2015年9月21日月曜日

豪州 親支那派の首相の誕生で豪潜水艦入札の行方に暗雲!・・・

豪潜水艦入札、首相退陣で日本企業の受注は不透明に=関係筋
[シドニー 18日 ロイター]


9月18日、アボット前首相が今週退陣したことで、豪州の次期潜水艦開発計画で日本企業が受注できるかはますます不透明になりつつある。写真は海上自衛隊の潜水艦。提供写真(2015年 ロイター)

オーストラリアのアボット前首相が今週、退陣したことにより、豪州の次期潜水艦開発計画で日本企業が受注できるかはますます不透明になりつつある。関係筋が明らかにした。

同首相は安倍晋三首相と親密で、500億豪ドル(360億米ドル)の次世代潜水艦開発計画では三菱重工業(7011.T)と川崎重工業(7012.T)の企業連合が受注の最有力候補とみられていた。

だが両社は先月オーストラリアで説明会を開いた際に、重要な情報を十分に伝えなかったほか、国内企業との協力に向けた協議を拒否したとして参加した豪企業幹部から批判を浴びた。

また潜水艦をオーストラリア国内で建造するかどうかについて明言を避けたことに対して政治家や労働組合が不満を表明した。

こうした事態について、海外の防衛計画への入札で日本企業の経験の浅さが露呈したと専門家は指摘する。

日本の防衛産業関係者はアボット氏の退陣についてロイターに「どのような影響があるかはまだ分からない。入札を進めるのみだ。ただ以前のような親密さは期待できない」と語った。

キャンベラの業界筋によると、アボット氏と同氏の親日的な外交アドバイザーであるアンドリュー・シアラー氏が去ったことで、閣内には日本の強力な支持者は見当たらない。


豪関係筋はロイターに「(受注業者の選定は)利点に基づいて決定すべきと常々主張してきた。その通りになると確信している」と語った。


                                                  


筆者考:

大の親日家だったトニー・アボット首相が党首選挙に敗れ、
オーストラリアに新しい首相が誕生!・・・

マルコム・ブライ・ターンブル(Malcolm Bligh Turnbull):



Malcolm Bligh Turnbull is the 29th and current Prime Minister of Australia and the Leader of of the Liberal Party
Born     24 October 1954 (age 60)     in SydneySydney
Education        :
Vaucluse Public School / Sydney GrammarSchool / University of Sydney
Political party  :           Liberal Party
Spouse             :                      Lucy Hughes (m. 1980)
Children          :                  Alex  / Daisy

Religion          :           Roman Catholicism





南シナ海で凄まじい勢いで海洋権益の拡大を図っている支那に対して包囲網を、インド含めて構築の構築を推進している矢先に、オーストラリアに政変が起こり、・・・親日家であったトニー・アボット首相の退陣は痛恨の限りである!。

アボット首相の退陣は!〜、
日本が有利に進めていた世界に誇る『そうりゅう型の潜水艦』のオーストラリア海軍への入札の行方に暗雲が広がったのは否めない!。
同首相は安倍晋三首相と親密で、500億豪ドル(360億米ドル)の次世代潜水艦開発計画では三菱重工業(7011.T)と川崎重工業(7012.T)の企業連合が受注の最有力候補とみられていた。


ターンブル首相支持率70%:ショーテン上回る、保守連合維持[政治]
NNA.ASIA  ( 2015/09/17)

オーストラリアの有権者を対象にロイ・モーガンが首相交代となった15日に行った世論調査で、「好ましい首相」としてターンブル新首相の支持率が70%と、野党労働党ショーテン党首の24%を大きく上回ったことが分かった。また、ターンブル新首相は同日、アボット前政権で共に保守連合を構成した国民党のウォレン・トラス副首相と協議し、2党による保守連合を維持することで合意した。二酸化炭素(CO2)排出権取引制度(ETS)の不採用や、水源対策を環境省から農業省に移行することなど、国民党が推進する政策を尊重した。16日付地元各紙が伝えた。

同調査によると、ターンブル首相の支持率は性別、支持政党別でも全ての項目でショーテン党首を上回り、州別でも全州で61~76%の支持率となった。同社が行った7月の前回調査ではアボット前首相42%に対しショーテン党首39%となっていた。

■国民党と保守連合維持

野党時代の2009年、国民党は炭素価格導入を支持した当時のターンブル自由党党首に反発し、保守連合からの分離を検討した経緯がある。今回の合意では、ターンブル首相が排出権取引関連の政策に一切変更を加えないことを約束した形。

また、1歳未満の幼児を抱える専業主婦に対し、家族優遇税制(FTB)のパートBについて追加で年間1,000豪ドル(約8万5,860円)を支給することでも合意。水源対策については現在農業省を率いる国民党ジョイス副党首の担当になる。

ターンブル首相はまた、新内閣の組閣は来週21日に発表するとしている。16日には、財務相にモリソン社会相が就任すると報道されており、このほか国防相にパイン教育相の就任が有力視されている。野党時代からのターンブル首相支持派だった議員に加え、アボット前首相を後援した閣僚のうち、コーマン金融相やロブ貿易相なども内閣入りするとみられる。一方、ホッキー財務相やアベッツ雇用相、アンドリュース国防相、ダットン移民相は更迭もしくは降格となる見込み。

■産業界は新首相歓迎

産業界は、経済改革を推進するとしたターンブル首相の就任を歓迎している。ただし、競争法改革の一環である「影響審査(エフェクツテスト)」を導入した場合はこれに反発するとしている。

企業による市場支配力の乱用抑制と市場競争の推進を狙った政策で、ターンブル首相は国民党との協議の中で導入について前向きな姿勢を示している。財界団体のオーストラリア・ビジネス・カウンシル(BCA)は「エフェクツテスト導入によって価格が上昇し、消費者に影響を与える」としている。