、もともとステルス機能と代償となっている運動能力の欠如によって、東アジアの制空権を失うことになるかもしれない。
 ステルス機は探知されないことを前提として運動性能や最高速度に制限があるので、ステルス機能が無力すれば旧世代の戦闘機(例えばF-15など)に簡単に撃墜される恐れがある。

日本も量子レーダーの開発に力をいれている!。

■【マイクロ波光子を吸収せず検出することに成功】:

東京大学 東京医科歯科大学 科学技術振興機構(JST)
~マイクロ波単一光子の量子非破壊測定を実現~

■【世界に一歩先んじて開発が進む、量子情報科学研究所の「量子レーダー」研究】:

玉川大学の量子情報科学研究所の研究グループは、アメリカのDARPA(米国国防高等研究計画局)で開発された量子計測の原理を自動車用量子レーダーカメラとして転用する理論を開発した。