2015年5月18日月曜日

ロシア大統領プーチン VS 大統領オバマが国際舞台で示す明暗!・・・

外交的手腕が余りのも劣質さから、シリアやイランではロシア大統領のプーチンに煮え湯を飲まされた、米大統領オバマは理論的に事象を捉える事が出来ずに、・・・対ロシア外交は醜い感情的ものとなっている。

ウクライナのネオナチ極右集団に武器弾薬、資金を与えて暴力革命を起こし政府を転覆させたのも米国オバマ政権である。
これは以下にソースに記されている!・・・

◼︎【オバマ大統領 ウクライナでの国家クーデターへの米当局の関与を終に認める】:

ウクライナ非合法・暴力革命政府を逸早く承認したのも米国で、後にEUが続いたが、・・・此れを機にロシア大統領プーチンは電光石火で動き策を講じて、クリミヤ半島を一気呵成に合法的に独立させて、オバマ大統領を面目を失わせた。
 これからのオバマは感情的になり、馬鹿のひとつ覚えの対ロシア経済制裁をEU諸国、カナダ、豪州、日本等に圧力を掛けて対ロシア経済制裁を強硬に実施させる事となった。


オバマの側近には事象を理論的に捉えて冷静な判断、分析が出来る人物がいないのか?、・・・クリミヤがウクライナ暴力革命の手に落ち、後にEUに加盟するとなると、クリミヤはEU・NATOの前線基地となりロシアにとっては喉元に突き刺さる棘となる。
 此れは1960年代初頭にキューバ・カストロ大統領がソ連の各ミサイルを配備しようとして米国(ケネデイ大統領の不退転の決意!)の猛烈な反発を買い、キューバに向かって航行中の核ミサイル積載したソ連軍事貨物船団を阻止する為に海上封鎖した事に相通じるものある。

 ウクライナで暴力革命を起こした米国や協力したEU諸国はクリミヤ半島の人口の60%近くのロシア人である事実を知らなかったのか?、・・・革命政府がウクライナ民族主義者で先の大戦ではナチス・ドイツに協力して、100万人以上もの無辜の市民を殺戮した事は記録されている。
この様な残忍、残虐さ持つ民族主義者が打ち立てたウクライナ革命政府下ではクリミア半島に住むロシア系は迫害、弾圧を受ける恐怖心に駆られて、・・・住民投票を実施して独立を勝ち取った。これは以前はロシア領だった歴史的な事実を重ね合わせると、極めて合法的である。
革命政府がEUに加盟する為に、・・・合法的に住民投票で政権交替したのではなくで、米国やEU諸国の支援で暴力革命で血を流して政権を転覆させたのとは大きく異るものである。

オバマ大統領は己が主導した対ロシア経済制裁で『最大の漁夫の利!』を占めるのが支那である事は平均的な知的水準をもつ者なら容易く理解できるのに。本人はまるっきり理解できぬ様子です。
英国やドイツはロシアでの経済活動は、オバマの強要で実施している経済制裁下では縮小せざるを得ず、止む無く活路を支那市場に求めて、驚愕の投資を敢行している。
 特にドイツVW(ボロクソワーゲン)などは数億ドルを投資して、支那で500万台生産拡大を計画している。支那習近平が躍起になって設立しようとしているAIIBへの参加も英国、ドイツと続いた。
支那習近平はうはうはぁ!〜と高笑い!、オバマ大統領の貧弱な外交成果の最大の受益者となっている。
加えて米国を筆頭にEU諸国、日本、カナダ、豪州、ニュージランドなどが実施している対ロシア経済制裁で窮地に陥ったロシアは、今まで剃りが合わなった支那との関係を強化した!・・・
✦ 禁止していた最先端の戦闘機、やエンジンなどの輸出に踏み切った。
✦ 支那国営企業との合弁会社を設立して高速鉄道の建設。
✦ エネルギー政策、ガスパイプライン敷設し、巨額がガス輸入計画。
✦ 地中海で『ロシア/支那海軍』の合同軍事訓練、これはEU(NATO)への牽制と言える。

フランスはロシアと契約して最新鋭のミストラル級強襲揚陸艦の2隻建造契約を締結しているが完成(一番艦は既に完成、❝ウラジオストク❞と命名)しても、ロシア制裁の為にオバマ政権から圧力が掛かり、引き渡しは出来ずの状態である。止む無くフランス政府は支那に売却する計画をたて今月10日からウラジオストクと同系艦のフランス海軍の「ディズミュド(Dixmude)」を態々、上海に寄港しているが、此れは対支那向けの営業活動と見られている。
ミストラル級強襲揚陸艦:

ロシア海軍は、「2008年のグルジア紛争の際に、黒海艦隊の輸送能力の不足で増援部隊の揚陸に26時間を要したが、ミストラル級だと同任務を40分で遂行できる語っており、驚くべき性能である。

もし、此の売却が具現化すると、支那は最新鋭のミストラル級強襲揚陸艦の2隻を支那海軍に加える事になる、尖閣島侵略では一挙に大量の兵員、兵器を陸揚げできて実効支配が可能になる。

此の儘で米オバマ大統領が主導する対ロシア経済制裁がつづくと!、・・・益々とロシアー支那の関係は強化されて、日本国にとっては不利になる。
一日も早くオバマ大統領は制裁解除の声明を出して貰いたいものです。
全く以て米国は近視眼的な視野で世界を俯瞰しており、此れでは『ロシアー支那』が近い将来に世界を支配する可能性が限りなく高まりました。


◼︎【米マスコミが予想、21世紀はロシアと中国の時代となる】:
Sputnik 日本ニュース




(本来ならば孤立状態にあるはずの)ロシアと隣国中国との友好は強化される…。ニューヨーク・ポスト紙にベンニ・アブニ評論員のこんな論説が登場した。アヴニ評論員はこれには何の不思議もなく、「両国ともパワーポリティックを重んじ、米国が国際舞台で弱点を披露していることを笑っている」と書いている。


オバマ米大統領がロシアに対し、露骨に軽蔑的な態度に出たのは、オバマ政権が対露関係の「リセット」で大敗を帰した直後だった。アヴニ評論員は、オバマ大統領は「プーチン政権のロシアは孤立で破綻の瀬戸際にある」とまで豪語したと揶揄。

「だがこれはずいぶん前のことだ。火曜(12日)、クレムリンに対してなめたような態度がとられた数ヶ月の後、ケリー米国務長官はおとなしくソチに飛び、プーチン氏とセルゲイ・ラヴロフ外相とのコンタクトを得ようと努力した。」アヴニ氏はこう書いている。

アヴニ氏は、クレムリン側はワシントンに対し、完全な軽蔑を見せつけたとの見方を示し、その証拠として、最後の瞬間まで、ケリー長官、プーチン大統領との会談の承認を出したがらなかったことを挙げている。

ところが会談が終了するやいなや、ケリー長官は「おどおどと」交渉をコメントし、双方は「シリアスな突破」を行おうなどとは全く思っていなかったと言い訳を行った。

アヴニ氏は、ケリー長官が待つ間にプーチン大統領は露中の軍艦の合同演習の実施に自分の時間を割くだろうと指摘している。

アヴニ氏は「我々が中東で、そしてアジアで友を失くしている間に、『孤立した』プーチン氏はあちこちで連合国を増やしていくだろう」と強調し、西側諸国にとっては「中国、ロシアの愛の物語」は最良のニュースでもなんでもないと書いている。

「政治家らはよく『新たな米国のセンチュリー』などと言うが、そのかわりに21世紀が露中の時代とならぬよう、期待したいところだ。」


◼︎【プーチン大統領、国際舞台におけるオバマ大統領との決闘に勝利】:

 Sputnik 日本ニュース(2015年05月16日)




スペイン語インターネット情報誌「Rebelion」の中で、ジャーナリストのサルヴァドール・ゴンザレス・ブリセニオ氏は「ロシア及びプーチン大統領を背後に追いやってしまおうとする米国の目論見は、米当局の努力にもかかわらず、うまくいかなかった」と指摘した。

以下、ブルセニオ氏の論文の要旨を、皆さんにご紹介したいー

「現代の地政学的現実の中で、世界における米国に影響力を制限しているのは、他ならぬロシアと中国両政府だ。米政府は、起きている変化を受け入れることができないし、対抗することもできないでいる。しかし、米国が世界における唯一の超大国であった時代は、もう過去のこととなった。米国は、ソ連崩壊後手にした世界の覇権を失ってしまった。

しかし、ロシアとそのリーダーであるウラジーミル・プーチン氏を二義的なものとして背後に押しやってしまおうとのあらゆる試みは、うまくいかず、ウクライナでの戦争、マレーシア航空機墜落事故、経済封鎖、挑発された石油危機なども、ロシアとその指導部を弱めることはできなかった。あべこべにプーチン大統領は、世界中に『自分が、新たな世界の挑戦をうまく処理する有能な政治家である事』を示した。米国政府は、諜報部隊の極秘作戦にもかかわらず、プーチン大統領の力を弱めることができなかった。ロシア大統領というものは、他の国の気まぐれによってではなく、国民がそれを望んで始めて、国家元首の地位にとどまることができるものだ。

一方米国のオバマ大統領は、米軍部隊のイラクからの撤退、グアンタナモ刑務所の廃止、出入国問題の改革を含め、選挙前のキャンペーン中に口にした公約を果たすことができなかった。

世界中で戦争を指揮し、米国の政策に反対する国々を脅迫する米政府とは違って、ロシアは、全く別の政策を取ってきた。例えばロシアは、つい先日ギリシャとの間で合意を結んだし、BRICSの枠内に開発銀行を創設するイニシアチブを取っている!・・・。

世界が冷戦の新しい時代に入ろうとしていると指摘する向きもあるが、自分はそうは思わない。時間の針を過去へと戻し、反ロシア的機運を再び作り出そうとする米国のイデオロギー的目論見は、今もこれからも達成されることはないだろう。それゆえオバマ大統領が、国際舞台での戦いでプーチン大統領との決闘に敗れたことは、全くもって明らかである!・・・。