2019年12月17日火曜日

日本の悲願 次世代戦闘機の独自開発は英国と共同開発か?・・・


空自のF2後継機、英国が共同開発の有力候補に浮上=関係者

[東京 13日 ロイター] - 航空自衛隊の次期戦闘機計画を巡り、英国が共同開発の有力候補に浮上していることがわかった。自国軍向けの開発計画をすでに発表している英国が、日本と協力しようと秋波を送っており、米国以外とも安全保障面の関係を強化したい日本は関心を強めている。


12月13日、航空自衛隊の次期戦闘機計画を巡り、英国が共同開発の有力候補に浮上していることがわかった。写真は2012年11月、三沢基地を離陸する航空自衛隊のF2戦闘機。統合幕僚監部提供(2019年 ロイター

<英国「テンペスト」計画>

日本は、退役が近づく「F2」戦闘機の後継機を2030年代から配備したい考え。複数の関係者によると、日本は米国以外との共同開発を選択肢として模索している。

約5万人の兵士と空母打撃群が駐留する米国との同盟が、日本の防衛政策の柱であることに変わりない。しかし、中国が軍事力を急速に高める中、日本は他の友好国とも軍事協力を強めようとしており、英国はその筆頭に位置する。

一方、空軍の次期戦闘機「テンペスト」を計画する英国は、コスト面で現実的な開発計画を取りまとめるため、2020年末をめどに、負担を共有できるパートナー国を探している。

関係者によると、英国は日本に対し、戦闘機の中身であるシステムや電子機器の共同開発を提案。開発した技術の知的財産権を活用するのに制限を設けず、機体やエンジンも日本が自由に設計できる。

「英国の提案に対する関心が高まっている」と、日本側の関係者は話す。

関係者によると、英空軍で装備調達を担当するダニエル・ストール准将は今年後半だけで3回来日。11月中旬には、千葉県幕張で開かれた日本初の本格的な防衛装備展示会「DSEI」に参加した。

討論会に登壇したストール准将は「自衛隊と英軍は多くの類似点があるが、中でも大きいのは、米軍との相互運用性を完全に確保する必要があることだ」と指摘。英国と組めば、日米英の3カ国が求める戦闘能力を作ることができると訴えた。

テンペストの開発を主導するBAEシステムズ(BAES.L)も、数週間おきに日英を行き来しストール准将の動きを補佐している。BAEはDSEIにテンペストの模型を展示した。

<米国勢も名乗り>

自国の防衛を米国に依存する日本は、兵器の多くも米国から調達してきた。F2後継機で英国と協力すれば、主要装備の開発で日本が米国以外と手を組む初の事例となる。


このロイター配信の記事は!~
ヤフーニュースが取り上げ、
  多くのコメントが寄せられています!・・・
抜粋し、ご紹介いたします。


✦ ❮❮ FMSで前払いしているのにF2の通信機器を9年間未納入という輝かしい実績が米国にはあるということが報道されてませんでしたか?これで信用して一緒にやろうと言われてもね。英国の話も真剣に検討してほしい ❯❯、・・・

✦ ❮❮ UK案にはイタリアも載っかる。日本分は僅か90機強の戦闘機なので独自開発は有り得ない。ベースが大きい方が金をかけれるし、日本だけだと無人機バージョンの開発に必要なAIの技術者の確保は無理。UKと組むべきだと思う。
6世代用のエンジンに必須のAdaptive Cycle TechnologyはロールスロイスはF-35の開発の中で携わっているし、BAEも開発を始めている。日本はスリム化等の部分で貢献できる所もあるのでは。
BAEはアメリカの2社と比べても遜色ないしいいと思う。アメリカは6世代の開発には日本企業を間違っても関与させないでしょう ❯❯、・・・

✦ ❮❮ でもアメリカの横槍が動く。
ベースがあっての性能向上開発が得意ですから選定も政治要素が
絡まない様にしてもらいたい。自主開発で言い切れば
       良いでしょうけど ❯❯、・・・

✦ ❮❮ まだ共同開発は決定していませんが、パートナーの候補にイギリスが入っているのならこれは意外でした。共同開発が決定しても、同盟国であるアメリカ企業に限られると思っていましたから。ただ、日本とアメリカ、イギリスを比較すると、開発の自由度はイギリスの方が確保出来るでしょう ❯❯、・・・

✦ ❮❮ UKと共同開発するのは相互にメリットは大きい。
日米・米英そしてNATO加盟国と言う日米英のデータリンクは損なわれない。
英国となら島国であることなども似ている部分も多く、地上攻撃能力よりも対空対艦戦闘能力を重視した戦闘機の開発に特化可能で、兵装も長距離のステルス性能を有する対空対艦ミサイルを搭載可能な設計にも可能。
エンジンはIHIが開発したデモ品使って欲しいなぁ ❯❯、・・・

✦ ❮❮ うん。細部はきちんと確認して瀬踏みをする必要はあるけど、かなり妥当かつ日本にとっても(特に経済的な)負担を軽減できるありがたい提案じゃないかな。米ソでも音を上げるくらいに開発費が高騰している現代において、輸出がまったく見込めない戦闘機を日本だけで開発するのは厳しすぎると思う ❯❯、・・・

✦ ❮❮ アメリカの圧力があるだろうが、F2の時と違ってIHIがエンジン開発したのは大きいね。イギリスとはミーティアの協力の件もあるから、良いと思うが、エンジンはロールスロイス推してくるよなぁ…
✦ 課題が多くなかなか難しいとは思いますが是非実現してほしいです
アメリカの横槍さえなければ価格も安く調達が可能でしょうし、革新的技術などを強要されることも無いだろうと思います
 イギリスの次期戦闘機に求める要求と日本の要求がどれ程同じであるか、また、異なる部分をどのように折り合いをつけていくかが焦点となるでしょう。
また、搭載する兵器についても共通化を図るのか、ここは自国にて開発するのかも考えなければなりません。
今の時代、システムとして優れているかが鍵となるため、火器、戦闘システムも共通化するのか、開発はどこが担うのかも問題となります
 ま、かなりの確率でアメリカが介入し、結局描いていた理想的なものでなくF-35ベースとかになりそうです。
アメリカ抜きが決定して怖いのはリンクシステムを搭載させない等の嫌がらせが考えられます。しかしネーミングが厨二病ぽくて良いですな ❯❯、・・・

✦ ❮❮ これからの日本に戦闘機を自国「だけ」で開発する体力があるとは思えないからねえ。 アメリカに対する牽制という意味合いでこの報道が出て来たのかも知れないけどさ ❯❯、・・・

出典:

 コメントを投稿した方々は!〜、
それぞれに見識高く日本の次世代戦闘機の独自開発を切望している!・・・
 以前の米国との共同開発で日本側が米国から苦い水を飲まされた経緯を知悉しており、英国との共同開発は両国にとってはウインウインとなることを期待しています。見識高いコメントが多く見られました。
まだまだ、多くのコメントが寄せられていますが、全てを列記するの文字制限があり、これで打ち切らせて頂きます。

                                                    




英国と共同開発:
利点!~
✦ 戦闘機の中身であるシステムや電子機器の共同開発!・・・
 開発した技術の知的財産権を活用するのに制限を設けず!・・・
 機体やエンジンも日本が自由に設計可能!・・・
 米国との共同開発で資金を毟り取られ、制約ばかりを押し付けらた苦い経験があり、… 日本には英国との共同開発がバラ色に映る。
英国ローレスロイス社製のエンジンは強要されず、日本IHI社製のエンジン搭載が優先できる。日本側の関係者の間で関心が高まっているそうですが、当然ですですね!。

英空軍で装備調達を担当するストール准将は!~、
今年後半だけで3回来日!・・・
千葉県幕張で開かれた日本初の本格的な防衛装備展示会『DSEI』に参加。

テンペストの開発を主導するBAEシステムズ(BAES.L)も、数週間おきに日英を行き来しストール准将の動きを補佐している。BAEはDSEIにテンペストの模型を展示した。
如何に英国が日本との共同開発をのぞんでいるか!の証であり、… 意気込みが伝わってきます。
BAEシステムズ(BAES.L)の技術的な評価は既に確立されている。

BAE・システムズ(BAE Systems plc):
1999年に設立されたイギリスの国防・情報セキュリティ・航空宇宙関連企業。
【事業内容】!~、
同社は5つの事業セグメントを通じて事業を行う。電子システム事業は、米国と英国を拠点とする電子機器事業に従事する。サイバー・インテリジェンス事業は、米国を拠点とするインテリジェンスとセキュリティ事業及び英国を拠点とするアプライドインテリジェンス事業から構成されて、同社のサイバー、安全政府、商業及び金融セキュリティ活動を含む。プラットフォーム・サービス(US)事業は、米国、英国、スウェーデンで事業を展開して、戦闘車、武器、弾薬を製造する。プラットフォーム・サービス(UK)事業は、英国を拠点とする航空、海上、戦闘車、軍需品及び共有サービス活動で構成される。プラットフォーム・サービス(国際)事業は、サウジアラビア、オーストラリア、オマーンでの事業及びMBDA Holdings SAS(MBDA)合弁事業への持分から構成される。

軍需産業として米国・ロッキード・マーティン社についで第2位の売り上げ高を誇っている。

日本と英国は、嘗て日英同盟(英: Anglo-Japanese Alliance)を結び!〜、
日露戦争のときなどは日本の戦費調達に協力し、
ロンドンで日本国債売却の力を貸しくれた
      過去がある!・・・
不幸にも日本がドイツ、イタリアと三国同盟後、1923年8月17日に失効したが、… 失効するまで、日英同盟は日本国にとっては理想的な同盟であった。

ボリス・ジョンソン率いる保守党が先の総選挙で地滑的な圧勝で、来年1月は、ドイツとフランスが牛耳るEUから離脱する。
   新しい時代の幕開けとなる。
英国は日本との経済協力を望んでおり、更に日米英経済同盟も視野に置いている。英国、米国ともに真正保守政権であり、日本の安倍政権はお世辞も保守とは言えないが、米国、英国に引きずられるようにして、保守政治へと移行するかも知れません。
まずは、空自のF2後継機の共同開発に合意して力強い第一歩を踏み出すことを願わざる得ません。