「緊張エスカレートする」と中国英字紙 中国・ベトナムの船舶にらみ合いで
8日の中国英字紙チャイナ・デーリーは、南シナ海の西沙(英語名パラセル)諸島近くで、中国が始めた石油掘削作業をめぐり中国とベトナムの船舶がにらみ合っている状況について、専門家の話を引用し「緊張はエスカレートする可能性がある」と伝えた。
同紙は、最近のオバマ米大統領のアジア歴訪による防衛態勢強化の動きが「ベトナムを勇気づけた」と批判。政府系の中国南海研究院の呉士存院長は「過去、南シナ海でベトナムの妨害を受けてきた。今回、中国は譲らないだろう」と述べた。
作業を進めているのは中国の石油大手、中国海洋石油。掘削機は中国が初めて開発した深海用の巨大機で、10億ドル(約1千億円)の価値があるという。中国海洋当局は今月3日、4日から15日にかけて西沙海域で掘削作業を行うと通告していた。(共同)
産経ニュース(2014.5.8 17:00)
筆者考:
✦ 貪欲さを丸出しにして国際法を無視して南シナ海の海洋権益の拡大に血眼になっている支那!・・・。
✦ 南シナ海を通じた支那の隣国はフィリピン、マレーシア、ブルネイ、インドネシア、ベトナムの8カ国であるが、これらの国々は支那の圧倒的な軍事力(海軍)に依って恫喝、挑発の繰り返しで国の主権を侵されている!・・・。
✦ 南シナ海の西沙(英語名パラセル)諸島近くで、中国が始めた石油掘削作業をめぐり中国とベトナムの船舶がにらみ合っている状況は危険であり、緊張はエスカレートする可能性が限りなく高い!・・・
✦ 周辺国に対する支那の目に余る南シナ海上での「挑発・恫喝⇔軍事行動!」とも言える動向に米国の反応は?・・・
中越船衝突に米政府「強い懸念」 中国の強引な掘削、「挑発的で緊張高める」:産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140508/amr14050810080004-n1.htm
【ワシントン=加納宏幸】米国務省のサキ報道官は7日、声明を発表し、中国が石油掘削を始めた南シナ海のパラセル(中国名・西沙)諸島近くの海域でベトナム船と中国公船が衝突したことについて「船舶による危険な行動と威嚇を強く懸念する」と表明した。その上で、関係国が安全で責任のある態度で行動を取るとともに、領有権主張を平和的に国際法に基づいて処理するよう求めた。
ベトナムは問題の海域が自国の排他的経済水域(EEZ)だとして、掘削を阻止するため約30隻を派遣。掘削設備を護衛する中国船約80隻の一部と複数回にわたり衝突した。ベトナムは中国船が意図的にぶつかってきたと主張している。
衝突の原因となった掘削活動について、サキ氏は「係争のある海域で多くの公船を伴って掘削装置を導入するとの中国の決定は、挑発的で緊張を高めるものだ」と重ねて批判した。
オバマ大統領の愛玩動物(オーム)の如くき!、サキ報道官の表現能力の貧弱さは目に余り、・・・『関係国が安全で責任のある態度で行動を取るとともに、領有権主張を平和的に国際法に基づいて処理するよう求めた!』の表現は子供並み!と言え、聞いてるのが恥ずかしくなる程です。 支那が責任ある態度、行動を求める?!、・・・支那の覇権主義(南シナ海洋権益の独占)が視野にないのか!、例え外交的な表現とは言え、お粗末過ぎる。
✦《掘削設備を護衛する中国船約80隻の一部と複数回にわたり衝突した。ベトナムは中国船が意図的にぶつかってきたと主張している》・・・
証拠の動画が既に国際社会に流されているのにも拘らず・・・
中国が反論「ベトナム側が171回衝突」
日本テレビ系(NNN) 5月8日(木)19時11分配信
✦《南シナ海で中国の艦船がベトナムの艦船に意図的に衝突したとされる問題で、8日午後、中国外務省などが急きょ会見し、「ベトナム側が大量の船を出し、170回以上中国側にぶつかってきた」などと反論》・・・これに至っては生まれついての虚言癖を持つ支那人との国際法に則った平和的解決などは絶対にあり得ない!と米国を認識すべきです。
初めて約一千億円も費やして開発、建造し巨大な深海用の掘削機をわざわざ紛争海域に持ち込み強引に掘削作業を開始するとは、“紛争海域の権益は支那の核心的利益である!”をベトナム政府が何と言おうと絶対に譲らずの姿勢を周辺国、さらに他の紛争海域の関係国、特にフィリッピンや日本国に示すために恫喝的な誇示をしている。
一千億円を投じて巨大掘削機は開発、建造には歳月をかけており、それだけ入念に計画していた事になる。
通り一辺倒の米国の懸念、批判などは支那は “歯牙にも掛けずに鎧袖一触!"でせせら笑っている事でしょう。
米国オバマ大統領の愛玩ペット・サキ報道官のオームの囀りなどは何の効果もなく!、・・・オバマ大統領の腹の底(紛争関係国=ベトナム、フィリッピンへのリップ・サービス)は既に支那に見透かされている。