2021年10月30日土曜日

ロシアと支那の接近が危険な程に密度を増している!日本の対応は?選挙では安全保障は蚊帳の外!

先日(10月18日)、ロシアと支那の海軍艦隊が!〜、
戦略的に重要な津軽海峡と大隅海峡を初めて合同で通過し、
     日本列島をほぼ半周した!・・・
その後、ロシア艦艇は対馬海峡を通ってウラジオストクへと進路をとった。両国海軍のこの異常な動きをどう理解すべきなのだろうか。


ロシア艦艇の対馬海峡通しウラジオストクへと進路をとったのは!〜、
支那との海軍合同演習「海上連携2021(合計10隻)」の
        修了後に行われたものである!・・・

演習の第1段階では、ロシア太平洋艦隊の掃海艇が!〜、
   ロシア支那の艦艇を日本海の訓練海域まで掃海先導した!・・・

第2段階では、艦艇群が展開され!〜、
          それらが戦術合同訓練を行った!・・・
その後、参加艦艇は掃海訓練、仮想敵の潜水艦を探知・ブロックする訓練、射撃訓練などを実施した。

► ロシア海軍の参加艦艇:

 大型対潜艦『アドミラル・パンテレーエフ』!・・・
 コルベット(近海護衛艦・小型対潜艦)2隻!・・・
✦ 基地掃海艇2隻!・・・
 877型潜水艦!・・・
 ロケット艇!・・・
 救助用タグボート!・・・

► 支那海軍の参加艇:

 052型駆逐艦2隻!・・・
 コルベット2隻!・・・
 ディーゼル潜水艦1隻!・・・
 補給艦、救助艇!・・・

 艦艇のほか
ロシア太平洋艦隊海軍航空隊と人民解放軍海軍航空機およびヘリコプター12機が演習に参加した。その後、10月17日から23日にかけて、水上艦艇群(ロケット艇とタグボートは除く)に大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」とミサイル追跡艦「マーシャル・クリロフ」が加わり、ヘリコプター6機とあわせて、西太平洋で1,700海里以上にわたる共同パトロールを実施した。

まさにこの段階で、ロシア太平洋艦隊の艦船が!〜、
ウラジオストクの基地から太平洋に至る最短ルートである
        戦略的海峡を通過したのである!・・・

岸信夫防衛大臣は火曜日の記者会見で!〜、
このように大規模かつ長期間にわたる行動は初めてだと語った!・・・

日本の茂木敏充外務大臣は
支露艦艇による同時航行について、日本政府は外交ルートを通じて
   モスクワと北京に懸念を表明したと述べた!・・・

発表されたパトロールの任務は、ロシアと支那の国旗掲揚、アジア太平洋地域の平和と安定の維持、両国の経済活動の対象や輸送回廊の警護である。

しかし、日本近海の外にも目を向けるべきだ。例えば、支露の合同演習『ザーパド・連携2021』が初めて支那国内で実施され、…また、合同演習『平和ミッション2021』では、人民解放軍の陸軍部隊がオレンブルク地方(南ウラル)の訓練実施地域に初めて鉄道で移動した。

一昨年には、ロシアと支那が日本海上空で!〜、
     初めて共同で戦略パトロールを実施した!・・・
ミサイル防衛の共同演習はすでに珍しいものではなくなっており、2018年にはプーチン大統領が、ロシアは支那の早期警戒システム開発を支援していると発言した。
これらはすべて、支那/ロシア両国が軍事分野で関係を深めている大きな流れの一コマである。

しかし、西側諸国がインド太平洋で行っていることに比べれば、かなり控えめな印象を受ける。ロシア大統領府のウェブサイトに掲載されたCNBCのインタビューの中で、プーチン大統領は次のように述べている!〜、

✦ ❮❮ あなたの言った米英豪のブロック9『AUKUS米英豪の軍事同盟)』を含め、何らかのブロックを作ることは、当然、地域の安定性を損ないます。なぜなら、お互いに仲良くすることは良いことですが、誰かに対抗するために仲良くすることは悪いことだと思うからです。これは、私たちが常々言及し、気にかけている安定性を損なうものです❯❯、・・・

一方、イギリスの空母『クイーン・エリザベス』とその随伴艦は!〜、
10月初旬にシンガポール軍と、戦闘機F-35BとF-16による
        模擬戦闘行動を含む演習を実施した!・・・

米国は、最新の遠征海上基地『ミゲル・キース』を日本の沖縄沖に配備!〜、
アジア太平洋地域におけるアメリカの軍事力を大幅に強化した!・・・

日米豪印戦略対話(QUAD)のメンバーである
      米国、日本、オーストラリア、インドは!〜、
毎年実施している合同訓練マラバールの第2フェーズを10月11日~14日に実施した。第1フェーズは8月に実施した。

インド洋のベンガル湾で行われた訓練には、日本のヘリコプター搭載護衛艦『かが』と護衛艦「むらさめ」、インドのミサイル駆逐艦「ランヴィジャイ」とフリゲート『サツプラ』、オーストラリアのフリゲート『バララット』と補給艦『シリウス』、そして米海軍の空母『カール・ビンソン』を中心とする空母打撃群が参加した。

米国は、最新の遠征海上基地『ミゲル・キース』を日本の沖縄沖に配備し、アジア太平洋地域における米国の軍事力を大幅に強化した。そうでなくても、日本には世界最大の4万7000人の米軍兵士が駐留している。

どうやら、これらの行動に対応する必要性が!〜、
      ロシアでも支那でも明確になったようである!・・・
しかし、この場合、ロシア/支那艦艇による日本沖でのデモンストレーション・パトロールは、AUKUSとQUADの枠内でこうした活動を提唱した張本人、すなわち米国に向けられたものということになる。日本は渦中にありながら、明らかに傍観者の役回りの情けない立場にある。

支那のメデイアはこの共同パトロールを!〜、
『支那/ロシア』の軍事協力の
    大きな変化の始まりと見なしている!・・・
複数の専門家が、次のステップはインド太平洋海域での定期的なパトロールの実施であり、最終目的は同海域で空と海の共同覇権を確立することだと考えている。
勿論も、これは大胆な予測ではあるが、この地域の軍事的緊張が高まることは目に見えている。

結局はバイデン大統領がロシアのプーチン大統領をナチス並の殺戮者!と公言したのが仇になり、プーチンが激怒してこれ見よがしに支那共産党に接近し、合同軍事演習やパトロールを日本海海域で繰り広げているのは確かです。
折角トランプ前大統領がしいてた支那包囲網が崩れて仕舞いました。
トランプ憎しで大局的な視野がなく感情で外交政策をバイデン大統領が推し進めた結果です。

日本は外務大臣が、相変わらず懸念砲しか撃てず、さらに選挙中も国の安全保障は蚊帳の外では、どうにもなりません。
これも、日本の有権者の意識の低さからくるもので、どうにもなりません。
暗澹たる思いに駆られて仕舞います。


参考文献:
■【ロシア軍と中国軍の艦艇は日本の沖合で何をしていたのか?】:

https://jp.sputniknews.com/20211027/9388127.html