2015年11月18日水曜日

パリ同時テロ攻撃の余波!〜、米各州が難民受け入れ拒否!・・・

米19州、シリア難民受け入れを拒否 パリ襲撃受け
AFP BB News (2015年11月17日)


【11月17日 AFP】フランス・パリ(Paris)で発生した連続襲撃事件を受けて、米国の少なくとも19州が、シリア難民の受け入れを拒否する意向を相次いで表明した。

 バラク・オバマ(Barack Obama)大統領は今年9月、来年9月までにシリア難民1万人を受け入れる計画を発表。ホワイトハウス(White House)は、「厳格な」審査手順を踏むことを理由に、計画の実施に伴うリスクの低さを強調していた。 

 だがパリ連続襲撃を受け、一部の共和党員からは、内戦が続くシリアから逃れた人々を信仰する宗教に基づいて選別するべきだとの主張も出ており、オバマ大統領はこの提案を「恥ずべき」ものとして批判。内戦下のシリアから逃れようとする人々を助けるため「対策を強化し米国にもできることをする」べきだと訴え、シリア難民受け入れ拒否の動きをけん制した。

 今回発生したパリ襲撃で、死亡した1人の実行犯のそばからシリア旅券(パスポート)が発見されたことで、欧州では、シリアから流入する記録的な数の移民をどこまで受け入れるかについての議論が再燃していた。

 来年の米大統領選の共和党候補指名争いに名乗りを上げているマルコ・ルビオ(Marco Rubio)上院議員とジェブ・ブッシュ(Jeb Bush)元フロリダ(Florida)州知事は直ちに、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」の戦闘員が紛れ込んでいる恐れがあるとして、シリア難民を受け入れるべきではないという考えを表明した。 

 さらに、共和党に所属する各州知事も、シリア難民の再定住計画の停止をこぞって要求した。15日にアラバマ(Alabama)とミシガン(Michigan)両州が同計画への反対を表明すると、アリゾナ(Arizona)、アーカンソー(Arkansas)、フロリダ(Florida)、ジョージア(Georgia)、イリノイ(Illinois)、インディアナ(Indiana)、ルイジアナ(Louisiana)、マサチューセッツ(Massachusetts)、ミシシッピ(Mississippi)、ネブラスカ(Nebraska)、ノースカロライナ(North Carolina)、オハイオ(Ohio)、オクラホマ(Oklahoma)、テネシー(Tennessee)、テキサス(Texas)、そしてウィスコンシン(Wisconsin)の各州がこれに続いた。

 さらに、民主党のマギー・ハッサン(Maggie Hassan)氏が州知事を務めるニューハンプシャー(New Hampshire)州もこれに同調。また、人口に占める中東出身の移民の割合が最も高い州の一つであるミシガン(Michigan)のリック・シュナイダー(Rick Snyder)知事は、国土安全保障省が保安対策の「完全な見直し」を完了するまで、シリア難民の受け入れを一時停止することを決めたと表明した。一方、ワシントン(Washington)など少なくとも5州が、シリア難民受け入れの意向を引き続き表明している。
(c)AFP/Stephanie GRIFFITH


                                                 


ブログ主考

フランス・パリ(Paris)で発生した連続襲撃事件の余波!〜、


米各州が、少なくとも19州が、シリア難民の受け入れを拒否する意向を相次いで表明した!・・・

米国は歴代大統領の稚拙な外交政策!〜、
世界警察を国際社会で鼻持ちならぬ程に喧伝しては、あらゆる紛争に介入・・・
此れに依って、特に中近東諸国の怒りを買って、常に過激イスラム原理派、武装勢力のテロ攻撃の最大の的となっている・・・



常に米国、米国人はテロ攻撃の矢面に立たされており、神経過敏に陥っている!・・・
此れが今回の米19州の難民受け入れ拒否の声明が出された最大の要因でしょう。


➤ ❮❮バラク・オバマ大統領は今年9月、来年9月までにシリア難民1万人を受け入れる計画を発表。ホワイトハウス(は、「厳格な」審査手順を踏むことを理由に、計画の実施に伴うリスクの低さを強調していた!❯❯・・・
 此のオバマ大統領の難民受け入れ計画は先のフランス・パリで起きたISISの同時テロで、神経質になった米国民の意識を代弁してか!、少なくとも19州の知事が難民受け入れ拒否の声明をだしたが、・・・此れは為政者として、連邦制度の中で自治権を持つ州の指導者としては当然である。

 北米で跳梁跋扈する『❝ブリーデイング・ハート!❞⇔人権屋、超弩級リベラル』も!、・・・国際社会に大きな、大きな衝撃を与え、被害者の家族や友人、恋人たちを『奈落の底!』に突き落とした『フランス・パリ同時テロ!』の余波で、・・・流石に日頃のナルシスト的な言動は謹んで、受け入れ拒否をした知事への非難は出来ぬようです。此れも当然の事と言えるでしょう。



➤ ❮❮来年の米大統領選の共和党候補指名争いに名乗りを上げているマルコ・ルビオ(Marco Rubio)上院議員とジェブ・ブッシュ(Jeb Bush)元フロリダ(Florida)州知事は直ちに、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」の戦闘員が紛れ込んでいる恐れがあるとして、シリア難民を受け入れるべきではないという考えを表明した❯❯・・・
 両者とも共和党であり、保守党の矜持を保っている。
現在の処、民主党の指名選挙で争っている『ヒラリー・クリントン/バーニー・サンダース上院議員/マーティン・オマリー前メリーランド州知事』はオバマ大統領の難民受け入れ計画に対してはだんまりを決め込んでいるようです。


例によって放言癖の衣を纏い言いたい放題の共和党・大統領予備選の先頭を、ベンカーソン氏と争っているドナルド・トランプは!〜
❝仏人が銃持っていれば「事態は違っていただろう!❞・・・

少なくとも129人が犠牲になった連続襲撃事件について、もし民間人が武器を所持していれば、「事態は違っていただろう」と発言した。

テキサス州を遊説した不動産王で富豪のトランプ氏は、仏パリでの事件の犠牲者に黙とうをささげた後、「パリの場合、世界で最も厳しい銃規制が課せられており、悪人を除いては誰も銃を所持していない」と述べた。


翻って民主党の予備選候補者!〜


米国のヒラリー・クリントン前国務長官は、過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」について、その勢力を封じ込めることは不可能であり、あくまで組織自体を撲滅しなければならないと強調した。


一方、バーニー・サンダース上院議員は、クリントン氏が上院議員時代、イラク戦争に賛成票を投じたことを攻撃。「悲惨なイラク侵攻が同地域を完全に崩壊させ、アルカイダやISISの台頭につながった」と論じた。

マーティン・オマリー前メリーランド州知事オは「国家の破綻(はたん)や衝突の新時代となった21世紀において、我々はもっと先まで考える必要がある。独裁者を1人排除するだけでは済まない」と指摘した。

 共和党と民主党の対比が鮮やかであり、・・・共和党・ドナルド・トランプ氏は幼稚さが却ってご愛嬌になっており、好感が持てる。

ISISの『フランス・パリ同時テロの余波!』は世界を巻き込んでまだまだ続く様相をていしており、・・・同時にISISを含めて、タリバン、アルカイダなど、イスラム原理主義武装集団を壊滅させる事はイスラム教徒を皆殺しにしなければならず、此れは不可能です。

キリスト教文化圏とイスラム教文化圏の衝突は『イタチごっこ!』であり。両者が消滅するまで続くでしょう。