台湾企業の撤退続く 500万人失業=広東省東莞市
大紀元日本 (2015/11/05)
東莞市のとある製造工場の作業現場(Getty Images)
中国メディアの報道によると、中国の労働力密集型企業は深刻な不況に陥っている。広東省東莞市にはかつて6000あまりの台湾企業が軒を並べたが、すでに2000社以上が撤退し、今年に入ってから約500万人の労働者が失業した。
1990年代から、台湾では土地価格と人件費が上昇し、労働力不足が深刻となったため、多くの台湾資本が中国本土に参入するようになった。東莞市は潤沢な労働力、土地の安さから、多くの台湾企業が進出してきた。最盛期に台湾企業は6000社を超えたが、その後およそ3分の1が撤退、いまは4000社あまりに減った。それに伴い、定住人口もかつての約1300万人から約800万人まで落ち込んでいる。
複数の報道によると、中国に進出した台湾の大手・中堅上場企業のうち、半数以上が、利益が出ないあるいは赤字経営となっている。中小企業の場合、その割合は70%以上とさらに高い。2013年から、台湾企業は徐々に中国から撤退を開始し、台湾政府の統計では、ここ2年間で中国から引き揚げた資金は15.3億ドルにのぼるという。
撤退の理由として、生産力の低下、製造コストの上昇(税率、家賃、社会保険等の上昇)、厳格なインターネット規制による生産効率の低下、深刻な知的財産権侵害、偽造品の氾濫、重度な環境(空気、水)汚染により製造食品の品質が確保できないことが挙げられている。頻発するストライキやサボタージュも一因とされる。
東莞市の台湾企業だけではない、同市を包括する、中国最大の製造業集積地である珠江デルタ地域の製造業全体が苦戦を強いられている。
同地域では今年に入り大手・中堅企業76社が倒産したと報じられた。ひっそりと姿を消した中小企業はさらに多いとみられる。その多くは、陶磁器、家具、紡績、靴、玩具、紙製包装材、電子機器、LEDといった労働力密集型産業に集中している。
(翻訳・桜井信一、編集・叶子)
ブログ主考:
現在、支那国家主席と台湾総統との会談が世界の注目を浴びている!〜。
特に北米主要テレビ局やBBCワールド・ニュースが大々的に、世紀のニュースとして支那・習近平と台湾総督・馬英九の会談が注目している最中に、『支那から台湾企業の撤退が激増!』が報道されるは、皮肉としか言いようがありません!・・・。
現在、支那国家主席と台湾総統との会談が世界の注目を浴びている!〜。
特に北米主要テレビ局やBBCワールド・ニュースが大々的に、世紀のニュースとして支那・習近平と台湾総督・馬英九の会談が注目している最中に、『支那から台湾企業の撤退が激増!』が報道されるは、皮肉としか言いようがありません!・・・。
◼︎【China and Taiwan leaders hail historic talks】:
BBC (7 November 2015)
The leaders of China and Taiwan have held historic talks in Singapore - their first in more than 60 years.
支那、台湾の首脳は歴史的な会談を、過去60年間で初めて行った。
Chinese President Xi Jinping and Taiwan's President Ma Ying-jeou shook hands at the start of the talks, which were seen as largely symbolic.
China views Taiwan as a breakaway province which will one day be reunited with the mainland.
But many Taiwanese see it as independent and are concerned at China's growing influence.
"Both sides should respect each other's values and way of life," Mr Ma said as the talks began at a luxury hotel.
Mr Xi told the Taiwanese leader: "We are one family.”
Mr Ma described the talks as "positive and friendly", but no major agreements or deals appear to have been reached.
Mr Ma said in advance that the issue of the South China Sea disputes, which has dominated recent concerns in the region, would not be brought up.
◼︎【歓迎!〜、歴史的な支那と台湾の首脳会談!】:
支那国家主席・習近平と台湾総統・馬英九の会談は象徴的なものとして捉えられていながらも友好的な、握手で始まった。
支那の台湾に対する見解は❢〜、『支那から一時的に分離しただけで、何れは一つの支那本土に組み入れられる!』であるが、・・・台湾人には『支那の影響力の増大は独立国家としての存在が脅かされる』と危惧の念を抱いている。
✦ 習近平支那主席は!〜❝我々(支那と台湾)は一つの家族である!❞と台湾総統に伝えた!・・・
✦ 会談の冒頭に台湾総督・馬英九は会談開始の冒頭に!〜、❝両国互いにお互いの価値観と存在を尊敬し合うべきである!❞の言葉を添えた!・・・
会談は友好的、建設的であったが、・・・❝なんら重要な案件は浮上せず、また合意は無かった!❞と会談の推移を語った。
馬総統は前もって『近来、南シナ海で海域で惹起されている紛争が、周辺国の大きな関心事となっている問題は会談では意見の交換はしない!』と表明していた。