2022年1月28日金曜日

 2月4日から北京冬季五輪が開幕する!〜、
スキー競技などが行われる北京郊外の会場では天然雪がほとんど降らないため、人工降雪機をフル稼働して準備中!・・・

然し、これによる水不足や環境破壊の可能性に加え、人工雪が引き起こす選手のけがのリスクも指摘されており、雪の降らない都市での開催の是非が問われている。


フリースタイルスキー、スノーボードなどの会場となる張家口市のスキー場(21年11月27日)

► 懸念される環境への影響:

米メデイアのブルームバーグは報道は!〜

◼︎ 気候変動により十分な降雪のある国が減少している為、
     人工雪は冬季五輪の定番となった!・・・

◼︎ 2014年のロシア・ソチ大会では約8割、2018年の韓国・平昌大会では
   約9割が人工雪だったが、北京大会は100%人工雪に
      依存する最初の開催地になる!・・・

◼︎ 会場となる北京市と河北省張家口市は乾燥した地域で、
    降雪の話以前に雪を製造するのにも適していない。
  過去40年間の冬の平均降水量は僅か7.9ミリで、12月の降水量は
     欧州の有名スキー場であるダボスの9分の1である!・・・

◼︎ 支那共産党政府、は冬季五輪誘致を機会に張家口市を支那版アルプスとも
  いえる冬の一大行楽地にしよう共産党政府としてきたが、
   この地域の半分以上は水不足が深刻!・・・
       
 


 ストラスブール大学(フランス)の地理学者カルメン・デヨング氏は、
大会期間中に十分な人工雪を作る為、オリンピックサイズのプール800個分、
  約200万立方メートルの水が必要になる可能性がある!・・・
 支那は会場近くに11のタンクを建設し、降雨や雪解け水などで53万立方メートルの水を集め、近隣の貯水池からもパイプで水を送る予定だという。
 しかし専門家はこの方法でも自然な水循環を妨げるとし、環境や張家口市の水源に与える負担は大きいと批判的である。


► もはや雪ではなく氷 選手の負傷が増加の可能性: 

カナダのグローブ・アンド・メール紙の報道!〜

◼︎ 人工雪はよりしっかりと固まり、
      安定した望ましいスロープになる利点もある!・・・

◼︎ また、硬いゲレンデでは高速となり、
   プロスキーヤーには好まれることが多い!・・・

◼︎ 人工雪でできたコースでは、高速を競う種目ではないク
  ロスカントリーやバイアスロンなどで、骨折や内臓に穴が開くような
          大事故が頻発している!・・・

◼︎ 人工雪は凍りやすいため、より速くより危険に
         なるという声が選手から聞かれる!・・・

◼︎ また、コース外の岩や泥の多い硬い地面での転倒は、かなりのリスクとなる。
  雪の上というより氷の上を滑っているようで怖いし転倒の割合も増えている、
   とノルディック・スキーの五輪金メダリストが話している!・・・

► 問題は雪だけにあらず メリットなき五輪:

ガーディアン紙は!〜、
人工雪への否定的な意見に対し、五輪出場歴4回の※アルペンスキー選手マーティン・ベル氏は、技術革新で人工雪はより環境に優しくなったと主張。
すでに冬季スポーツの一部であり、注意を払って利用すれば問題はないという意見だ。競技者としては美しいアルプスでのレースを望むが、冬季スポーツを世界に広める為には、支那での開催は一助になると述べている!報じた。

※ 註 アルペンスキー選手マーティン・ベル氏:
RAFアクロティリ(英国領キプロス島英空軍基地)に生まれた英国のアルペンスキー選手。


 ストラスクライド大学のリチャード・ハラー名誉教授は、「金、権力、影響力、政治が一体となって、雪がない地域で五輪を開催することになったのは明らか」と北京大会を批判しているが、実は誘致の際にストックホルム、オスロ、ミュンヘンの3都市が費用面と市民の支持が得られないことを理由に撤退している。
(ガーディアン紙報道)
そもそも雪のある都市が五輪開催のメリットを感じないという現実をIOCや関係者は重く受け止めるべきだろう。

参考記事:
■【北京五輪の人工雪問題 選手への危険性、環境への影響】:

https://newsphere.jp/culture/20220127-2/


北京オリンピックの誘致が決まる前に!〜、
ストックホルム、オスロ、ミュンヘンの各都市が、巨額な費用と市民の支持が得られず辞退していた!・・・
 結局は残った支那しか選択がなかった事になる。
勿論、支那共産党が誘致工作資金を湯水の如く使った事は想像に難くないが。

 現今のオリンピックはスポーツの祭典から程遠く、IOV委員の金銭欲、選手は名誉欲と付随する経済的な果実に目が眩み信条などはそっちのけで出場する。
まるで物質欲の亡者どもの祭典に成り下がっている。

ブログ管理人はオリンピックの原点回帰で!〜、
毎年アテネで開催するべし!と唱えています!・・・
尤も、蚊が鳴くような声で唱えても、せせら笑いが返ってくるだけですが。