2022年2月19日土曜日

イーロン・マスクが率いる脳内チップ・人工神経企業『ニューラルリンク社』臨床試験でサル虐待が発覚! 

 テスラ創業者で大富豪のイーロン・マスク氏が率いる脳内チップ・人工神経企業のニューラルリンク社が!〜、
 麻痺を抱えた人々が再び身体を動かせるようになる
      技術の開発を進めている!・・・


同社はサルでの動物実験が成功した!、として人間での臨床試験に進みたい意向だが、実験に使われたサル23匹のうち15匹が死亡していたことが発覚した。



✺ サル虐待で倫理問題に:

 ニューラルリンク社の当面の目標は!〜、
身体を介さずに脳から直接コンピュータを操作する事である!・・・

 脳に埋め込んだチップを使ってコンピュータとワイヤレスで接続する〚ブレイン・コンピュータ・インターフェース〛と呼ばれる仕組みを開発している。
昨年4月には、サルの脳の両側に電極を埋め込み、卓球を模した70年代のビデオゲーム『ポン』を思考だけでプレーさせる動画を公開している。


       ◼︎【Monkey MindPong】:


だが、ここまでには相応の犠牲があった。

ニューヨーク・ポスト紙(2月10日)は!〜、
  ニューラルリンク社が動物虐待を行っているとして、
  愛護団体による法的な異議申し立て手続きが行われていると報じた!・・・

米NPOの『責任ある医療のための医師会』が米農務省に提出した訴えによると、
同社は2017年から2020年に行われた動物実験のなかで、複数のサルの頭に電極を埋め込んだ。
実験後、手の指やつま先などの一部が欠損した個体が発見されており、ストレスあるいはトラウマによる自傷行為の可能性がある。
ほか、脳に電極を埋め込むため頭蓋骨に穴を開けたサルが皮膚に感染症を生じ、最終的に安楽死させられたケースがあった。
実験には計23匹のサルが用いられ、うち少なくとも15匹が死亡または安楽死させられている。

 臨床試験のステージへ:

動物実験ではおよそ3分の2のサルが死亡した計算になるが!〜、
マスク氏はこの技術をヒトでの臨床試験の段階へと進めたい意向!・・・

 英ガーディアン紙(1月20日)によると、同社はすでに臨床試験の責任者を募集している。マスク氏はウォール・ストリート・ジャーナル紙が主催したCEO協議会のイベントにおいて、ニューラルリンクはサルでは非常にうまく機能しています!〛と述べ、… リスクの少ない装置だとの認識を強調している。
我々は非常に多くのテストを実施し、ニューラルリンクが非常に安全かつ高い信頼性を誇り、装置の取り外しも安全に行えることを確認しています!〛との説明だ。

 しかし、世間の反応は必ずしも好意的ではない。
 USAトゥデイ紙(1月23日)によると、ヒトでの臨床試験のニュースを受けてツイッター上では、ダークSFドラマの『ブラック・ミラー』がトレンド入りした。
同作のシーズン1最終話『人生の軌跡のすべて』では、脳にチップを埋め込んだ人間たち同士で全記憶の再体験と共有が可能となるが、その先にはプライバシーにまつ わる悲劇が待ち受けていた。
 同紙によるとドラマの世界を引き合いに出さずとも、「この技術に潜むダークな特性」に懸念を示す人々は少なくない。

✺ 麻痺を克服できる日は?:

ガーディアン紙によるとマスク氏は!〜、
◼︎ ❮❮ ニューラルリンクによって「麻痺のある人が心に思い浮かべるだけで、
  親指で入力する人よりも速くスマートフォンを使えるようになる!❯❯、・・・
       
◼︎ ❮❮ 現在はサルが画面上でビデオゲームを操作するに留まるが、将来的には
  『ニューラルリンク』を使って、脊髄を損傷した人が全身の機能を
        回復できる可能性もあると考えている!❯❯、・・・
          未来図を描いている。

 マスク氏は2019年の段階で!〜
人間の臨床試験をまもなく開始すると宣言していた!・・・
然し、計画には遅れが出ているようである。
USAトゥデイ紙は、『しかしながら『ニューラルリンク』によるマスクのビジョンの実現は、いまだ遠い未来の話かもしれない」』と述べている。
倫理問題や人体への安全性の懸念など課題は尽きないが、いつか麻痺に悩む人々の希望となる日は来るのだろうか?。

人間の脳内にチップを埋め込んで!〜、
〚事故などで失われた機能を取り戻す、またはボケで記憶力を増強させ充実した老後の生活を満喫する〛、・・・

此の科学的な夢想は可成り前から高名な科学者、映画などで発表されており、何もイーロン・マスクの専売特許ではありません!。
自閉症の息子を持つブログ管理人は、今から27年前に、息子の脳内にチップを埋め込んで、息子との楽しい交流ができればなぁ!と夢想した事がありました。
発想だけで、イーロン・マスクのように資金力、人的資源もない、ブログ管理人は夢の中でしか実現しないものでした。

実験で使われたサルの2/3が死亡するなどの悲しい結果であり、動物愛護団体が『ニューラルリンク』を非難して、人間へへの臨床試験を阻止しているのが倫理的にも当然です
 然し、これがいつの日か?安全かつ問題なくチップ埋め込み技術が完成すれば、疾患を、肉体的な問題を抱えている人々にとっては、まさに神からの贈り物と言えるでしょう!。



参考文献:
■【マスク氏の脳チップ企業、「サル虐待」で告発「23匹のうち15匹死亡」】: